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“空いた時間”活用 新サービス

2015-11-20 07:30:00 | 報道/ニュース

11月7日 おはよう日本

ロサンゼルス郊外に暮らす弁護士のミンイー・リンさんと婚約者のジェイソン・ダグラスさん。
毎日忙しく働くふたりにとって家でゆっくり過ごす週末は貴重な時間である。
その時間を大切にしたい
買い物に出かける時間を節約しようと
ふたりは最近
代わりに買い物に行ってもらえるというシェアリング・エコノミーのサービスを使っている。
この日はビールを買ってくるようお願いした。
このサービスに登録し買い物をしてくれるのは
主婦や学生など比較的自由な時間がある人たち。
リンさんたちが商品を注文すると
今近くにいて買い物に行く時間がある人たちが5人表示された。
待つこと45分。
近所のスーパーなどで商品を買ってきてくれるので
インターネットで購入するよりも早く届くのが魅力である。
全く知らない人とのやり取りだが
相手の個人情報が登録されているほか
毎回の評判が星の数で表示されていて見ることができるようになっている。
(今回の評価)
とても感じのいい人だ
5つ星
料金は買い物にかかった実費とその9%に当たるサービス料
それに距離に応じた千円前後の配達料である。
それでも駐車場代が高いアメリカでは割安だと言う。
(ダグラスさん)
「駐車場代を払わなくていいしこっちの方が安いこともあるんだ。」
(リンさん)
「これまで使ってみようと思ったことがなかったけれど
 すごく便利だわ。」
こうしたシェアリング・エコノミーのサービスはスマートフォンの拡大とともに急速に拡大し
利用したことがある人は全米で延べ8,000万人にのぼるともいわれている。
「洗濯のサービスを使っているし
 買い物もほとんどそうしているよ。」
「無駄なものや空き時間はたくさんあるから
 そういうものをシェアするのが一番さ。」
さらにユニークなサービスも登場している。
ビジネス街を疾走するカイズラー・ヌーネズさん。
9か月前からあるサービスに登録して働いている。
ヌーネズさんは近くに停まった車に突然乗り込み走り出した。
代わりに駐車場を探し車を止めてくれるサービスである。
持ち主は好きな場所で車を渡し
登録者が空いている駐車場に駐車する。
帰るときにはスマートフォンで連絡すれば指定した場所まで運転してきてもらえる仕組みである。
駐車場問題が社会問題にもなっているサンフランシスコでいま大人気となっている。
今回サービスを依頼した男性は
これまでは渋滞のなか駐車場を探して出勤するまでに40分もかかっていたが
今では車を乗り捨てて職場に直行。
大幅に出勤時間が短縮したと言う。
(利用者の男性)
「駐車場を探さなくていいし
 特別なことは何もしなくていいからずいぶん楽だよ。」
一方 これまで定職に就かず安定した収入がなかったヌーネズさんは
いまでは空き時間の多くをこの仕事に充てることで
多い時には月に30万円以上の収入を得られるようになった。
(ヌーネズさん)
「最初は吸う時間だけだったけれど
 今は週40時間は働いているよ。
 家族との時間や趣味の時間も持てるんだ。」
このサービスを提供する会社への登録者は1,000人超。
設立からわずか2年でニューヨークやシカゴなど全米8都市へ進出。
さらなる業務拡大を目指している。
(駐車代行サービス企業 グーティス・リーCEO)
「登録するメンバーが多ければもっと充実したサービスを提供できます。
 そうすることで他社との差別化を図っていくつもりです。」



 

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