まるごと博物館~宝探し探検隊のページ~

長野県下諏訪町で活動する「宝探し探検隊」のブログ。町の中にあるお宝を探しに行く活動です。

モデルツアー『御柱の森にふれる』が開かれました

2008年12月02日 | おしらせ
 関東と関西の大学でエコツーリズムや観光を学ぶ学生と関係者10名が、御柱祭の起源を辿るモデルツアーを、11月29・30日(土・日)の一泊二日の行程で体験しました。このツアーは、「下諏訪町まるごと博物館事業」の一環として町が主催し、宝さがし探検隊に観光協会、商工会議所の協力のもと実施されました。
 一日目は諏訪大社下社を歩いて巡り、秋宮・春宮を参拝したり御柱祭のビデオ観賞で大社や祭りの歴史に理解を深めました。また春宮境内にて町木遣保存会の夜練習に参加し、氏子の心を一つにすることや柱を動かす原動力になることなどそれぞれの役割を学び、実際に発声しました。
 二日目はまず、諏訪市大曲から歩いて同国有林内の「御柱の森」を見学し、平成22年の御柱用材に見立てられたモミの木を拝見しました。また同町東山田を拠点に昔ながらの農閑期作業を伝える「夢加志会」の方の指導で、お正月用のしめ縄作りを体験しました。
 ガイドさんの説明に熱心に耳を傾けメモをとる姿や、しめ縄を作成する際の笑顔がとても印象的でした。ツアーを通じて学生たちには、諏訪大社と御柱祭、下諏訪温泉とのつながりを感じてもらえたのではないかと思っています。
 もちろん学生生活の中での勉学や各種活動は重要ですが、下諏訪町には、今回のツアーでは紹介しきれなかった魅力溢れる素材がまだまだあります。ぜひ二度、三度とお越しいただき、いつの日にか再会できる時を心待ちにしています。