今日は、昨日に引き続き、ビンーンズバッグのご紹介です。
昨日、ビンーンズバッグの私の(主な)用途は「三脚ではカメラ位置が高過ぎる場合に使いたい、超ローアングル用」と記述しました。
ということで、三脚を使った場合と、ビーンズバッグを使った場合で、カメラの高さがどの程度違うのか、写真でご覧頂きましょう。
私のメインの三脚に、ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO 付きの E-300 を取り付け、箱の上の黄色いピンの上端手前に、このレンズの最短撮影距離でピントを合わせようとすれば、こんなにハイアングルになってしまい、小さな花を横から撮るなんてことは、とてもできないことが、お解かり頂けると思います。
これでも、私は花マクロが中心のため、私の三脚はそれほど大型ではなく、
開脚度が比較的大きいものを選んだこともあって、最低地上高は比較的低い方です。
撮影角度を少しでも小さくしようと、三脚を少し後退させると、角度はあまり変わらないのに、撮影距離はこんなに大きくなって、撮影倍率は急激に小さくなってしまいます。
これは、私のもう1台の三脚で、最低地上高が低いことを特長とする、特殊三脚です。
この三脚を使うと、カメラ位置を、普通の三脚よりもかなり低くできますが、まだまだ、超ローアングルというには程遠い高さです。
この三脚を上から見たところです。
この三脚では、三脚の基台から放射状に突出した軸を中心に、脚を回転させて高さ調整しますが、高さ調整のためには、軸の先に付いているねじを大きく緩めて脚を回転させ(不用意に回転しないように、歯車を噛み合わせるような構造になっているので、大きく緩めないと、回転できません)、またねじを締め込むことを3箇所で行う必要があり、普通の三脚に較べて、非常に手間が掛かる煩わしいものです。
この煩わしさのため、せっかく買ったのに、出番はほとんどありません。
私は、レンズを前後逆向きに付ける「逆付け」を多用しますが、「逆付け」では、レンズのピントリングでピントを合わせることはできず、カメラを前後させる必要があります。
三脚を 1mm 未満というごくわずかな量ずつ、正確に移動することは難しいので、写真のようなスライドレールを使いますが、これを取り付けると、その分、カメラ高さが高くなってしまいます。
まさに、痛し痒しですね。
写真のレンズは SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO DG HSM で、このレンズには、三脚リングが付属しています。
この三脚リングをうまく利用すると、三脚でも、カメラ位置をこんなに低くすることができます。
上の写真の場面を、カメラの後ろから見ると、こんなになっています。
先ず、(自由)雲台のヘッドを横倒しにします。
そうすると、カメラは縦位置になりますので、三脚リングを利用して横位置に戻します。
これで、カメラ位置をこんなに低くできますし、ヘッドの倒し方で、もう少しは低くできそうですが、いかにも不安定な感じは否めません。
同じことを、普通の三脚でやると、こんな感じです。
特殊三脚の場合より、かなり高くなりますが、まあ許せる範囲かなぁ~
同じく、カメラの背面側から見たところです。
さて、ビーンズバッグを使うと・・・この通り、カメラ位置を非常に低くできます。
この写真のものは、ビーンズバッグを、前後にやや縮めていますが、完全に伸ばすと、もっと低くできますし、詰め物の量を少なくすれば、さらに低くできます。
また、カメラを前後や左右に傾けることも自由ですし、前後(もちろん左右も)微動も容易です。
長いレンズを取り付け、カメラボディーだけでなくレンズ鏡胴もビーンズバッグで支えている例です。
この写真の場合も、被写体のピンの高さに合わせるために、ビーンズバッグをストラップで縛って、カメラ高さを調整しています。
最後に、2種類の三脚とビーンズバッグ、都合3種類のカメラ支持用具の、高さ比較です。
ビーンズバッグ使用により、いかにカメラ位置を低くできるか、一目瞭然ですね!
なお、写真はありませんが、次のような使い方もできます。
*三脚の雲台の上にビーンズバッグを載せる。
*ある程度開いた三脚の脚の上に、ビーンズバッグを載せる。
*三脚の脚を閉じて横倒しにし、その上にビーンズバッグを載せる。
これらの方法で、カメラ高さをかなり自由に調整できますし、カメラを三脚に直結する場合よりも、カメラの前後左右の位置や傾きの調整の自由度が、かなり増します。
昨日、ビンーンズバッグの私の(主な)用途は「三脚ではカメラ位置が高過ぎる場合に使いたい、超ローアングル用」と記述しました。
ということで、三脚を使った場合と、ビーンズバッグを使った場合で、カメラの高さがどの程度違うのか、写真でご覧頂きましょう。
私のメインの三脚に、ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO 付きの E-300 を取り付け、箱の上の黄色いピンの上端手前に、このレンズの最短撮影距離でピントを合わせようとすれば、こんなにハイアングルになってしまい、小さな花を横から撮るなんてことは、とてもできないことが、お解かり頂けると思います。
これでも、私は花マクロが中心のため、私の三脚はそれほど大型ではなく、
開脚度が比較的大きいものを選んだこともあって、最低地上高は比較的低い方です。
撮影角度を少しでも小さくしようと、三脚を少し後退させると、角度はあまり変わらないのに、撮影距離はこんなに大きくなって、撮影倍率は急激に小さくなってしまいます。
これは、私のもう1台の三脚で、最低地上高が低いことを特長とする、特殊三脚です。
この三脚を使うと、カメラ位置を、普通の三脚よりもかなり低くできますが、まだまだ、超ローアングルというには程遠い高さです。
この三脚を上から見たところです。
この三脚では、三脚の基台から放射状に突出した軸を中心に、脚を回転させて高さ調整しますが、高さ調整のためには、軸の先に付いているねじを大きく緩めて脚を回転させ(不用意に回転しないように、歯車を噛み合わせるような構造になっているので、大きく緩めないと、回転できません)、またねじを締め込むことを3箇所で行う必要があり、普通の三脚に較べて、非常に手間が掛かる煩わしいものです。
この煩わしさのため、せっかく買ったのに、出番はほとんどありません。
私は、レンズを前後逆向きに付ける「逆付け」を多用しますが、「逆付け」では、レンズのピントリングでピントを合わせることはできず、カメラを前後させる必要があります。
三脚を 1mm 未満というごくわずかな量ずつ、正確に移動することは難しいので、写真のようなスライドレールを使いますが、これを取り付けると、その分、カメラ高さが高くなってしまいます。
まさに、痛し痒しですね。
写真のレンズは SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO DG HSM で、このレンズには、三脚リングが付属しています。
この三脚リングをうまく利用すると、三脚でも、カメラ位置をこんなに低くすることができます。
上の写真の場面を、カメラの後ろから見ると、こんなになっています。
先ず、(自由)雲台のヘッドを横倒しにします。
そうすると、カメラは縦位置になりますので、三脚リングを利用して横位置に戻します。
これで、カメラ位置をこんなに低くできますし、ヘッドの倒し方で、もう少しは低くできそうですが、いかにも不安定な感じは否めません。
同じことを、普通の三脚でやると、こんな感じです。
特殊三脚の場合より、かなり高くなりますが、まあ許せる範囲かなぁ~
同じく、カメラの背面側から見たところです。
さて、ビーンズバッグを使うと・・・この通り、カメラ位置を非常に低くできます。
この写真のものは、ビーンズバッグを、前後にやや縮めていますが、完全に伸ばすと、もっと低くできますし、詰め物の量を少なくすれば、さらに低くできます。
また、カメラを前後や左右に傾けることも自由ですし、前後(もちろん左右も)微動も容易です。
長いレンズを取り付け、カメラボディーだけでなくレンズ鏡胴もビーンズバッグで支えている例です。
この写真の場合も、被写体のピンの高さに合わせるために、ビーンズバッグをストラップで縛って、カメラ高さを調整しています。
最後に、2種類の三脚とビーンズバッグ、都合3種類のカメラ支持用具の、高さ比較です。
ビーンズバッグ使用により、いかにカメラ位置を低くできるか、一目瞭然ですね!
なお、写真はありませんが、次のような使い方もできます。
*三脚の雲台の上にビーンズバッグを載せる。
*ある程度開いた三脚の脚の上に、ビーンズバッグを載せる。
*三脚の脚を閉じて横倒しにし、その上にビーンズバッグを載せる。
これらの方法で、カメラ高さをかなり自由に調整できますし、カメラを三脚に直結する場合よりも、カメラの前後左右の位置や傾きの調整の自由度が、かなり増します。
用途がよく分かりました。
使いやすそうですが、やはりアングルファインダーか、E330が必要ですね。
この間、メカロクさんに教えていただいた中間リングとリバースアダプターを買い求めました。
中間リングはEF135mmと組み合わせて、比較的良く使っており、重宝しています。
どうも有り難うございました。
リバースアダプターはまだ使ったことがありませんが、また挑戦しますね。
コメント、ありがとうございます。
>メカロクさん、ビーンズバックをご紹介下さり、有難うございます。
用途がよく分かりました。
ご紹介すると言いながら、たいへん遅くなってしまいました。
申し訳ありません。
>使いやすそうですが、やはりアングルファインダーか、E330が必要ですね。
私の場合、主な目的が超ローアングルで、ここまで低く構えると、腹這いになっても、顎が邪魔をしてファインダーを覗けないので、おっしゃるように、アングルファインダーは手放せません。
しかし、引用したページに記述してあったり、上の記事の最後にちょっと補足しているように、超ローアングル以外にも、橋の欄干や車のボンネットなどの上でカメラを安定させることもできますし、三脚と組み合わせて、カメラの位置や角度を自由に操ることもできますよ。
>この間、メカロクさんに教えていただいた中間リングとリバースアダプターを買い求めました。
おめでとうございます。
せっかくですから、有効に使ってやってくださいね。
ありがとうございました。
センターポールが外せるタイプだと、
上下を逆にして取り付ける…と言う荒業もありますね。
これだと、自由雲台を使えば、比較的自由に稼動します。
…ケーブルレリーズ、アングルファインダーが必須となり、画像も逆さまになりますが…
…とは言え、機動性を考えるとやはりビーンズバッグは便利ですよね。
私はCAPAのを買ってしまいましたが、
防水の所は汚れにくいので気に入ってます。
…もっとも、最近は手ブレ補正に頼った撮り方をするようになり、
どんどん横着になっていますが…(汗)
コメント、ありがとうございます。
>三脚でローアングルを狙うには、
センターポールが外せるタイプだと、
上下を逆にして取り付ける…と言う荒業もありますね。
おっしゃる通りですね。
でも、いかにも使いにくそうな感じがしますし、ケーブルレリーズも持っていない(E-300 の場合、縦位置グリップを買わないと使えません。リモコンを使う手もあるでしょうが・・・)こともあり、トライしたこともなく、この記事を書く際には、まったく頭にありませんでした。
ちょっとまずかったですね。
>私はCAPAのを買ってしまいましたが、
防水の所は汚れにくいので気に入ってます。
あの引用サイトのものを、お使いでしたか。
確かにしっかりした作りのようですし、防水の点も、詰め物(プラスチックペレット)も、「いいなぁ~!」と感じていますが、私にとっては、最低地上高もお値段も、ちょっと高過ぎる気がしました。
>…もっとも、最近は手ブレ補正に頼った撮り方をするようになり、
どんどん横着になっていますが…(汗)
私は、手ぶれ補正のある FZ-1/2 で手持ちマクロを覚えてからは、手ぶれ補正のない E-300 にしてからも、手持ちの癖が抜けないどころか、さらに、だんだん横着になって来ています。
今のところ、珍しさもあって、ビーンズバッグの出番は多いのですが、さて、いつまで続きますやら・・・