前回、「疑問点やカスタマイズの要望などを、予約を受け付けて頂いた中川さんに、次々にぶつけることになりました。」と書きましたが、その中から、いくつかをご紹介します。
1.専用の 1.4 倍テレコンを、レデューサーに交換したい。
*レデューサー:テレコンとは逆に、焦点距離を短くするとともに、開放 F 値を
小さく(つまり明るく)するパーツ。
・対物レンズの諸収差を補正する役目も兼ねていて、「補正レンズ」とも
「フラットナー」とも、呼ぶらしい。
*レデューサーは開発中の新型を勧められた。
*前回も述べた通り、専用テレコンの着脱は、ねじ接続のため面倒!
*伊達淳一氏のレポートによると、OLYMPUS の EC-14 との組み合わせは
悪くはなさそう!
*ということで、専用テレコンを使う機会は殆どなさそう!
*であれば、逆に焦点距離を短くできる方が、便利かも!?
・勿論、着脱の面倒さはテレコンと変わらないが、テレコンよりも使用頻度は低い
と考えられるし、仕方ないか!?
2.上記1.を取り止め、専用テレコンも外す。
*クローズアップレンズがレデューサーの代用になることを知ったので、少しでも安く
上げるため、当面はクローズアップレンズで試行錯誤する。
・クローズアップレンズには収差補正機能はないはずなので、画質の多少の差は
仕方ないが、試作・実写の結果、私の目にも明らかな差があるようなら、新型
レデューサーの追加購入も検討する。
3.鏡筒を短いものに交換する(205mm → 150mm)とともに、50mm 鏡筒を追加する。
*(代用)レデューサー使用時に、無限遠にピントが合わなくなる恐れがあるので、
鏡筒を短くできるようにしておく。
4.カメラマウント(現在は別売だが、当時は「望遠レンズセット」に含まれていた)を、
フォーサーズ用から OLYMPUS-OM 用に変更する。
*完全 MF が「私には無理!」と判った場合に、フォーカスエイドが働く「電子マウント
アダプター」が使えるようにしておく。
*必要に応じて、手持ちの OM 用中間リング(7mm/14mm)が使える。
5.フィルター BOXn を追加する。
*フィルター BOXn:光路上に、フィルターを簡単に挿入できるようにするパーツ。
*フィルターの代わりに、穴開き円盤を仕込むと、「簡易絞りになるのではないか?」
との目論見。
6.主な質問
a.HP やカタログでは、光路長が判らないパーツがある。教えて欲しい。
b.無限遠合焦の条件は、「縮長時の光路長合計が焦点距離以下で、かつ、伸張時の
光路長合計が焦点距離以上」で良いか?
c.フロントヘリコイド仕様では、ヘリコイドの内筒でケラレて、実効 F 値が大きくなる
(暗くなる)のではないか?
d.レンズの口径 77mm を底辺、焦点距離 510mm を高さ とする二等辺三角形を描き、
その上に、ケラレの原因になりそうなパーツの位置と内径を描き、比例計算を行って、
(無限遠撮影での)ケラレの有無やその程度を判断して良いか?
・画面周辺部では、中央部よりもケラレの影響が大きくなるはず。
三角形の底辺(レンズ口径)と高さ(焦点距離)は同じで、頂点を撮像素子の
対角線長の半分だけ中心線からずれた位置に移動して作図(二等辺三角形では
なくなる)して判断すれば良い?
e.近距離撮影では、「無限遠よりもケラレの程度が大きくなり、実効 F 値は、レンズ
繰り出しに伴って大きくなるとともに、ケラレ程度の増大によっても、さらに
大きくなる。」という認識で良いか?
f.最短撮影距離の短縮検討のため、撮影距離が、例えば 30m/10m/5m/3m の
場合の、レンズ繰り出し量の概略値が知りたい。
g.各鏡筒の接続ねじの種類(サイズ/ピッチ)が良く判らないので、教えて!
h.フィルター BOXn を使う「簡易絞り案」について、原理的および強度的に問題ないか?
i.(代替)レデューサー併用時の合成焦点距離と結像距離は、レデューサーの焦点距離
と設置位置により変動するはずだが、その目安は?
と、まぁ~、たくさんの要望や質問を、次から次に行ったので、それでなくても超多忙の中川さんにとっては、大変にご迷惑だったことと思います。
申し訳ありません。
なお、未だ正式に依頼された訳ではなく、諸条件も不詳ですが、デジボーグのモニターになるよう打診され、少々荷が重い気もしますが、異存ない旨、回答しています。
1.専用の 1.4 倍テレコンを、レデューサーに交換したい。
*レデューサー:テレコンとは逆に、焦点距離を短くするとともに、開放 F 値を
小さく(つまり明るく)するパーツ。
・対物レンズの諸収差を補正する役目も兼ねていて、「補正レンズ」とも
「フラットナー」とも、呼ぶらしい。
*レデューサーは開発中の新型を勧められた。
*前回も述べた通り、専用テレコンの着脱は、ねじ接続のため面倒!
*伊達淳一氏のレポートによると、OLYMPUS の EC-14 との組み合わせは
悪くはなさそう!
*ということで、専用テレコンを使う機会は殆どなさそう!
*であれば、逆に焦点距離を短くできる方が、便利かも!?
・勿論、着脱の面倒さはテレコンと変わらないが、テレコンよりも使用頻度は低い
と考えられるし、仕方ないか!?
2.上記1.を取り止め、専用テレコンも外す。
*クローズアップレンズがレデューサーの代用になることを知ったので、少しでも安く
上げるため、当面はクローズアップレンズで試行錯誤する。
・クローズアップレンズには収差補正機能はないはずなので、画質の多少の差は
仕方ないが、試作・実写の結果、私の目にも明らかな差があるようなら、新型
レデューサーの追加購入も検討する。
3.鏡筒を短いものに交換する(205mm → 150mm)とともに、50mm 鏡筒を追加する。
*(代用)レデューサー使用時に、無限遠にピントが合わなくなる恐れがあるので、
鏡筒を短くできるようにしておく。
4.カメラマウント(現在は別売だが、当時は「望遠レンズセット」に含まれていた)を、
フォーサーズ用から OLYMPUS-OM 用に変更する。
*完全 MF が「私には無理!」と判った場合に、フォーカスエイドが働く「電子マウント
アダプター」が使えるようにしておく。
*必要に応じて、手持ちの OM 用中間リング(7mm/14mm)が使える。
5.フィルター BOXn を追加する。
*フィルター BOXn:光路上に、フィルターを簡単に挿入できるようにするパーツ。
*フィルターの代わりに、穴開き円盤を仕込むと、「簡易絞りになるのではないか?」
との目論見。
6.主な質問
a.HP やカタログでは、光路長が判らないパーツがある。教えて欲しい。
b.無限遠合焦の条件は、「縮長時の光路長合計が焦点距離以下で、かつ、伸張時の
光路長合計が焦点距離以上」で良いか?
c.フロントヘリコイド仕様では、ヘリコイドの内筒でケラレて、実効 F 値が大きくなる
(暗くなる)のではないか?
d.レンズの口径 77mm を底辺、焦点距離 510mm を高さ とする二等辺三角形を描き、
その上に、ケラレの原因になりそうなパーツの位置と内径を描き、比例計算を行って、
(無限遠撮影での)ケラレの有無やその程度を判断して良いか?
・画面周辺部では、中央部よりもケラレの影響が大きくなるはず。
三角形の底辺(レンズ口径)と高さ(焦点距離)は同じで、頂点を撮像素子の
対角線長の半分だけ中心線からずれた位置に移動して作図(二等辺三角形では
なくなる)して判断すれば良い?
e.近距離撮影では、「無限遠よりもケラレの程度が大きくなり、実効 F 値は、レンズ
繰り出しに伴って大きくなるとともに、ケラレ程度の増大によっても、さらに
大きくなる。」という認識で良いか?
f.最短撮影距離の短縮検討のため、撮影距離が、例えば 30m/10m/5m/3m の
場合の、レンズ繰り出し量の概略値が知りたい。
g.各鏡筒の接続ねじの種類(サイズ/ピッチ)が良く判らないので、教えて!
h.フィルター BOXn を使う「簡易絞り案」について、原理的および強度的に問題ないか?
i.(代替)レデューサー併用時の合成焦点距離と結像距離は、レデューサーの焦点距離
と設置位置により変動するはずだが、その目安は?
と、まぁ~、たくさんの要望や質問を、次から次に行ったので、それでなくても超多忙の中川さんにとっては、大変にご迷惑だったことと思います。
申し訳ありません。
なお、未だ正式に依頼された訳ではなく、諸条件も不詳ですが、デジボーグのモニターになるよう打診され、少々荷が重い気もしますが、異存ない旨、回答しています。