メカロクの写真日記 2

草花のマクロ写真など いわゆる ネイチャーフォトを 中心に据えた 写真日記です

080419 篠原・石砂山-1(花点草)

2008年04月23日 | 花超マクロ
「080410 茅ヶ崎里山公園で雨中撮影」シリーズの次は、順番から行けば、「080417 大船植物園」シリーズとなるのですが、もう1本が「08011 箱根湿生花園」シリーズで、植物園ものが重なるので、順番をずらせて、「080419 篠原・石砂山」シリーズをお届けします。

先日お届けした「080403 石砂山」シリーズのときに、
 昨年は咲いていた花、例えば、カテンソウ(花点草)、キケマン(黄華鬘)、アマナ(甘菜)、
 カキドオシ(垣通し)、イカリソウ(碇草)などは、全く、あるいはほとんど咲いてなかったし、
 昨年はたくさん撮ったアケビ(木通)の新芽や花もあまり見掛けませんでした。
 つまり、花関係については、明らかに昨年より不作でした。
と書いています。

そこで、2週間後を目途に、これらの花を目的に「再度訪れたいな!」と思っていたのですが、私の休日である木曜日も金曜日も雨。
19日(土)も雨の予報でしたが「、次の週では遅過ぎる!」と思って、決行することにしました。

当日は朝4時半に出発。
出発時には小雨が降っていましたが、6時前に篠原に到着したときには、幸か不幸か、雨は上がっていました。

なお、前回は岐阜蝶が主目的だったので、シリーズ名を「石砂山」としましたが、今回は花が主目的で、麓の篠原で撮った写真の方が多いくらいですので、「篠原・石砂山」としました。

・・・で、初日は、その篠原で撮った「花点草」の特集です。

1.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM <F8.0>
1枚目と2枚目は、花点草のポイントに朝一番で行って撮ったものです。
前回は、花がほとんど咲いていなかったこともあり、「今回こそ!」と意気込んで行ったのですが・・・あれから半月も経っているのに、花は疎らにしか咲いていませんでした。
そこで、「この花も日が射さないと開かないのかな?」と考え、ここは適度なところで切り上げて、午後に期待することにしました。


2.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM <F8.0>
朝一番では、花はほとんど咲いていなかったけれど、直前までの雨のお蔭で、1枚目のような雨露や、2枚目のような雨露による丸ボケをゲットできましたので、まぁ~、良しとしましょう。


3.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM+EC14 <F4.0>
ここからは、石砂山から降りて来てから撮ったものです。
予想に反して、一面花盛りという訳には行きませんでしたが、それでもかなりの花が開いていました。


4.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO EX DG HSM+EC14 <F5.6>
かなりの数の花が開いていたものの、昼前には日が照っていたのに、この頃になると蔭って薄暗くなり、この組合せの絞り開放(F4.0)でも、シャッタースピードは数十分の一と遅め。
この花点草は絨毯のように一面に生い茂っているため、ビーンズバッグを使う訳にも行かず、420mm 相当の望遠マクロを使い、2倍相当のドアップを、無理な姿勢で手持撮影するには、手ブレ補正機能があるとはいえ、かなり厳しい状況でした。


5.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO+EC14 <F5.6>
そこで、軽いこの組合せに変更。
やはり、この方がしっかり支えられて、ピント合わせ中の画面の揺れも少なく、かなり撮り易くなりました。


6.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO+EC14 <F5.6>
花点草は雌雄異花だそうで、今回撮ったものは全て雄花と思われます。
昨年は雌花らしきものも写っていたのですが、今年はその気で探しても見つかりませんでした。


7.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO+EC14 <F5.6>
これが雄花とすると、中央にある半透明のガラス細工の王冠のような部分は、雌蕊でも子房でもなく、何と呼ぶんでしょうね。


8.篠原 080419
  カテンソウ(花点草/ヒシバカキドオシ)
  OLYMPUS E-3
  ZUIKO DIGITAL 35mmF3.5 MACRO+EC14 <F5.6>
この中央の部分、ほとんどの花はこのように白っぽいのですが、良く見ると、3枚目の右の花のように、赤っぽいものもあります。
メカロクは、赤っぽいものの方が、何となく「花点草」という名前に似合っているように思うのですが、皆さんはどうですか?

08011 箱根湿生花園-5(入口付近-1)

2008年04月23日 | 花マクロ
「08011 箱根湿生花園」シリーズ、5日目の今日は、入口からすぐの売店、その先の「外国の山草と園芸種」展示場を経て、最初の休憩所の先、「落葉広葉樹林区」の入口までで撮った、「入口付近」の植物の特集です。

1.箱根湿生花園 080411
  オキナグサ(翁草)
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
売店にあった、鉢植えの翁草です。
頭を垂れていないので、西洋翁草かな?


2.箱根湿生花園 080411
  ミヤマオダマキ(深山苧環)?
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
同じく売店にあった鉢植えで、深山苧環だと思います。


3.箱根湿生花園 080411
  バイモ(貝母/アミガサユリ/ハハクリ)
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
休憩所の横にあった貝母は、未だ一輪も咲いていませんでした。


4.箱根湿生花園 080411
  レンテンローズ(ヘレボラス・オリエンタリス/春咲きクリスマスローズ)
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
貝母の隣で咲いていたレンテンローズ。
クリスマスローズの仲間ですが、加温しても、クリスマスに咲かせることはできないそうです。


5.箱根湿生花園 080411
  スズカイカリソウ(鈴鹿碇草)
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
休憩所の裏手にあった鈴鹿碇草は、蕾がやっと出て来た状態でした。


6.箱根湿生花園 080411
  フウリンオダマキ(風鈴苧環)
  OLYMPUS E-3
  Ai Micro NIKKOR 200mm F4S (<F4.0>)
これまた、売店にあった風鈴苧環です。
苧環の中では、この風鈴苧環が、「一番のメカロク好み」といっていいと思います。