台灣媽祖日記

海の女神・媽祖などの研究調査のための台湾滞在記 日本の媽祖・天妃信仰も紹介

我找好書了 (誠品書店編)

2005-02-08 | 街の風景
食べ物の話が続いたので方向転換して台北書店情報(その1)。

運忠孝敦化站から敦化路東側を南下すると鋭角の交差点に面したビルがあります。ここにあるのが誠品書店。「立ち読み歓迎」の台湾では大きな書店にはふつう椅子が用意されていますが、ここは床や階段がピカピカなので、みんな平気で「座り読み」しています。

小生にはまぶし過ぎるお洒落な店内ですが、台北を代表するマンモス書店だけあって品揃えは豊富。こういう所に足を踏み入れると「本のハンター」に職業病で豹変してしまうのですが、今回は競合者がいないのでゆっくり獲物を捜せました。

戦果の一部を紹介すると、まず『明代觀音殿彩塑』という写真集。北京の大慧寺というお寺の28体の仏神像と壁画が美しい大判カラーで紹介されています。戦災や文革の難を奇跡的に免れたその姿は、五百年前のものとは信じられないくらい色鮮やかです。

媽祖像の図像学的研究のために同時代の中国の神や仏の姿をもっと知らなければ…と、軽い気持ちで手にとった一冊ですが、小生にとって思わぬ大発見が!(来年、つまり明日につづく)

過年我的晩餐

2005-02-08 | 食と生活
今日はいよいよ徐夕(大晦日)で、さすがに運も公車も乗客はまばら。街のお店もシャッターを閉めている所が多いです。昨日、房東(大家)さんが「過年中の食事はどうするの?」と心配してくれましたが、コンビニをはじめチェーン店系は「年中無休」で、正月も営業しているところがけっこうあります。

「鬍鬚魯肉飯」錦州街店もその一つ。魯肉飯は、トロトロの豚の醤油煮込みをご飯にかけた台湾の丼ですが(昨秋の大学祭の留学生模擬店で出したところすぐ売り切れました)、ここのもう一つの売り物は便當(弁当)。遅くまでやっているので小生も普段からよく利用しています。

私的1位は鶏腿(鶏モモ)便當85圓、2位豬脚(豚足)便當80圓、3位魯肉便當75圓。写真は豬脚便當で、このようにメインだけでなく福菜類も豊富です。HPによると日本でも「ひげちょう」の名前で展開中のようですが、メニュー写真を見る限り台湾に比べ「値段倍額、迫力半分」の観は否めません。