開基天后宮より400mほど西側(かつての海側)に行くと、《台湾媽祖史8》で紹介した媽祖樓があります。現在は楼閣でなく平屋の廟です。
廟前の旧媽祖樓街(現・忠孝街)は、古い建物も多く往時の雰囲気が残る街路ですが、よく見ると民家の間に小さな廟が挟まれています。
正面に李府千歳(王爺の一種)、後に千手観音を祀った小廟には「刑臺」の額が掲げてありました。かつて刑務所だった場所で刑具なども残っているそうです。
この一帯は清代は【台南調査記4】で紹介した軍工廠でした。その中に燈台の役割を果たした媽祖樓や刑臺が同居していたのは興味深いですね。
ちなみに台湾デザートの定番愛玉冰(クワ科の植物の種で作るゼリー)は、ここの街民が道光年間(19世紀前半)に売り出したのが最初だそうです。
廟前の旧媽祖樓街(現・忠孝街)は、古い建物も多く往時の雰囲気が残る街路ですが、よく見ると民家の間に小さな廟が挟まれています。
正面に李府千歳(王爺の一種)、後に千手観音を祀った小廟には「刑臺」の額が掲げてありました。かつて刑務所だった場所で刑具なども残っているそうです。
この一帯は清代は【台南調査記4】で紹介した軍工廠でした。その中に燈台の役割を果たした媽祖樓や刑臺が同居していたのは興味深いですね。
ちなみに台湾デザートの定番愛玉冰(クワ科の植物の種で作るゼリー)は、ここの街民が道光年間(19世紀前半)に売り出したのが最初だそうです。