明治乳業争議団(blog)

働くルールの確立で人間性の回復を!

労働争議を解決できない「明治」は、不祥事が連続、消費者の真面な声に応えよ!

2012年12月04日 11時43分16秒 | レポート
11・27全労連・東京地評争議支援総行動
明治ホールディングスに28年争議を解決し、食の安全・安心を求める!



連帯挨拶 明治乳業争議支援共闘会議議長(千葉労連議長)
松本 悟さんの挨拶を紹介します

  明治ホールディングス社前にお集まりのみなさん、明治乳業争議支援ありがとうございます。また、ご近所のみなさん、おさわがせをしますが、しばらくご静聴のほどよろしくお願いします。

 さて、本日の社前行動の目的は2つです。
 ひとつは、働くものの人権を守るため、28年目に入った明治乳業争議を話し合いで解決させること、その決断を浅野茂太郎社長に求めにまいりました。もう一つは、赤ちゃんや子どもたちの命を守るため、乳製品の放射性物質の検査結果の開示を求めにまいりました。

 さて、この明治乳業争議の本質は何なのか。
 明治乳業が、まともな労働組合を乗っ取り・潰した不当労働行為事件です。そして、労組を潰した後は、「赤組」に対して徹底的に賃金差別を断行しました。私たちは賃金昇格差別是正を求めてたたかっています。

 それではなぜ、明治乳業争議だけが解決しないのか。
 明治乳業はまともな労組を乗っ取るため、インフォーマル組織をつくり、明治乳業市川工場支部長選挙で現在の明治乳業争議団長・小関守さんの対立候補として、浅野茂太郎氏を擁立し、労働組合乗っ取りに成功しました。労働組合乗っ取りの不当労働行為の加害者が浅野茂太郎社長だから、解決が決断できないのです。

 それでは長期争議が解決できない明治ホールディングスで何がおきているのか。
 ひとつは、社員の人権が尊重されず、工場内事故死が7件も発生しています。もう一つは、2000年の雪印食中毒事件以降、その教訓を生かさず25件も食の不祥事をくり返しています。
その食の不祥事の中でも史上最大の食の不祥事が乳製品の放射性物質による内部被爆問題です。明治粉ミルクセシウム汚染事件、明治学校給食用牛乳セシウム汚染事件、いずれも重大な不祥事ですが、明治HDは未だに原因を隠ぺいしています。私たちは、赤ちゃんと子どもたちの命を守るため、乳製品の検査結果の開示を求めていますが、明治HDは開示を拒否しています。

 その結果、明治HDの経営はどうなっているのか。
 20009年に明治乳業と明治製菓が統合しました。しかし、統合による相乗効果は未だに発揮されていません。株価低迷、業績低迷で明治HDは疲弊しています。
 明治ホールディングスの浅野茂太郎社長にもの申します。
 明治乳業争議団員64人中、11人がすでに60歳代の若さで他界しています。いつまで労働者をいじめ、人権侵害をつづければ気が済むのか、一兆円企業として恥ずかしくないのか。私たちは、この争議が解決するまで、最後までたたかうことを浅野茂太郎社長に宣言します。

 みなさん、市場原理主義の結果、一方の極に富、一方の極に貧困、すなわち1%と99%の格差社会になり、内需も外需もマイナスの日本になりました。この閉塞を打開するカギは、働くものの賃金を引上げ、内需を拡大することです。そのため、今度の総選挙で私たちの要求を支持する政党を大きくすることを訴えまして、私の連帯のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
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