白馬ツバメの独り言

北アルプスの麓 厳しい自然界で健気に逞しく生きている命たちとの出会いは
優しくて時に悲しい・・・

カラスとの出会い(ハシボソカラス編) 1

2007-03-30 | カラス


今日は「ハシボソカラス」のお話。 白馬に越してくるまで、カラスに種類があることさえ知らなかった私。都会では生ゴミ置き場に群がっている「ハシブトカラス」しかいなかったが、このあたりは開けた田んぼや畑が多いので、昆虫や農作物が主食の「ハシボソカラス」というブトよりも少し小さめのカラスも多くいます。
車の通り道にクルミを置いて待ちぶせしているカラスのCMがあるのですが、あのモデルはこの「ハシボソカラス」ですね 白馬のボソ(ハシボソカラス)たちもクルミを上空から落としては拾い、また咥えて上空から落として・・何度も繰り返しているうちに堅い殻が割れるのでしょうね殻の中の実を口に咥えて満足げにしている顔がなんとも可愛らしく微笑ましいものです
ボソの賢さは私の観察している限りではブト(ハシブトカラス)よりも上に思えます。ヤンチャで大雑把でイケイケドンドンタイプの派手なブトに比べてボソは温厚で几帳面で慎重派の地味なタイプ これは子育て中にもあてはまるようです。
ブトは巣のそばを通りかかる通行人などを大騒ぎで威嚇して追い払う行動をよくしますが(それでかえって巣の場所がバレちゃうのに) ボソは その場所に巣があることさえわからないほどに静かにひっそりとこっそりと子育てしています
カラスは夫婦愛も親子愛もとても強いんです。知能が高いぶん喜怒哀楽わかりやすくて感情が豊かです
私の家の裏の林には長いことボソの夫婦が縄張りを持って暮しています。毎年ブトよりも一ヶ月ほど早い、木が芽吹くあたりの3月半ば過ぎあたりから繁殖をはじめます。この時期にはまだ突然の大雪寒波に見舞われることもあるのですが、そんな時でも巣の中で雪まみれになりながら卵をじっと温めているママカラスを見ると、グッときてしまいます・・オスが「ホワァン ハフォン」・・と変わった鳴き方をする子で、これがまた愛嬌があって可愛いのです 
このハシボソカラスがこのあたりの縄張りを確保してくれているおかげで、うちのまわりのツバメさんたちはここ数年ブトの襲撃もなく、順調に巣立ちを迎えることが出来ているのです ハシボソカラスに「感謝」だね
下の画像はいつも仲の良い裏の林のハシボソ夫婦 


 


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5 コメント

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ツバメ守のカラスさん (きんいろのからす)
2007-03-30 17:43:50
ボソの賢さはブトよりも上か?ここは意見が分かれそうですが、私はその通りだと思います。ブトは力が強い分、大らかというかまさしく大雑把な感じ、ボソは器用さで勝る知恵者でしょうか。ただ人の物まねにかけては逆になりますけれど。でもどっちも甲乙など付けられない魅力一杯の鳥です。夏子さんがカラスに魅せられたのは当然の成り行きでしょう。

ただ夏子さんの知り合いのツバメさんを襲ってしまうブト君だけは困りますので、そこはボソ君しっかりガードをお願いします。
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ボソ (ブトボソ)
2007-03-30 20:54:58
ボソの方が確かに賢いと言いますか、頭を使って行動しますね。それに何かと器用なのだと思います。嘴が細い分、細かい食べ物を採食する事が可能ですね。

クルミ割りはボソの得意技です。ブトでは見られませんね。ブトはボソが割ったクルミを横取りする方が得意なようです。こう考えるとブトはブトで賢いにかもしれませんね。
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きんいろからすさんへ (白馬ツバメ)
2007-03-30 21:31:29
こんばんは。物まね上手はブトですね♪以前テレビでクシャミや犬の鳴き声などいろんな物まねをしていたのは確かブトだったと・・私はどうも若干ひいき目でボソ派になってしまうのですが・・「愛嬌」はブトでしょうね。オチャッピーなところが
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ブトボソさんへ (白馬ツバメ)
2007-03-30 21:37:40
こんばんは。アハハ確かにブトくんは横取り名人かもです♪大雑把な性格は時間をかけてひとつのクルミを割って食べるなんてこと、「めんどくせぇぇや!」なのでしょうねこちらの二組のボソ、ただ今抱卵中。昨日今日と強風、時に突風が・・彼らの巣のある木もゆーらゆーら揺れっぱなし。ボソママさん大変そう 
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Unknown (ブトボソ)
2007-03-31 06:00:27
風に揺られている巣を見ていると、こちらの方が酔ってしまいそうです。
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