まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

レジェンド(富山の薬屋さん)

2014年10月03日 | 日記
今日若い人が車で配置薬の点検に来て、私が子供の頃からバイクで回って来ていた富山の薬屋さんが引退されたという話をしていった。

ショック!

半年に一回のお付き合いだが、かれこれ40年以上の家族ぐるみのお付き合いで、私自身も、先日亡くなった母も、カミさんも、私の子供たちも皆顔なじみの薬屋さんだった。

薬屋さんの方も家族の事をよく覚えていてくれ、来るたびに子供たちの成長や家族が元気でいられたことを共有してくれた。
子供たちは、紙風船やゴム風船をいつも持ってきてくれたりしたので、薬屋のおっちゃんは大好きだった。

この薬屋さんからは、新しい薬やサプリメントなどを勧められたという記憶がまったくない。

雑談の中でしっかり家族の様子を聴き取り、もしかしたら、こんなの置いていくと役立つかもねという手法をとり、富山売薬の理念である先用後利をしっかり実践された方で、実際そのお薬に助けられた。
昭和の時代、わが家のような貧乏所帯にはほんとうに有難い存在だった。

今販売の仕事のほとんどはパート、バイトの世界。
ドラッグストアーなどでも例外ではない。
担当者もころころ変わるから、自分の事を知られないという気楽さのようなものはあるが、人間関係は希薄、というか関係ないねの世界。

欲しいものを買いたい、お店の方は売りたいという関係が主で、そこには人を思いやるようなことが少なくなってきているのではないかと思う。

最近は、田舎でも24時間のドラッグストアーができ、薬も手に入り易くなった中で、ご本人も高齢になり、家庭の事情もあるとのこと。置き薬の商売も大変なんだろうなぁと察しはつく。
ほんとうに長い間、ご苦労様でしたと心から伝えたい。

引退されたSさんのような富山の薬売のレジェンドとは、もう出会うこともないだろう。

1つの時代が終わったようで本当に寂しい。

富山のご自宅宛にお礼状を送った。
いつまでもご壮健でいて欲しいと願う。
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