くう・ねる・よむ・はな

食べること、眠ること、読むこと、お花が大好き。そんなメイジャンが日々の出来事を綴った、のほほんor辛口日記

キム・ヨナ選手と、浅田真央選手 その2

2010年02月28日 | 好きです

 2010年2月26日、バンクーバーオリンピック、

女子フィギュアのフリー演技

いつもなら録画で満足なのに、今回ばかりは中継に釘付け!キム・ヨナ、浅田真央と続く演技の間中、息をのんで緊張しまくりっでした!

も~、心臓に悪かった~。特に浅田選手の演技は、とっても疲れました。重厚すぎる曲に、鬼気迫る形相。正直私には、しんどすぎました~。地球温暖化

重苦しい曲に、激しい大げさな振り付けの演技は、「19歳の可憐な真央ちゃんには似合わなかったなー」と私は感じました。誰も入り込めない世界を作られたら、必死さだけが伝わってきて、苦しくなっちゃう。

これは真央ちゃんが成長するための大きな挑戦らしいけど、彼女の弾けるように明るくて、軽快で、小気味いいテンポという持ち味が、すっかり影をひそめてしまったのは残念だった。せっかくのトリプアクセルが、生かされてないという気がして、もったいなかったです。 

実は、フリー演技前の真央ちゃんの顔を見た時から、「…これは、たぶん、ミスするな。」と感じていて、それが外れるように祈っていたのだけど、予感は的中。

キム・ヨナの完璧な演技が終わって、大歓声が沸きあがるリンクを前に、目が泳いでるし、笑顔がなくて、セカセカと落ち着きがない。緊張感がひしひしと伝わってくる表情。

「曲目がシリアスだから、わざとそうしてるんだよね。」と自分に言い聞かせてみたものの、やっぱりミスが出てしまった。

 

一方、キム・ヨナ選手には、演技前にも笑顔があった。

特にショートプログラムの時、前の滑走者だった浅田選手への拍手喝采を聞いていた時に浮かべた苦笑いのような、「フンっ」とした笑顔からは、ふてぶてしさすら感じた。

この心のゆとり。「これは、いい演技をするだろうな~。」と思っていたら、案の定、素晴らしい演技だった。

キム・ヨナの演技には、華がある。音楽を表現する力に加えて、バツグンの安定感。高い連続ジャンプに、しなやかで流れるような演技、優雅で魅惑的なポーズ、そして妖艶な笑顔と、魅了されまくり。

でも、内面は冷静で気が強く、したたかで強靭な精神力を持っているんじゃないだろうかと思わせる表情を、しばしば見せる、底の知れない19歳。

そのキム・ヨナも4年前、カナダに行く前は内気な少女だったという。それが、カナダに渡った4年の間に、「自尊心を持って、明るく前向きにスケートを楽しめる女性に成長した」とアナウンサーが言っていた。

人は変わる。私はそこに一番興味を引かれちゃうのだ。

だから、浅田選手の演技直後のインタビューをライブで見ることが出来て、本当によかったと思う。4年前の明るくて天真爛漫だったお嬢さんが、自分に挑戦し続けて、素敵な女性に大きく成長していたのを目の当たりにする事が出来たから。

フリーの演技直後のインタビューで、涙をこらえながらも、こらえきれず絶句して…、その後、気丈にも自分の気持ちを一生懸命、整理しながら答えようとする姿勢は、本当に素晴らしかった。

ニュースでは、カットされていたけれど、彼女が涙をこらえて言葉に詰まる時間は、かなり長かったのだ。言葉にならず、涙をこぼす彼女の全身からは、ミスをした自分の演技への悔しさが伝わってきて、TVのこちら側の私の胸もつまった。

でも、彼女はインタビューからも、今の自分と向き合う事からも逃げなかった。

言い訳をせず、自己満足もせず、「トリプルアクセルを2回を飛べた事だけは満足していますけど、他の部分はまったく満足してません。」と、自分の演技の良かった所もミスした事も、ありのまま認めた真央ちゃん。

だから、最後に彼女が「悔しいですね。」と言いきった時、「その一言を、よくぞ言った!よかったー!」と初めて彼女に共感できました。「彼女は今の現実を受け入れて、未来の目標に進む宣言をした」、そう感じました。

 

どうか4年後、またぜひ挑戦してください。今度こそ、「自分の納得のいく演技が出来ました」と、笑顔で胸を張って自分を誇る姿が見たいです。応援しています。

 

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キム・ヨナ選手と、浅田真央選手 その1

2010年02月28日 | 好きです

4年ぶりにフィギュア女子、夢中になって見てました。

私はキム・ヨナファンだったから、彼女に金メダルを取って欲しかったけど、いざ実際にそうなってみると、心中は複雑。 地球温暖化

真央ちゃん、ジュニアの頃から見てたからな~。

大好きでした。

でも、途中からあんまり好きじゃなくなってたのです。

 

長い間、スランプ状態で必死の形相で演技していた荒川静香選手の横で、ポンポンとジャンプを決めて、インタビューには、あっけらかーんと子どもらしい口調で言いたい事をおっとりと喋る彼女の姿を見て、何かモヤモヤ。

金メダルを取る前はスケート連盟から軽い扱いをされてた(だろう)荒川静香選手が、よく浅田選手と同じ大会に出場しては差をつけられて、下の順位で唇を噛んでいたのを見てたからかな?

そのくらい、4年前の彼女は、世界一の実力を持っていた少女だった。

圧倒的な力を誇っていたロシアのスルツカヤ選手すらも、ぶっちぎって優勝してくらいだから、もし年齢制限がなかったら、彼女はトリノオリンピックで、あっさり金メダルを取ってたんじゃないかと思う。

「このまま無邪気で、怖いもの知らずのまま頂点に行くのかなー」と思っていたら、そうはならなかった。天才の彼女には、これまた天才のキム・ヨナというライバルが存在して、スランプがやってきて…

 そして、バンクーバーオリンピックへ

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