<イノダコーヒー・広島店>に行って来た
私はあんまり広島駅周辺には行かないようにしている。理由は福屋=<ジュンク堂書店>があるから。広~い福屋10Fのワンフロアー全部が、本屋さん!そんな危険な、かつ至福の空間に行っちゃったら、本好きの私には猫にマタタビ状態、フト気がつくと3~6時間はいたりするので。
ジュンク堂さんには、机や椅子が用意されているけど、次から次へと本を見るのに忙しくって、座ってるヒマなんてナイ。重~い荷物を抱えたまま、本棚から本棚へと移動する内に、頭クラクラ…。(あぁ、福屋さん、お願いです。このフロアにも、コインロッカー置いて貰えないでしょうか?)
ところで、私の頭の中には、「ジュンク堂→イノダ」の図式がインブットされている。
ヘロヘロ状態になった自分に気づく頃、私は無性に<イノダコーヒー>へ行きたくなるのである。何しろ、ここの地下1階には、あの池波正太郎が愛した京都の老舗コーヒー<イノダコーヒー>の支店があるのだ。本と美味しいもの、好きなものづくしコースである。
ただ、高いのダ。良い物(和牛)は高いとわかっていても、1680円はキツイ~。(デパ地下で、この値段は強気と言えましょう。)…高い…でも、おいしー。でも結局、いっつも迷った挙句、3回に1度は頼んじゃうのであった。
ところで、なぜ、ベーコンが上に乗っかっているのかは、「初代オーナーが、カリカリのベーコンが好きだったから」という説があるらしいが、このベーコン、かなりコッテリと脂っこいので、付け合せのトマトと一緒にいただくことにしている。
さて、セットには、<イノダ>の定番「アラビアの真珠」(ホットコーヒー)がつく。何て、綺麗なネーミング。それに、単品だと441円というのも、いい。(700円のコーヒーなんて、田舎モンには許せんです。)
さて、イノダの珈琲には、あらかじめとミルクもお砂糖も入っているのは有名な話で、池波正太郎のエッセイはもとより、私の愛読書『切れない糸』(坂木司著)にもこの珈琲の話が登場する。私は<にしむら珈琲>の次に、ここが好きなので、広島にも支店を出してくれた時は、嬉しかったなー。
「イノダコーヒー 広島支店」 住所 |
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【今日の花】
苧環(おだまき)
帰りがけ見つけた「おだまき」。
別名、糸繰草(いとくりそう)
普通4~5月が盛りなのに、この時期に見れるとは、ラッキー。
しかも、青紫はよく見かけるけど、黄色は初めて。珍しいなー。