《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

青い空、白い雲、しゅーっという奈良・大和路(3)

2011年01月01日 11時33分15秒 | Weblog
引き続き、法起寺を参拝している最中なんですが、

そーいえば、最近ハイチュウーを口にしていませんな。



三重塔にばかり目が向いてしまうのも無理からぬ事ですが、
南大門もありがたい。
「ありがたい」て書いてんだから焼肉屋じゃないことはお分かりいただけますよね。

その門と塔を同じアングルに入れるのがなかなか大変。
時代感覚ぶちこわしの小屋がいっしょに入ってしまうんでね。

スケッチをしている若くない女性がお一人いて、
杖突ながらうろちょろうろちょろ撮影ポイントを探している私に、
目障りだと思いつつも同情してくださったんでしょう、
声をかけてくれました。
「いいアングルがなかなか無いんですよねぇ」
「そうなんですよ、左にある小屋がねぇ」
「あれは入れたくないですよねぇ」
「でも、スケッチの方はいいですよね。消すも写すも思い通りで」
「あっ、そうですよね」

そのご婦人がさりげなく消しゴムを手に取ったのを、
私は見逃さなかった。


目に見えることだけが真実ではないぞ、
と仏様が教えてくれているかのようでした。

青い空、白い雲、しゅーっという奈良・大和路(2)

2011年01月01日 11時04分49秒 | Weblog
例によって、仏像は撮影禁止ですから、法起寺ではどうしても三重の塔が撮影の対象になります。
ところが、境内内のカメラ使用は禁止という札が受付にあり、まいりましたね。


それなのに塔にカメラを向ける素人カメラマンが後を絶ちません。
中には三脚を立てて撮影する剛の者もいます。
受付からも見えるところで構えていても、係の方は声をかけもしません。

何じゃこりゃ。


でも私は決まりは決まり、外からの撮影に徹しました。
なんか、自分だけいい子になっているみたいで、みっともない書きようですが、
決まりは作ることが大事なのではなく、
守り、守らせることが大切なのだと
仏様が教えてくださっているんだな、とご理解いただけるならば本望です。

そして毛沢東は『造反有理』を説き、浅間山荘事件やダッカ事件を教唆しました。


私が書き込むまでもないことですが、
三重塔、国宝。
慶雲3年(706年)の建立。大宝律令より古いわけですね。
現存する我が国最古の三重塔。

「三重塔では我が国最古」と書かないところが遠謀深慮あるところ。


上掲の画像、コスモスの咲く季節にこのアングルから撮りますと、
有名な写真と同じものが撮れます。

境内内で撮っているうちは素人、と仏様がお教えになっています。

青い空、白い雲、しゅーっという奈良・大和路(1)

2011年01月01日 10時26分12秒 | Weblog
奥菜恵様、革奥同々志諸君、愛読者の皆さん、明けましておめでとうございます。
そして、お久しぶりね、お懐かしゅう。

さて、何から語りましょうか。
え、なに?まずはタイトルの意味ですか?
それは、堀井憲一郎さんに訊いてくださいな。


どうしてこんなに更新を怠ったか?
体調の問題ではありません。ご心配なく。
仕事のせいに出来たら格好いいんですが、
忙しかったのは確かですが、
ブログの更新に障るほど忙しかったわけではありません。
この不景気ですから。

実は、12月19日にまた奈良・大和路に出かけましてな。
前回法隆寺を訪れたときの天候があまりに悪くて、それが心残りで、
再度の訪問を決意したんですな。
自分の旅行を「訪問」と記すのも何なんですけどね。


今度はいい天気でした。しゅーという雲も無いくらいに。
正義は勝つってやつですか。
じゃ、前回は正義は我になかったわけですか?
ま、こんなに晴れなくたって! てくらいに晴れましてな。
京都は少しは陰翳があった方がいいんでしょうが、
奈良はいい天気であればあるほど素晴らしさが引き立つようでして、
すばらしい観光が出来ました。まさに観光、光を観る。


その体験を書いたものか、書かまいものか、
深刻に悩みましてな。
他者はともかく、自分の『旅ブログ化』をあんなにも軽蔑した直後でしたからな。
じゃあ、あの光を観た「カ・イ・カ・ン」以上の
セーラー服を着た薬師丸ひろ子、或いは長澤まさみは今の自分の中に存するか、
「分かる~~?」「わかんな~~い!」

それはこっち置いといて、
自分のブログを真っ先に読む“自分”がいるわけで、
その自分を納得させられない書き込みは出来ない。

家元が乗り移っちゃった。


で、自分に頭を下げて書くことにしましたわ。
「わたしまけましたわ」「こんまけわたしのにき……アワアワアワ」


法隆寺は前回参拝しましたので今回は通り過ぎるだけにして、
奥斑鳩を中心に巡りました。
まずはJR法隆寺駅からタクシーで聖徳宗法起寺へ。
前回に懲りて、法起寺まで歩くという暴挙は思いとどまりました。