今日の内容は最後で大どんでん返しがありますから、どうぞ最後もお読みくださいまし。
またかよ!と言われそうで恐ろしいんですが、今日はお休みをいただけました。
というわけで、12月28日の池袋演芸場夜席「第12回年忘れ鈴々舎馬桜独演会」の指定席券を入手することを第1目的に、世之介師、喜多八師、雲助師、馬生師、市馬師を第2の目的に(第2で、失礼でござる!)池袋演芸場に参上つかまつりました。
で、第1目的の「馬桜師匠独演会」の指定券を窓口で所望したんですが、、私、窓口で何と言われたと思います?想像しておくんなまし!
〔お席亭ではないけど支配人のようなお立場の男性〕が窓口嬢によって窓口に呼ばれて、
その御仁から「池袋演芸場での販売はありません。全券馬桜さんの事務所経由で発券されます」という宣告をされたのです。
のけぞりましたね。池袋での独演会なのに、池袋で券が買えない!?
これって、「東京ドームでの日ハム戦の券だけど札幌でしか売りませんよ」みたいなものでしょ。
これまでの馬桜さんの独演会は、池袋では「かたちだけ」の販売数でしかありませんでしたけど、かたちだけの数は池袋の窓口でも買えたのに。
「そういう商売の仕方になりましたか、バオリン!」なんて思っちゃいました。ごめんなさい。
今日の興行については
昼主任の馬生師の『らくだ』と市馬師の『雛鍔』が大収穫でした。
馬生師の『らくだ』は、あの“丁の目の半次?”が後半において、ああも屑屋に対して弱いのはなぜか?その理由として屑屋の酒乱に+αされる「半次?の善人性」をこれまでのどの師匠より重点を置いて描き出してくださいました。「半次?」は「らくだ」のようなただの無頼漢じゃなく、真っ直ぐな乱暴者ということがよく分かりました。話全体とすれば、権太楼師や喜多八師の『らくだ』の方が笑えますが、今日の馬生師の演じ方には「半次?への思い」があって、新たな『らくだ』聴かせていただいた思いがいたしました。
市馬師の『雛鍔』は初めて聴かせていただいた噺ということだけでなく、これまで『初天神』『真田小僧』『桃太郎』等に抱いていた「子供が主役の話はどうも子供にかわいげが無くて好かん」という苦手意識を払拭していただくような程良いこまっしゃくれぶりをご披露いただいた上に、御店の旦那と植木職人の謝罪合戦も嫌味になるちょい手前の「江戸っ子性善説」的描写で、大変上品な完成度の高い作品として演じられたことに、池袋フリークでよかった!!!!と思いましたよ。滅多に演じられることのない演目をありがとう。池袋は時間の融通が利くところに、なにか魔が棲んでいるんでしょうなぁ。
ところで
帰宅が遅くなれない理由があって、さん喬師や三三師を泣く泣く切って、18:20に演芸場を後にしたのですが、『雛鍔』を聴けて嬉しかったと、どうしても市馬師に伝えたくて、生まれて初めて“落語家に対する出待ち”をしました。“奥菜恵さんに対する”ならいくらでもしてきましたが。そしたら池袋のあの!〔お席亭ではないけど支配人のようなお立場の男性〕が私のところへやってきて、「今日、馬桜さんの会の券が私どもに届きました」ていわはるの。わざわざ私のことを覚えていてくださってありがたいはありがたいんだけど、「販売はない」と言わはった昼の対応とはあまりにも異なる事態じゃありませんか。いろいろしがらみがあって大変なのは分かるからいいけどさぁ、でも、たとえ一瞬とはいえ、私が馬桜さんに抱いた悪感情はどうしてくれるわけ? 馬桜師には何の落ち度もありませんのに。
12月28日の馬桜師匠のネタ出しは『らくだ』です。
またかよ!と言われそうで恐ろしいんですが、今日はお休みをいただけました。
というわけで、12月28日の池袋演芸場夜席「第12回年忘れ鈴々舎馬桜独演会」の指定席券を入手することを第1目的に、世之介師、喜多八師、雲助師、馬生師、市馬師を第2の目的に(第2で、失礼でござる!)池袋演芸場に参上つかまつりました。
で、第1目的の「馬桜師匠独演会」の指定券を窓口で所望したんですが、、私、窓口で何と言われたと思います?想像しておくんなまし!
〔お席亭ではないけど支配人のようなお立場の男性〕が窓口嬢によって窓口に呼ばれて、
その御仁から「池袋演芸場での販売はありません。全券馬桜さんの事務所経由で発券されます」という宣告をされたのです。
のけぞりましたね。池袋での独演会なのに、池袋で券が買えない!?
これって、「東京ドームでの日ハム戦の券だけど札幌でしか売りませんよ」みたいなものでしょ。
これまでの馬桜さんの独演会は、池袋では「かたちだけ」の販売数でしかありませんでしたけど、かたちだけの数は池袋の窓口でも買えたのに。
「そういう商売の仕方になりましたか、バオリン!」なんて思っちゃいました。ごめんなさい。
今日の興行については
昼主任の馬生師の『らくだ』と市馬師の『雛鍔』が大収穫でした。
馬生師の『らくだ』は、あの“丁の目の半次?”が後半において、ああも屑屋に対して弱いのはなぜか?その理由として屑屋の酒乱に+αされる「半次?の善人性」をこれまでのどの師匠より重点を置いて描き出してくださいました。「半次?」は「らくだ」のようなただの無頼漢じゃなく、真っ直ぐな乱暴者ということがよく分かりました。話全体とすれば、権太楼師や喜多八師の『らくだ』の方が笑えますが、今日の馬生師の演じ方には「半次?への思い」があって、新たな『らくだ』聴かせていただいた思いがいたしました。
市馬師の『雛鍔』は初めて聴かせていただいた噺ということだけでなく、これまで『初天神』『真田小僧』『桃太郎』等に抱いていた「子供が主役の話はどうも子供にかわいげが無くて好かん」という苦手意識を払拭していただくような程良いこまっしゃくれぶりをご披露いただいた上に、御店の旦那と植木職人の謝罪合戦も嫌味になるちょい手前の「江戸っ子性善説」的描写で、大変上品な完成度の高い作品として演じられたことに、池袋フリークでよかった!!!!と思いましたよ。滅多に演じられることのない演目をありがとう。池袋は時間の融通が利くところに、なにか魔が棲んでいるんでしょうなぁ。
ところで
帰宅が遅くなれない理由があって、さん喬師や三三師を泣く泣く切って、18:20に演芸場を後にしたのですが、『雛鍔』を聴けて嬉しかったと、どうしても市馬師に伝えたくて、生まれて初めて“落語家に対する出待ち”をしました。“奥菜恵さんに対する”ならいくらでもしてきましたが。そしたら池袋のあの!〔お席亭ではないけど支配人のようなお立場の男性〕が私のところへやってきて、「今日、馬桜さんの会の券が私どもに届きました」ていわはるの。わざわざ私のことを覚えていてくださってありがたいはありがたいんだけど、「販売はない」と言わはった昼の対応とはあまりにも異なる事態じゃありませんか。いろいろしがらみがあって大変なのは分かるからいいけどさぁ、でも、たとえ一瞬とはいえ、私が馬桜さんに抱いた悪感情はどうしてくれるわけ? 馬桜師には何の落ち度もありませんのに。
12月28日の馬桜師匠のネタ出しは『らくだ』です。