《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

革命的奥菜主義は生ぜず滅せず、汚れず浄からず、減ぜず増さず

2008年02月10日 15時00分47秒 | Weblog
前掲記事に謂う奥菜恵さんの「日替わりお写真」のひとつを冒頭に掲げてみました。



さて、平日は私がどのような一日を送っているかと申しますと、
だいたいこんな感じです。

6:00  起床
8:00  朝食
10:00 O・T(手の訓練)60分
11:30 自主練20分
12:00 昼食
13:00 P・T(脚の訓練)60分
14:30 入浴(ただし月・木のみ)
15:00 自主練30分(入浴の日は行わず)
16:20 O・T(手の訓練)20分
18:00 夕食
19:00 自主練20分
22:00 就寝

さらに8:45、11:00、15:30にはテレ東で株価のチェック。
昼間は意外に忙しく、あっという間に過ぎていくのです。


ところが19:30以降の夜間と土・日・祝日は本当に退屈です。
そういう時間はテレビを見るか、読書をする以外にやることがありません。
この百十日あまりの間にずいぶん読書量をこなせました。

ただし、目の疲れは動き始めた腕・肩の筋肉硬縮につながるので、
10・11月には読書が許可になっていなくて、
許可されてからも20ページ以内、30ページ以内、
という制限が暫らくのあいだ有って、
今も「60ページを越えない」という自主規制を設けてはいるんですが。

発病後に読んだ作品のラインナップ。

夏目漱石 『明暗』 『彼岸過迄』
徳田秋声 『あらくれ』 『仮装人物』 『爛』 『縮図』
永井荷風 『腕くらべ』 『つゆのあとさき』

私の文学思潮が如実に表れていますね。
私を知る人なら、
「あいつらしいや!」と
ポンと膝を打つに違いありません。
このラインナップに、三島が入っても、太宰が入っても、志賀が入っても、
それじゃぁダメなんですね。私らしさがなくなる。

『明暗』は日本文学の最高峰だと改めて感じると同時に、
秋声はイイ!『縮図』が広津和郎をして、

「秋声に主観の窓開く。」

と言わしめたのも宜なるかな、と思い、また『仮装人物』を読み進めるうちに、

この人物も否定、あの人物も否定、…否定、否定、
と重ねられていく人間否定の果てに、ほのかに見えてくる
人間存在に対する秋声の滋味深い肯定

を感じることもできました。
これは般若心経に通ずるものが有るような気さえしました。
荷風の作品にはそれがありませんね。否定が冷たいような……。


今現在は、上掲三人を読み通してきた文学思潮をブッツリと切って、
わが奥菜主義を鍛え上げるために、
高橋和巳にのめり込んでいます。
既に『邪宗門』を読了し、『我が心は石にあらず』を読んでいる最中。
その次は当然のように『悲の器』ですよ。
そして『わが解体』へ。


私たちは秩序を破壊したいために闘争するのではなく、虚偽の秩序をより本質的な秩序に替えたいために闘う(『我が心は石にあらず』)

後になってみれば、すべては過ぎ去る時間の一齣にしかすぎなくとも、春や夏とともに冬の季節も人生にはあっていい。(『邪宗門』 ただし一部を改竄)


若者よ、高橋和巳を読め!

敷島の革命的奥菜主義をひと問はば
高橋和巳を読めとわれは答へむ






百十日あまりの間で私にあった大きな変化。


酒を一滴も飲んでいません。

当たり前か。


奥菜恵さんの身長くらいの数値だった最高血圧が
110ぐらいまで下がりました。

すごいすごい。


もっとすごいのは体重の変化。最太時は98kgだったのが、





今朝は77.8kg!

道で会っても、見落とすかもよ。



そうだ、今度奥菜恵さんにお会いする機会があったら、また、

「はじめまして!」

と言ってみよう。

「はじめてじゃない!」

と返されたら、




それはそれで、悲しいかも。