《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

お題は『8月6日生まれの女神』

2008年02月09日 20時34分08秒 | Weblog
本日、発病以来2度目の一時帰宅を許され、自宅におります。

常連さん、お懐かしい方、初めての方と
たくさんのコメントありがとうございました。
涙が出るほど嬉しうございました。
勇気づけられました。

1件ごとにコメントをお返ししないご無礼をどうかお許しください。




さて、冒頭の画像のことなんですが、
ディビット・ロイド・グローバー画伯にお願いしていた、
奥菜恵さんの肖像画の3作品目です。
発病し、“主に治療”の方の病院に後送されていた最中の昨年12月10日に、我が家に届きました。

発注したのは梅雨時で、
株価がこんなに下落するとは思っていなかったし、
こんな大病をするとも思っていませんでしたので、
かなり金銭的な無理をして依頼した作品でした。

でも、3作品の中ではいちばん画伯らしいタッチで描かれているな~と、
とても気に入っております。




別の話題になります。
私の病床は奥菜恵さんの日替わり写真で飾られているのですが、
看護師さんの中には無明の人もいまして、そういう人は

「どなたの写真ですか?」

なんて訊いてきたりするんです。
(他人のプライバシーに口をさしはさむんじゃねー。)
とは思うものの、患者という弱い立場ですので、

「アメリカに留学した娘です」

と答えておくんです。
すると無明氏はさらに

「ずいぶんお綺麗な方ですね」

などと言ってきます。
(それは俺の娘がこんなに綺麗なはずがないと言外に言っていることになるではないか。)
と腹が立つものの、

「ええ、血はつながっていないんでね」

と答えておきます。


私は一片の嘘も申してはおりません。
「アメリカに留学した(ことがある)」
と言っているのであって、
「アメリカに留学している」
とは言っておりませんし、
28歳だからといって、少年や青年ではないわけだし、
ちゃあんと「血はつながっていない」と断わっているのだから。

清明な心で解釈すれば、
日本語は決して難解な言語ではない。