《 空想から科学へ 》 奧菜主義革命~ 革命的奥菜主義者同盟非公然ブログ

奥菜恵さんは、精神と肉体の両方から無駄なものをすべて削ぎ落とし、必死に舞台に立っていた

「嶋田典道君」 fin

2007年04月04日 23時30分39秒 | Weblog
昨年の8月9日に


 今日の池袋演芸場、柳家小三治師の高座は

 藤沢周平『驟り雨(はしりあめ)』の朗読でした。

 普通に朗読。

 途中から落語になるなんて事は一切なし。

 それはそれでいい。

 私が言いたいのは

 寄席、つまり金を取っての興行で、

 40分間かけて1作品を丸々朗読してしまうということが

 著作権とかしちめんどくさいことが有ったって、

 世間では通ってしまうんだな、名人は通してしまうんだな、
 
 ということに新鮮な驚きを感じました、ってこと。
  
 あれはきっと著作権関係の手続き踏んでいないですよ。

 いくら2800円を24人(組)で分けあうとはいえ、

 金は取っているんですよ。

 それなのに懐から生身の新潮文庫を取り出し、

 朗読を始めちゃったんですよ。
 


 じゃあ、このブログなんか
 タダでお読みいただいているんだから、
 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の
 “全セリフ起こし”
 なんて事をこのブログでやっても、
 世間はゆるしてくれるような気がしてきました。


嶋田典道「フォーッ!」
典道母「何やってんの典道」
典「何がぁ?」
母「登校日でしょ。こんなん、遅刻するよ」
典「分かったよ。今行こうと思ってたんだよ」…………』



といった具合に、ちょっと啖呵を切るような感じで始まった
セリフ起こしも、本日大団円を迎えることが出来ました。

明日から自由にタイトルを付けられるのだな、
と思うと寂しい以上に、ワクワクとした気分でございます。
わたくし、『ササキ様に願いを』等で有名なみずしな孝之さんの
影響で、(あの方の4コマ漫画はタイトルが笑いの源泉なの)
タイトルに懲りたいたちなんですよ。

明日からはどんなタイトルを付けようが、それは、

自由だ~~~~!

と思いますと、ワクワクしますし、
それ故になんでここまで小三治師に対して、
意地を張ってしまったんだろうと、
す~ぅごく後悔しちゃいますね。



画像は、もう見飽きた、という方もいらっしゃるでしょうが、
『打ち上げ花火……』の全セリフを写し取った大学ノートに
奥菜恵さんからサインをいただいた、という画像です。


私の名前の後に付けられたと、
「いつもありがとう」が
私の勲章ですかね。

舞台の開演前に、マネージャーさんを通してお渡しした差入れに忍ばせておいたこのノートを、終演後、奥菜さんご本人が抱え持つようにして楽屋出口を出ていらしゃったんですよ。そして直接
「はい」
って渡されたんでですよ。
ノートの中も「チラ」とは見て頂けたと思うんですよ。
サインして頂いたところが表紙ではなく、中の方でしたから。
(わたしがそうお願いしたからなんですけどね)
これは見て頂けたと思ってイイでしょう。
私にとっては最高の勲章だな。