Ayumi Hoshikawa / 星川 あゆみ

New York出店→池袋駅前ライブハウス立上げ→癌「生きる事/ 星川あゆみプロジェクト」→コロナ禍

救急搬送

2016-10-05 20:00:57 | ドキュメンタリー
ただいま、入院中です。みなさまにお知らせするまでに、お知らせすべきかどうかも含め、色々なことを考えました。ようやく、自分の中で整理できてきましたので、お話いたします。

9月30日4am頃、自宅で出血多量で意識を失い、救急車で病院に運ばれ、輸血により一命を取り留め入院。
その病院は、癌治療を行なっておらず10月3日に転院。
一時的な止血で、10月3, 4日は通院検査。店と自宅に戻りましたが、出血が止まることはなく、今、検査を兼ねて、また入院しています。

昨年10月末に癌が確定してから、標準治療を避け、食事と運動と音楽の力で、約11ヶ月間、それまで通りの、いえ、それ以上に充実した、楽しい生活を送ってきました。
そもそも、50歳が寿命ならそれでいい、充分幸せでしたし、この7月には「次に大出血でショック状態になったら助からない。」とも言われましたので、死ぬ覚悟はできていました。準備も進めていました。

でも、今、生きています。


救急搬送されてから6日間、いろんなことを考えました。
10月3日の転院のタイミングで、このまま最初の意志を貫き、次の病院へは行かずに自然に血が止まるのを待とう、そしてダメなら終わりでいい、とも思いました。

実際3日になってみると、体力的に一人では動けず、病院から病院に車で送ってもらい、初診直前にまた大量出血。自力ではもう助からない。ここまで頑張って癌は壊死し始めてるけど、先に自分が出血多量で死ぬのはもう間違いない。

でも、最後にたどり着いたこの病院の医師は、素晴らしい方でした。患者の意志を尊重しながら、危険な状況を遠ざけるよう真摯に説明し、何も無理強いせず、病院の立場云々は一言も言わず、「一度帰りたい」と言う私を「今、緊急入院も充分できる状態だけど、明日、検査の予約を入れておくから。もしその前に出血が始まったら救急車ですぐに来なさい。」と、一時的な止血で帰してくれました。そのお人柄は、本当に信頼できると感じました。

その医師は、以前私がネットで調べ、今回の紹介状で指名した方。でもご年齢から今は顧問で外来しか診ておらず、主治医にはなれないため、別の医師を選んでくださいました。

そして4日、その医師もまた、素晴らしい方でした。この方が主治医なら、命を預けられる、と感じました。

そして今日5日、検査と止血のため、緊急入院しています。

店は、スタッフ、音響担当、そして娘が、私の留守を守ってくれています。
そしてこの6日間、病院への送り迎えに何人もの方が協力してくださいました。

死ぬのはいつでもできる。「潔く散る」のもいいが、倒れた私を目の前に泣き、今は「大丈夫!」と学校が終わってから店に出て頑張り、「生きて!!」と私の手を握る娘のため、生きなきゃいけない。

治療後、動けなくなり、生活の負担が彼女達にかかることはないだろうか?私の前で、無理に笑って、本当は苦労させることにならないだろうか?それでも、生きていたほうがいいのだろうか?
と悩んだけれど、今は「絶対に復活する!どんな形であれ、まだまだ彼女達のために生きる!」という意志に変わりました。

検査入院の期間も、今後の治療期間も、まだ未定ですが、必ず復活します。
そして、皆さまの心を癒やす、さらに素晴らしい空間を作っていきます。
どうかみなさま、今後とも、"Absolute Blue" をよろしくお願いいたします!!