自・公過半数割れに追い込まれたわけだから、普通なら石破退陣である。
ところがそうはならないようだ。
石破茂の対抗馬だった高市早苗のグループがからっきし元気がない。
それはそうだ、高市推薦を決めた議員を中心に安倍派が激減だからだ。
衆院57人から22人になってしまった。
岸田・石破による「安倍派つぶし」が成功したといってもよいのだが、ここまで減るのは予想外だろう。
国民民主を取り込めれば何とか息をつくのだろうが、玉木にはそこまで踏み込む勇気はない。
結局、不安定な状況がずるずる続くことになる。
しかし逆の発想をすれば、今まで野党が要求を出しても通らなかった案件が通るようになる。
例えば、政治資金規正法のもう一段の改正などは与野党一致して行うべきだ。
有権者としては、どの政党がどんな主張をしているか、そしてその主張がまともかどうかの判定を迫られる。
それだけに国会中継やいろいろな情報へのリテラシー(情報を理解・活用する能力)を高めるべきだろう。
「ぼやっとしているとチコちゃんに叱られる」