あいとポッポパーティー

あいをさぐりながら、友人に発信。
あいとへいわのあいは、解せなかったけれど注目のテーマ。

岩国住民投票→開票、そして…!

2006-03-13 01:52:19 | 日記
土日は北海道へ行ってきました。
北海道平和委員会の仲間がやった企画と、そして平和委員会の青年の会議に参加するためです。企画はとてもよかったので、また報告をしたいと思います。

その前に。最近の日記はこればかりですが。
岩国の住民投票が本日いよいよ結果が出ました…!

岩国市のHPを見たら

投票率58.68%
賛成11.0%、反対89.0%

でした。
おおーーー。

同僚や平和委員会の仲間たちが岩国へお手伝いに行っていました。
現地から届いた速報では、期日前投票だけで10%を超えていたそうです。そして「投票に行くな」の棄権運動を起こした市議会議長の地盤の島は田舎のため昨日が投票日だったらしいのですが、昨日の時点で投票率が72%だったそうです。

だってねー。さすがに棄権運動には市民も怒っていました。
私も先月末に岩国へ手伝いに出かけ、市主催の住民説明会へ行きました。
参加者の一人に取材をしたのですが、たまたま声をかけたその方は「私の周りはみんなこれ以上の米軍の受け入れには反対ですよ」と言っていました。棄権運動なんてもっての他、と。

つい先日も、ミクシイで日記に「岩国 住民投票」と検索をかけてみたら、岩国市民の方がよく書いていて、ほとんどが投票に行った、あるいは行く、というものでした。
なかなかおもろいです。

政府は住民投票の結果は関係ないとしているし、投票自体が市長のパフォーマンスとの声も。
住民投票の結果は明確に出ました。これぞ民意です。
ひとまず今日までは、岩国市民に特化した問題でした。
けれど開票が済んだ今(もちろんその前からずっとですけど)、日本全体の問題であることは明白だと思います。

沖縄の名護では、住民投票の結果をことごとく無視しようとする(実際は無視しきれないのですが)政府の横暴ぶりに、市民は「あきらめ」さえ感じるようになっていました。
そこに住む人の意思を無視して政治をしていいのだろうか?
それが国政というもの?
米軍再編問題云々だけでなく、民主主義の問題だと思います。


前述した、住民投票で私がお話を聞いた方に平和新聞の掲載紙を送ったら、ステキな贈り物とお手紙をいただきました。
話をして、自分の考えをまとめることができた。ずっと温めていた絵本構想を、ようやく形にしたのでもらってほしい、と。
びっくりです。猛烈にうれしかったです。
いただいたものをで載せてしまいます。

 

 

さらにトップの写真は、しんぶん赤旗の12日号。私の作画したものが活用されている様子がかろうじて写っています。これも猛烈にうれしいです。やはり傑作ですな…。

なお今年12月にこの岩国市で、日本平和大会を開催します。いよいよ楽しみです。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひとまずホッと… (ちず)
2006-03-13 03:20:36
今回の岩国の住民投票には私自身が励まされる思いです。住民投票自体には私は何もすることはできなかったですが、これからが踏ん張り所ですかね。



そしてみさきさんの作品、ステキですね!大学時代からいつもかわいくてステキだったけど、なんかこれはより洗練されていて心に響くものがあるなあと思いました。

ではまた。
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米軍基地は日本の国防に関する問題であって、岩国の人だけの問題ではないはずです (ぱち)
2006-03-13 04:46:29
岩国の住民投票の結果が出ましたね。



予想通りの結果というか、まあ、誰だって自分の家の近所に米軍基地やら原発やらゴミ処理場やらが出来ると言われたらいい気持ちにはならないものです。

たぶんどこであろうと住民投票をやったら反対票が過半を占めるんじゃないでしょうか。



でも、じゃあどこだったらいいのでしょう?

民意と言いますが、では「どこが受け入れるべきか」という国民投票を実施するべきなのでしょうか。

民意を最重要視するなら、国政問題の一つ一つを一々国民投票にかけなければいけないはずです。

議会制民主主義の存在意義って何なのでしょう。



もちろん私も自分の街が受け入れ先になったら「イヤだな」と思うでしょう。

ですが、政府としては日本全体のことを考えて決定したはずです。

地元住民が「イヤだ」と言ったなら、日本全体の国防をおろそかにしてでもその意志を尊重しなければいけないのでしょうか。

岩国住民は日本全体について責任を負う覚悟と能力があって今回の投票をしたのでしょうか。





今回の件、気持ちはわかりますが、やはり身勝手だったのではないでしょうか。
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Unknown (みさき)
2006-03-15 01:42:35
ちずさん。

この結果を生かすも殺すも…何次第だろう?

政府がこれを無視しようとするとき、運動で追い詰めるしかないですよね。

そして褒めてくれてありがとう。「洗練」ですと!ククク。うれしい。



ぱちさん。

私は住民説明会に参加して市民の発言を聞いたのと、数人の市民の方(運動している人でなくて)と話しましたが、岩国住民の思いはぱちさんが想像するような単純なものではないと思いますよ。そのような描き方が、まるで厚木対岩国のような狭い構図を生み出し、問題を矮小化しかねません。少なくとも市長だって、「決して基地をなくせと言っているのではない、日本の安保政策にとり岩国基地の重要性は認識している。ただ厚木が迷惑しているものを岩国へ単純に持ってきたらよいというのは根本的な解決にはならない」というような話をしていました。

私は市長の考えにすべて賛成はしませんが、岩国へたらい回ししたらよいという問題ではない、という点については賛成します。

議会制民主主義の方法はとても合理的ですが、住民は議会に全権委任しているわけではありません。住民が意思表明する場としての住民投票は、特に現代においては有意義だと思います。

いろんな論点がごちゃ混ぜになっている気もします。私の考えでは、米軍再編に基づく岩国への艦載機移転問題は、決して日本の国防が目的ではないと思います。
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Unknown (ぱち)
2006-03-15 05:31:19
特定の自治体に負担ばかりかけちゃ悪いから、その負担を少しでも軽減しよう、よそに分散しようというのが、在日米軍再編の目的だったはず。

有り体に言うと「厚木は住宅地で危なっかしいから、今度出来る岩国の海上基地に回させて」ということですよね。





>ただ厚木が迷惑しているものを岩国へ単純に持ってきたらよいというのは根本的な解決にはならない



対案も出さず(出せず)に批判だけ。

身勝手と呼ばれる所以でしょう。

岩国住民には同情する気持ちもないではないですが、今回の住民投票には賛同できません。

イヤだというのはよくわかりました。

で、それで終わりですか。

国はどうすればいいんですか。

岩国の他に受け入れてくれる自治体を探せということですか。

そんな自治体がなければあきらめろということですか。





>米軍再編に基づく岩国への艦載機移転問題は、決して日本の国防が目的ではないと思います



北朝鮮や中国に対する牽制も考慮に入れてあるととらえて問題はなさそうですが。

私は軍事の素人ですが、少なくともこれまで以上にその二国が意識せざるを得ないことは確実でしょうし、国防上の効果はあると思います。
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基地は縮小 (とも)
2006-03-15 10:56:18
厚木の騒音も問題で去年、厚木を見たけど何とかしたいと思いました。

でも岩国に来て解決するとは思わない

魚が豊富な瀬戸内海に基地を作って、魚屋のうちは迷惑です。

米軍基地があること自体が異常なんやから縮小するべきだと思う

みさちほど知識はないけど瀬戸内海で育った私は単純に反対です。

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Unknown (みさき)
2006-03-16 19:57:10
ぱちさん。

在日米軍基地があっちへ行ったりこっちへ行ったりしていますが、それは住民の負担分散を目的にするような日本の国内事情によるものではありません。米軍が言い出していることです。米軍の、世界中を支配下に置こうとする戦略に、日本の自衛隊も組み込む上での必要な配置換えなのです。

対案も出さずに、と言いますが、これ以上の米軍は来るな、と言っているのです。米軍による犯罪や爆音とともに暮らす恐怖がわかりますか。暮らしを守る政策を出すことが政府の仕事なのに、それを放棄して国民の責任にするなんてもってのほかです。

また、武力による牽制が国防の方法だなんていう政治は、非生産的です。差し迫った脅威がないときにあえてあおるのも建設的ではありません。日本政府がにらんでいるのはもっとグローバルな日米共同作戦体制だと思いますよ。



ともちゃん。

賛成。縮小がまさに「対案」ですな。

まともなくらしを脅かしておいて国防だなんて、本末転倒だと思うわけよ。

瀬戸内海行きたいわー。
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Unknown (ぱち)
2006-03-16 21:27:01
>それは住民の負担分散を目的にするような日本の国内事情によるものではありません



負担分散は目的の一つ。

アメリカもボランティアがしたいわけではありませんから、戦略的な目的がほかにあっても不思議はありません。

住民のためだけを考えてしたことでなければ駄目なんですか?





>米軍の、世界中を支配下に置こうとする戦略に、日本の自衛隊も組み込む上での必要な配置換えなのです



アメリカが自身の影響力の増大を企図するのは自然ですし、自衛隊と米軍の連携がより効率的になるのも悪いことではありません。

アメリカの何かと武断的な性格には問題もありますが、今この時期にアメリカの影響力が低下すればこれまでの例から言って中国・北朝鮮あたりがゴソゴソと蠢動しだすのはまず間違いありません。

ヴェトナム戦争以後の一時期、アメリカが軍縮した時代がありましたが、世界は平和になりましたか? むしろ悪化しましたよ。





>武力による牽制が国防の方法だなんていう政治は、非生産的です



軍事力が非生産的なのは当然です。

そういうものです。

でも軽視も出来ない。

すれば大やけどします。

歴史上、軍事力を軽視して国を保てた例を私は知りません。

これからはそうなる、とも思えません。





>差し迫った脅威がないときにあえてあおるのも建設的ではありません



脅威が差し迫ってから準備しても間に合いません。

侵略はいつでも突然です。

中国のチベット侵略しかり、北朝鮮による朝鮮戦争しかり。

武力の本質は抑止力にあります。





平和はタダでは手に入りません。

米軍基地を縮小させるならその分自衛隊を増強する必要が出て来るのですが……。

米軍も自衛隊も抜きで国防が成り立つならそれにこしたことはありませんが、今の時点ではそれは博打でしかありません。

すべての日本国民の生命と財産をチップに博打を打とうというのは、乱暴だと思います。
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