想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

家族以上の思い

2013-04-22 22:08:23 | 日記
関西方面へのお出掛けの2日目。

宿泊していた神戸のホテルを出て、広島県まで足を延ばしました。
福山市にある私の実家のお墓参りの為、毎年、春と秋に出掛けています。

そして一昨年からは、その先にある特別養護老人ホームにも、足を延ばすようになりました。
晩年、両親がお世話になった施設です。

今回、施設長の奥さんとお話ができました。
そのお話によりますと、昨年5月から、施設で提供されるお食事は、常食にしたそうです。
通常は、入居者の状態によって、常食、軟菜食、キザミ食、ミキサー食、流動食にしますが、
常食にすることで、よく噛んで食べますので、身体に与えるいろいろな刺激が
介護の度合いが軽減されることを期待しているそうです。
常食を始めてからは、むせることも少なくなってきたり、立ち上がることができたり、
良い方向の結果が出てきているそうです。
職員の人たちにとって、常食に変更されたことは、少なくとも最初のうちは、
今まで以上に手を掛けてあげる必要がでてきます。
それでも、入居者のことを思うとこれがベストと思えるから、手を掛けてあげたいと思われるのでしょう。

ただ、この件を、入居者の家族に納得してもらうのが難しいこともあるそうです。
「もう高齢なので、楽をさせてあげたい。」「今更…、今まで通りでいいです。」など、
施設職員さんのお仕事は、入居者のみならず、家族の人への説明も労を要するとのことでした。

施設では、毎月、東京まで職員に研修に行ってもらったり、講師を招いて研修したり、
いろいろと頑張っていると、話してくださいました。

私達も、先日テレビで見た、山口県防府市の『バリア“アリー”』のお話をしましたら、
その施設長さんの講演も聞きましたと言っておられました。

お年寄りの人達のことを思って、みなさん、本当に一生懸命なのですね。
職業とはいえ、家族同様…、いいえ、もしかすると家族以上に真剣に考えておられることに
ちょっと感動したのでした。


 我が家に近い場所です。
 桜の花が、チラホラと咲き始めました。
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