サンマ

先日、サンマ漁が解禁になったニュースを取り上げていました。
その後、根室市の花咲漁港で初水揚げがあったこともニュースになっていて、
水揚げ量は昨年よりも多いということでした。
漁の船は次々に入港する予定になっているとも…。

サンマは昔、庶民の魚でした。
でも、１０年程前からでしょうか、だんだんと高くなり、
ここ２～３年は高根の花とも言える価格になっていました。
スーパーで１尾６００円という値札を見たこともありました。

そんなサンマですが、今日の我が家の夕食の食卓に載りました。
何ということでしょう…。
先日のニュースで言っていた『水揚げ量は昨年よりも多い』ということで、
海のない山梨県にも届けられたのでしょうか…？？？
しかも、２尾入って３５０円ですからありがたいです。

今日のお買い物でスーパーに行った時、我が家のお魚購入担当の主人が、
お野菜売り場にいた私に近付いてきました。
ちょっと笑顔で、「サンマだよ。」と珍しいものがあったという感じで
手に持ったパックを見せてくれました。

きれいなサンマが２尾、パックに並んでいます。
『サンマさん、お久しぶりです。』と言いたいほどでした。

ということで、サンマを焼いてメイン料理となったのです。

先ほど、２階のオフィスから１階へのドアを開けましたら、
サンマの匂いがしました。
１階のお台所でサンマを焼いたからですが、思い出したことがあります。

何年か前、NHKの『ためしてガッテン』というテレビ番組があり、
その中で言っていたかと記憶しているのですが…。

ほとんどの魚の味は、ほぼ同じだということらしく、
その違いは、それぞれの魚の脂にあるらしいのです。　
脂の乗りがいいと美味しく感じますが、それはまさに脂の味。
一方、脂の乗りが良くなければ、モクモクとして食べにくく、
それは、鯖であろうとブリであろうと、魚の種類に関係なく美味しくないと感じます。

ほとんどの魚の味がほぼ同じだということは、ちょっと信じ難い気もしますが、
脂の乗りが良くないお魚を食べた時のことを思い出しますと、
たしかにモクモク感があるだけですものね。

ふと思ったのですが、最近よくあるフルーツ魚は柑橘を混ぜた餌を与えて養殖をします。
そうすると、柑橘系の香りがするお魚に育つようです。
では、その餌にサンマの脂やマグロの脂などを混ぜるとすると、
形さえ気にしなければ、サンマやマグロの味がする魚が育つ…？

いやいや、やはりサンマの形をしたサンマ、マグロの形をしたマグロでなければ
美味しさは感じられないですし、そうであってほしいですね。
　

　サンマと言えば、秋。
　コスモスもまた、秋を思わせる花ですね。