何かが違うわ。

お散歩の時のこと。
我が家を出て、坂道をしばらく下りて行くと、
２車線の道を渡ることになるのですが、
いつもですと、車の通りが少ない道の、今日は、なんと車の多いこと。

右を見ると、坂道を上ってくる車が…、
それが通り過ぎてから左を見ると、坂道を下りてくる車が…、
次は、上ってくる車が…、下りてくる車が…。

どの車も、車間距離を取っているというよりも、
偶然、適当な間隔で通過していくため、道を渡るチャンスがありません。

そうして、右や左を見ているうちに、左手の山に目が留まりました。
『何かが違うわ…。』と思ったのは、その時です。
３ヶ月もの間のほぼ毎日、見慣れているはずの景色が、何か違っています。

そのうち、車が途切れて、私たちはやっと道を渡ることができ、
山側を背にして、坂道を更に下りて行きました。

お散歩コースは、ずっと下った後、折り返して、山を見ながら上ってくるのですが、
その時、山肌に見えたのが、照明塔です。
スキー場のコースを照らすためにつけられた照明のライトが、今日は点いているのです。
これです。いつもと違っていると思ったのは…。


　ちょっと見えにくいのですが、ライトが点いているのです。


　写真を加工してみました。
　３つのライトが見えるでしょうか。

このスキー場は、この夏の間に整備をしているらしく、
お散歩の時に、いつも重機が動いているのが見えていました。

そして今日も、何台かの重機が動いています。
でも、お天気は悪くはないし、午前中の明るい時間帯ということで、
ライトが必要な状況ではないことを思うと、間違えてつけてしまった…、
もしくは、必要だから点けていたけれど、消し忘れた…ということかもしれません。
点いていることに気付いていないということも考えられます。

それにしても、私にはどうすることもできないことですし、
考えるにも及ばない…どうでもいいようなことにもかかわらず、
ついつい考えてしまう私です。

ただ、そのライトは、お散歩の帰り道、
あの、車が途切れなかった道を渡る時に山側見上げると、消えていました。
なぜか、ちょっとホッとした気持ちです。