オリンピックの感動が…

オリンピックのいろいろな競技を見ていますと、
その競技にかかわっている選手の人たちが、
小さい頃から興味を持って続けてこられたことが紹介されます。

親兄弟がかかわっていたから…、とても感動的な試合を見たから…など、
理由は様々ですが、続けてこられたから、今があるのですね。

私が子供の頃を思い出しますと、
スポーツといいましょうか、運動はあまりしていませんでした。
我が家のお庭で、ままごとやマリつき、ゴム飛びなどの遊びが多く、
一人遊びも嫌いではありませんでした。

そんな私が、小学校４年生の頃から、
何人かのお友達の所に遊びに行くようになりました。
お友達は、どの子も、その近所の子供たちと遊び慣れていて、
しかも、ドッチボールや卓球、フラフープにホッピングと、
身体を動かす遊びをよくしていたのです。

そんな遊びをしたことがない私は、いつも見ているだけでした。
でも、それがつまらないと思うことはなく、
見ているだけで十分だったのです。

そんな私でしたが、お友達は、どの子も「また遊びに来てね。」と言ってくれましたし、
私も、時々でしたが、あちこちに遊びに(お友達の遊びを見に)行っていました。

ひとつのことを長い間続ける…、
しかも、そのレベルを上げながら続けることの素晴らしさを、
今、オリンピックを見ながら感じています。

子供の頃の私が、もし、何かを続けていたとしても、
こんなに素晴らしい舞台に立てることはなかったでしょうけれど、
続けているが故の苦難、苦痛、喜びなどが、経験できたことでしょう。
私に、もしも続けているものがあったならば、
人の痛みがわかる、広く深い心を持った女性になれていたかもしれません。

今となっては、スポーツなんて、とてもできません。
それでも、今からでもできる何かがあるかもしれません。
そんなことを考えさせてもらえるような感動を、
このオリンピックからいただきました。


　今朝、５時１０分の羊蹄山です。