MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

何ができるかではなく

2011-04-11 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
農業で協力隊を目指していた農業大学校時代、
一枚のコピーを恩師にもらいました。

そこには「国際協力ゲリラ語録」とかかれてあり、
開発途上国の農村を目指す者の心得がかかれていました。

そのゲリラ語録をかかれたのは、
当時「風の学校」を主宰されていた中田正一先生です。

そのコピーはいつも私の作業着のポケットに入っていて
迷った時や落ち込んだ自分を励ましてくれました。

そこに書かれていた言葉のひとつが、

お金のあるものはお金を
知恵のあるものは知恵を
何もないものは汗をだせ

当時、何もなかった自分はひたすら汗を流すしかありませんでした。

時間が過ぎて、
20代の時よりは少しはお金も知恵もつきました。

先週の土曜日、被災地で自分に何ができるかというテーマで
AMDA兵庫県支部の医療ボランティアの方々のお話を伺いました。
ここで返ってきた答えは自分に何ができるかではなく、
相手に何が必要かを考えるということです。

スペイン語を使えますといったところで、
実際問題、被災地にはスペイン語話者はとても少ない。
スペイン語しかやりませんではなく、
だからなんでもやりますよというスタンスでなければ本当の支援ではないということ。

そして大切なのは、自分が実際に支援するだけではなく、
その支援する人を支えたり、被災地から出てくる人たちを支えたり、
被災者だけでなく日常的な弱者も支え続けること。
思い続けることが大切です。
被災地に行くことだけが必ずしも支援ではありません。
被災地支援だけではなくボランティアの大切な精神を
改めて教わった思いです。

当日の様子はこちら 


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