MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

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医療通訳士のあり方1

2014-07-14 00:00:00 | 通訳者のつぶやき
医療通訳士協議会(JAMI)の分科会報告が遅くなりました。

今回の会場は吹田にある大阪大学のキャンパスでした。
街の中心でないにもかかわらず
140名を超える参加者で100名キャパの会場はほぼ満席。
一部立ち見も出た盛況ぶりでした。

もちろん東京オリンピックなどに影響されたインバウンド、
メディカルツーリズムの関係者の方々も少なくはなかったと思いますが、
年々、医療通訳に関する関心の高まりを感じます。

シンポジウムのあとの分科会は二つに分かれました。
1は医療通訳者のネットワーク
2は制度化に向けたパネルディスカッションです。

私は分科会のセッション1を担当したのですが、
20名~30名程度を予想して準備していました。

たしか京都で開催された第2回医療通訳者全国大会でも
医療通訳者を対象としたセッションをやったのですが、その時は20名程度だったと記憶していたからです。

しかし、会場にこられた方は50名超!
遅れてこられた方は入ることができず諦められた方もいらっしゃいました。
大変申し訳なかったのですが、事務局でも事前に数を読むことができず、
小さめの部屋を用意してしまっていたので、
参加者の皆さんには窮屈な思いをさせてしまいました。
申し訳ありません。
でも災い転じて・・・ではないですが、
お隣との距離も近くて面白い議論が出来たのではないかと思っています。

まず、参加者の属性についてのワークをしました。




自分の医療通訳者としての立ち位置
「医療」、「言語」、「支援・コミュニティ」の中から
医療はピンク、言語は青、支援・コミュニティは黄色の付箋を選びます。
どれでもない人やいくつか重なっている人もいると思いますが、
一応、自分の中で一番強いものを選択します。

それぞれの紙には自分をアピールする
「○○の医療通訳者」と書いてもらいます。

次に模造紙に
横軸に「医療」「言語」
縦軸に「外国語」「日本語」が書かれてあります。
その軸のどのへんにいる通訳者なのか、ご自分の立ち位置を決めてそこに付箋をはってもらいます。

自分の医療通訳者としての立ち位置を改めて考える機会になったかと思います。

今日の参加者は圧倒的に「言語」の方が多く、
日本語寄りの方が多かったと思いますが、
「言語」に関してはいろんな方がいらっしゃいました。
その分析については近いうちにJAMIの報告の中で行う予定です。

医療通訳者なんだから「言語」ばかりではないの?
と、思われるかもしれません。
でも、現実問題として医療通訳者の中には
医療者で言語のできる人、支援者で言語を学んだ人、
コミュニティの中で同国人に支援している人など様々な人がいます。
どの人も医療通訳者で、
患者にとってみれば、どの通訳者も大切な通訳者です、
できれば状況に応じて選べれば助かります。
だから、医療通訳者像はひとつではないことを
医療通訳者が理解しなければいけないと考えています。
今回、このセッションを担当した3人は
Sさんが「医療」、Tさんが「言語」そして私が「支援」をベースにした通訳者です。
まさに、この分類の3者が集まってセッションの幕があきました。

続く・・・。
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