TOKYO ⇔ SAIGON そしてたくさんの街へ

東京とサイゴン、そして、いろいろな街を巡ります。

ブラックアウト中

2008-02-28 | Weblog
18時に品川で打ち合わせを終え、そのまま成田エクスプレスに飛び乗った。
今夜発で、明日の早朝はもうシドニー。日曜にはもう帰宅。

オーストラリアは他民族国家だ。
いろいろな顔の人が、当たり前のようにいる。
一人で店に入っても、ここに住んでいる人のように扱われる。
いろいろな人が、当たり前のようにいるから。

母国語が基本になった英語だから、英語もみんないい加減。
どんな英語でも、みんな臆せず話す。


いつだったか早朝のフライトに間に合うよう、タクシーに乗った。
タクシードライバーがわたしに聞く。

「どこからきたの?」
「ジャパン」
「お~、ジャパン、よく知っている。首都はハノイね」

「あなたの国はどこ?」
「ぼく、アフガン。アフガンとジャパン同じアジアね、ボクたち同じアジア人。おんなじおんなじアジア、アジア人~」

と彼は歌うように言った。

「そうそうワタシはハノイから来たジャパニーズ。同じアジア人」

わたしも歌うように言った。

そうなのだ。アフガンもハノイもトーキョーもジャパンもみ~~んなアジア。ぜ~んぶアジア。細かいことはどうだっていいじゃない。

たいていのことはたいしたことじゃない。たいていのことは、とってもちっちゃなこと。
日本でちっちゃなことに悩まされるのはばかみたい。

そんなふうに思える一瞬がとても嬉しい。

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