TOKYO ⇔ SAIGON そしてたくさんの街へ

東京とサイゴン、そして、いろいろな街を巡ります。

ごちゃまぜ当たり前

2008-02-29 | Weblog
シドニー。明日のゲイパレードのせいか、タクシー乗り場に行列ができている。

乗ったタクシーのドライバーはパキスタン人。数年前にこちらに来たという。

わたしがシドニーには、すでに10回以上来ていることを知り
「今回は何で来たの?」と訊ねる。
「ゲイパレードを見に」
「そうそう、世界一大きなゲイパレードなんだよ」

そこまではいい。
「あなたは独身?」
「うん、独身」
「なんで一人で来たの?」
「一人が好きだから」
「で、ボーイフレンドはいるの?」

来たーーーー。探ってる。
要はわたしがストレートかどうかを知りたいのだ。

こういうとき正直に「いない」とはいえんだろ。

「いるよ」と私。
「じゃあ、どうして一緒に来ないの?」
「彼は旅行が嫌いなの。そしてわたしは一人で旅行するのがすきなの」

ドライバー、「本当は違うだろう…」という気配アリアリで話を変える。

「パキスタンは来たことある?」
「ない。今、危険なんじゃないの?」
「それはマスコミが騒いでいるだけ。ぜんぜん危険じゃないよ」
「わたしが一人で行っても、ぜんぜんOK?」
「もちろんぜんぜん、大丈夫。安全」

(外務省のHPでは「渡航の延期をお勧めします」だらけだったんですけど)

と思いつつ、「あ、そうなの。じゃあ、今度行ってみるね」

ホテルに荷物を置いて、街に出る。

ネイルサロンでお手入れ。右手は「中国人」、左手は「ベトナム人」がやってくれる。
中国語とベトナム語は飛び交う。

タイカレーのテイクアウトの半屋台で食事。店の人同士のやり取りはタイ語。

帰りにコンビニで2リットルのミネラルウォーターを買う。韓国語。

ピーナッツをミルでペーストにして買える自然食の店がある。
そこでピーナッツをペーストにしていると、わたしのことをてっきりシドニーに住んでいるとばかり思っている店主がいう。彼は、日本に少しだけ住んでいたことがあり、単語程度はわかる。

「今度、日本にいつ帰るの?」
(「明後日」と答えては期待を裏切ることになるから、ちょびっとのサービス心で)
「2ヵ月後」
「じゃ『シガツ』(日本語で)か。ぼくもその頃に日本に行こうかな。日本好きなんだ」

何でもあり。あ~ここに来ると気楽。

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