ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

「トンデモ」を批判、批評していた人が、おもいっきりトンデモになる(トンデモだった)というのもなんともむなしいものはある

2019-01-15 00:00:00 | Weblog

前にこんな記事を書きました。

「と学会」の会長だった山本弘が、脳梗塞になり長期入院をしていたとのこと

で、その関係で、私が「どうもなあ」と思ったことを。つまり山本弘が書いている闘病記の一節

>甘いものが昔から好きだ。医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。何にせよ、いきなり破滅的な影響が出るとは考えにくい。

 それに僕は酒も煙草もやらない。信じられないほど健康な人間のはずなのだ。僕より不健康な暮らしをしている人間はいくらでもいる。

上の段落の文章と下の段落の文章が全然対応していないじゃないですか(苦笑)。

>医師から血糖値が高いとよく警告されていた。だが常人に比べて何倍も高いわけじゃないし、血糖を抑える薬も飲んでいる。

他人より何倍も血糖値が高かったら大変ですが、高血糖のための薬を飲んでいて、

>信じられないほど健康な人間のはず

もないでしょう(笑、いや、笑っちゃいかんか)。

いや、まだ脳梗塞になっていないのなら別にいいけど、ご当人なっちゃって、何か月かの入院を余儀なくされたんですからねえ。相当やばい状態じゃないですかね。

つまりは山本は、現段階論理的な思考とかができない状態なのでしょう。病気なのだからそれは仕方ないですが、でも「トンデモ」を批判したり批評したり、自分の頭の良さにかなりの自負を持っていたらしい人間がこういうことを書くようになっては、前途は相当暗いですね。非常に厳しいと思います。

それで山本は、こんなことも書いています

>先日、毎月買っていた『日経サイエンス』を妻に「もう買わなくていい」と頼んだ。習慣のように毎号買っていたのは、まだ読めなくても、毎号読んでいれば、いつか知能が元通りになったら読めるんじゃないかと思っていたのだ。

 僕の知能指数は、たぶん普段より10か20は下がっている。

 待っていてもそう簡単に元には戻らない。知能が回復するにしても、たぶん何年も先のことだろう。

(中略)

今の僕は理学療法、作業療法、言語療法の三人の療法士さんに週一回のペースでかかっている。僕の知能の低下を心配して、「いずれ脳の機能は戻ってきますよ」と励ましてくれる人もいる。

 だが「いずれ」というのがいつのことなのか。もしかして何年も先ということもありうる。

  少し前に、娘に「大学の卒論を読んでほしい」と頼まれた。娘は大学でコンピュータを研究している。当然、卒論の内容もコンピュータのソフトウェアに関する専門的なものだった。

 すまん。パパにはもう、お前の卒論を読んでやることもできないんだ。

  今の僕の心理をたとえるなら、『アルジャーノンに花束を』の主人公チャーリー・ゴードンの心理だろうか。特にラスト近くの。

ご当人も相当苦しんでいるのがわかりますね。他人は何もできませんので、ここはぜひリハビリほかがうまくいくことを祈るばかりです。

で、その山本とトラブルを起こした(こちらのツイート参照)、やはり元「と学会」のメンバーである唐沢俊一氏も、相当末期的な状況のようです。これは、彼が投稿したツイートです。すぐ削除したようですが、スクリーンショットを取られていました。こちらを。

唐沢氏もライターとしては、不徳の致すところというやつで、昨今ほとんど仕事がなく、演劇ユニットなどをやっているようですが、こんなものをツイートするくらい金がないんですかねえ。すべて冗談ならまだいいですが、でもたぶんそういうことでもないでしょうしね。

ただ唐沢氏は、自著の中でこんなことを書いたりして、ややライターとしての根本的な心構えという次元で問題があるかという気がします。トンデモ一行知識の逆襲 (ちくま文庫) より。

> しかし、間違いを間違いだからといって無下に排斥するのは人間の文化を貧しいものにしてしまう。事実、などというのは世界中の人間のうち数パーセントが知っていればいいことではないか?

 火食い鳥は火を食べ、ヒマワリは太陽に常に顔を向け、妊婦のおなかの右側(左側だったか?)を蹴飛ばす子は男の子。そう国民の大半が信じていたからって、日本社会はどうってことないのである。そっちの方が夢があってよろしい。

それ全然話の次元が違うじゃん(夢とデタラメを信じることって、関係ないじゃん)と思いますが、彼は、「と学会」なんてところにいて、それで「トンデモ本」に対して散々偉そうなことをほざきまくっていたわけで、そういう人物がこういうこと書くかよです。書くのが唐沢氏なのでしょうが、けっきょく彼は、パクリ問題とかにまともな対応ができず、現在ライター稼業はほぼ廃業状態です。彼のガセやパクリには、いくつかのサイトがいろいろ研究をしているくらいです。

上の引用は、自著の間違いに対する抗弁ですが、こういうことを書く野郎はまったくもって信用できないとしか言いようがないですね。これじゃあライターとして仕事がなくなるのも仕方ない。

世の中そんなもんだとは思いますが、あまりにむなしいですね。いろんな意味で困ったものです。

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最近「と学会」批判(主として唐沢批判)を始めた山本弘 (bogus-simotukare)
2020-08-17 08:17:38
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887816845/episodes/1177354054918626832
 大切なことをこれまで書いていなかった事を思い出した。と学会のことである。
 正直にぶちまけてしまうが、僕は会長になんかなりたくなかった。最初に会を発足する話し合いの日に、「じゃあ、山本さん会長ね」と強引に押しつけられただけである。
 最初のころは抜群に面白かった。向かうところ敵なしという感じで、いくらでも楽しい文章を書きまくった。
 それに影がさしたのは唐沢俊一氏の無断盗用事件である。唐沢氏が書いた文章が他の人の文章とまったく同じであることが発覚したのだ。
 こんな事件をと学会の会長として見過ごすわけにいかない。僕は会長としての権限を初めて行使して、唐沢氏のと学会員としての活動を一年間休止することを宣言した。自分ではこれは妥当だと思っていた。
 ところが僕がネット上の『と学会HP』に唐沢氏の処分について書いたら、驚くべき事に、その全員が処分に対して(ボーガス注:処分すること自体に)反対だった。意見が分かれて議論になることは予想していたが、まさか全員が(ボーガス注:処分内容では無く処分すること自体に)反対とは。唐沢氏は悪いことをやった。だったら何らかの処分があるのは当たり前ではないか。
 しかし僕の処分には、と学会のメンバー全員が「ノー」と答えた。僕にしてみれば、裏切られたような気分だった。
 そのころ、僕は悩んで、真剣にと学会を辞めることを考えた。その決意を変えさせたのは、皆神龍太郎さんだった。
「山本さんはと学会の天皇なんだ。会長という座に座っていても、実質的な権力は何も持ってない。だからあなたは上にいるだけで充分。あなたが上にいてくれるおかげで、と学会委員たちは安心して遊ぶことができるんだから」
 僕は「と学会の天皇」という言い方に反発したが、僕は「会長」という呼び名を最高権力者と誤解していた。実はそんなものはなかったのだ。僕は天皇のようにお飾りのようなものだったのだ。
 そして僕はと学会の会長に戻った。そして唐沢氏も何事もなかったかのように、と学会の幹部の座に返り咲いた。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887816845/episodes/1177354054918663400
 さて、そんな話ではなく、僕がと学会への不信を決定づけられた一件がある。名付けて「と学会の陰謀」である。
 当時、と学会に対して敵対的な行動をしている人物(かりにX氏と呼ぶ)がいた。敵対的と言っても犯罪行為ではない。あくまで表現の自由、正統的な人権の行使である(ボーガス注:つまりは蓮池透氏の救う会批判のようなもんでしょう)。
 と学会内部でX氏の行動に腹を立てている人間がいた。彼らは結託し、X氏に対して反撃を計画した。
 と学会には一般向けのホームページの他にも、ごく少数の人間しかアクセスできないクローズドのページがある。僕たちはそのクローズドのページで、よく外部の人に知られては困る情報を話し合っていた。
 その時の話題もX氏についてだった。目の上の瘤であるX氏の口を封じたい。そのためにはX氏に対して訴訟を起こしたい。ところがX氏の住所が分からない。何としてでもX氏の現在の住所を知らなくてはならない……。
 そこで名案(と信じた人間は思いこんでいる)が浮かんだ。何とか私立探偵に頼んで、コミケ会場から帰宅する前のX氏を尾行し、彼の住所を探り当てようというのだ。
 最初のうち、僕はてっきり冗談だと思いこんでいた。ところが複数の(たぶん十人以上のと学会の会員が賛同していたと思う)計画者の間でどんどん話が進み、気がつくと実行寸前になっていた。現実に私立探偵を雇うところまで話が進んでいたのだ。
 僕は血の凍るような恐怖を味わった。
 軽い趣味の会だったはずのと学会が、いつの間にか陰謀組織にまで成長していたのだ。
 僕は慌てて計画にストップをかけた。「この戦いの勝利条件はいったい何なのですか」と僕は全員に問うた。仮にX氏を名誉毀損などで訴えられたとしても、と学会もこんなことで私立探偵を持ち出すなんて不名誉なことではないか。
 結局、僕が反対したので、X氏に対する陰謀は不発に終わったのだが。
 それからずいぶんと(たぶん一年後ぐらいだと思うが)X氏からメールが届いた。
「ずいぶん前にと学会のメンバーの中に、私立探偵を雇って私の住所を探らせるという案があったと聞いたのですが事実でしょうか」
 バレてる(笑)。
 X氏がどこでその計画を知ったのかは不明だが、僕としてはあの日に計画をやめたのは正しかったと今でも思っている。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887816845/episodes/1177354054918719810
 僕がと学会をやめた理由は唐沢氏との関係が不仲になったことである。
 不仲になったきっかけは、僕が例の盗作事件の話題をちらっとmixi日記で書いたことだ。mixi日記と言ってもクローズドであり、数人の知り合いだけにしか読めないものだったのだが(唐沢氏はその一人だった)
 ところが唐沢氏はそれに腹を立て、僕に削除を要求してきた。僕はびっくりした。別に唐沢氏のことを悪く書いたわけじゃない。それにあの事件はマスコミに騒がれために、多くの人が知ってしまっている。誰かの口をふさいでどうにかなるものじゃないのだ。おまけにこんなふうに言論を規制するのは、僕の流儀に反する。どんな場合でも(ヘイトスピーチにならない限りは)言論の自由というものを最大限に認めるべきだというのが僕の信念なのだ。
 僕が唐沢氏の削除要求を拒否したことて、唐沢氏の態度は硬くなった。僕にしてみれば唐沢氏の要求こそ受け入れがたいものだったのだが。
(引用終わり)

 ちなみにこれに対する唐沢の反応がこちら。
https://twitter.com/cxp02120/status/1294905696710848512
 知り合い(ボーガス注:前後の文脈から見て山本弘のこと)に一方的な言説で他者(ボーガス注:前後の文脈から見て唐沢のこと)を誹謗中傷している人がいるが、今ごろなんで、と考えたらかなり重症の難病患者だった。身体的ストレスをそれで解消しているのかも知れない。
(引用終わり)
 この唐沢の「卑劣な人格攻撃」ツイートには
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/cxp02120/status/1294905696710848512
・kyo_ju
 山本弘氏がと学会退会の経緯を書いてるのはビョーキのなせる業だと言いたいらしい。
・WinterMute
 盗作とかもビョーキだよね
・NOV1975
 詭弁とは何かを学習する会場はこちらですか?
という批判ブクマがついています。
 しかし唐沢もどうしようも無いクズですね。山本の批判が不愉快だとしても、せめて黙ってればいいのに。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2020-08-17 22:45:18
どうも、紹介ありがとうございます。実は拙ブログも、この数日山本弘関係の記事のアクセスが良くて、いったいどうしたんだろうと思っていましたら、そういうわけだったのですか。山本は、唐沢関係では口を濁していましたが、と学会脱会から月日も立ち、ついに長文の見解を書くことにしたようですね。あとは、どれだけ書けるかですね。ここは私も、完結した時点で、ちょっと記事を書きたいと思います。

それにしても探偵を雇って尾行させようとするとか、けっこう話がえげつないですね。尾行して居所をつかむなんてことをしないでも、連絡をつける方法はほかにあるでしょうにね。

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