阿比留瑠比氏でこのブログを検索して遊びに来る方がいまだたくさんいます。やはり阿比留氏の首相記者会見でのあの発言はかなり世間にもインパクトがあったみたいで。阿比留氏の言論についてそれなりに知識のある私でも、いやー阿比留氏、いよいよ末期の症状になったかなと思ったくらいで、いろいろ興味深いものはあります。
さてさて、一昨日(4月20日)私がネットで阿比留瑠比氏を検索してみたら、パソコンの前でおどろいてしまいました。「ライプツィヒの夏」の記事が、上のほうに表示されているのです。
いやだなあ、これ。阿比留氏に名前を覚えられちゃうじゃん(爆笑)。
正直、阿比留氏に対する厳しいコメントなら、pr3さんとかのほうが適任じゃないかという気がするんですが、阿比留氏といい、安藤慶太氏といい、これも何かの因縁なのかもしれませんね。というわけで末長くこのお2人をはじめとする産経新聞関係のことは悪く書くこととしましょう。
安藤慶太氏にいたっては、一昨日検索してみたらめでたく1番上でした。
ちょうど1カ月前に検索したらやはり1番上でした。最近彼についての記事書いていないんだけどね。
それはそうと、上の写真の阿比留氏の発言を読んで思わず笑っちゃうのは私だけではないはず。いや、阿比留氏の発言でなく、安倍の挫折が面白いということです。
さてさて、4月19日、私ちょっとネットを検索していましたら、阿比留氏の本の出版を知りました。
アマゾンにはリンクしません(笑)。読みたい方は、ご自分で検索してください。書店でも入手は容易でしょう。
阿比留氏の本なんか出して、新潮社も(なにをいまさらですが)しょうがねえ出版社だなあーとつまらんことを考えましたが、でも阿比留氏の本て売れるんですかね。売れるから新潮社のような大手の出版社が出すんでしょうね。もっとも新潮社は大赤字だという話ですが。
ついでながらに書いておくと、阿比留氏はこんな本も出版しています。
後者については、推薦者がすばらしい。帯によると、櫻井よしこ、田母神俊雄、西尾幹二、尾山太郎、渡部昇一…(失笑)。著者同様、どうしようもない人たちばかりです。
それはいいとして、突然私、へんなことを考えつきました。これは証拠はないし、真相を知るのは阿比留氏のみです。阿比留氏にどうなんですか」と聞いてみても真偽以前に否定するだけです。だから可能性としてのみお読みください。
阿比留氏が世間で注目を集めたのは、4月12日の首相記者会見におけるこの発言(魚拓)です。
>先ほど首相は「辞任をするのか」という時事通信記者の質問には答えなかった。現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっていると思う。一体、なんのためにその地位にしがみついていらっしゃるのか考えを聞かせてほしい
(引用ここまで)
ジャーナリストが首相記者会見の場でここまで首相に言うというのもまともではありませんが、しかしこの発言によって阿比留氏に対する注目が俄然高くなったことは確かです。文字通り良くも悪くも。
で…これは私の邪推なんですけど、この発言のおかげで阿比留氏の新刊本てけっこう注目を浴びたんじゃないんですかね。
阿比留氏という人物は、支持する人は本気で支持しているし、私のように徹底的に否定する人間と両極端な人物です。しかし、世間一般の知名度がものすごく高いとは言えないでしょう。でもあの発言のおかげで彼のことを知った人って、けっして少なくはないですよねえ。それで彼の本を手に取る人もいるかも。
阿比留氏が首相記者会見でそこまでにらんで発言したかどうかは何とも言えませんが、それでもあの発言は彼の知名度を高めるために大変効果のあるものでした。だってお金をかけずに一発勝負で数多くの日本国民に(良くも悪くも)「うわ、すげえ人がいる」と思わせたんですから。
そう考えると、ああ見えて阿比留氏というのもなかなか油断ならない人物かもしれません。彼の意見は「どうしようもない」という以上の感想を私は持ちませんが、案外彼は世渡りがうまいのかも。産経新聞が倒産しても、彼は極右ライターとして生き残るでしょうね。
というわけで、これからも阿比留氏に対しては注目しつづけたいと思います。
ただし、どの程度食える世界なのかは分かりませんけれど。田母神俊雄は講演会などで引っ張りだこで、収入もうなぎ登りだそうですから、それなりに実入りがいいのかな。
あの人の記者としての能力については、私は何も知りませんけれど、ああいう場面で取材活動より自己の政治的主張を開陳することを優先している時点で、ジャーナリストではなく政治活動家だと言わざるを得ないでしょう。
産経出身のジャーナリストと言えば、福島香織記者がいますね。私は福島香織記者の主義主張に全面賛同というわけではないのですが、「潜入ルポ 中国の女」という著書を斜め読み(済みません、まだ購入はしていないのですが)した限りは、この人はすごい、こういう人を、能力のあるジャーナリストと言うんだろうなと思います。
他に、産経新聞出身で、産経という看板、極右ライターという枠組みを超えて名を残しそうな人って、いるかなあ。鈴木邦男(記者出身ではない)かな。
早速アマゾンで検索をかけました。
現民主党政権が嫌いな点は、私とあびるんの唯一(?)の共通点ですが、「国家を壊滅」だとか、凡人には不可能な超越思想を有するところが異なるのではないかと思います。
「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」の欄。こちらはこちらですごいですね。櫻井女史や稲田女史はもちろん、渡部昇一や田母神、日下公人、黄文雄そして三橋貴明(笑)日本の名だたる最大級に頭の悪い御仁の大集合です。あびるんがどういった連中にちやほやされているかを物語っていると思います。
>ジャーナリストではなく政治活動家だと言わざるを得ないでしょう。
それでいて彼は「政治活動家」と批判されるとおこるんですね。まあ自分勝手な人です。
>福島香織
彼女は優秀な記者みたいですね。私もその本は読んでみたいと思います。
>鈴木邦男
彼は記者じゃなかったんですね。販売局や広告の仕事をするより記者のほうがよかったのでは。
阿比留氏を見ていると、自分と意見が合わないやつはみんな敵くらいの雰囲気がありますね。まあ戦争中の特高警察みたいな男だと思います。
>こちらはこちらですごいですね。櫻井女史や稲田女史はもちろん、渡部昇一や田母神、日下公人、黄文雄そして三橋貴明(笑)日本の名だたる最大級に頭の悪い御仁の大集合です。あびるんがどういった連中にちやほやされているかを物語っていると思います。
…(笑)。阿比留氏を支持している人たちはね、そういうたぐいの人間ばかりでしょうね。利用価値があるから支持する人もいるでしょうけどね。
さて畑違いのアビル氏のことで感想を。ブログ主さんの見るとおり、なかなか侮れない人だと思いますよ。いや、私も嫌いな人ですが、自分の仕事をしながらあのブログの更新量はたいしたものだと思います。定年になったら山際なんとかと同じような右派ジャーナリストを考えているんじゃないでしょうか。でも顔気持ちわり~(苦笑)
それとは別に、仕事関係でサンケイ記者の人とか知っているんですが、結構皆さんリベラルですよ。左翼っぽい人もいます。でも社の方針として表には出せないんでしょうね。スポーツ報知の記者が阪神ファンだとしても公言できないような…。だからソウル特派員の黒田さんも昔はとてもリベラルな人だったけど、今は完全にサンケイに染まってますもんね。
ともかくサンケイの記者がみんなアビル氏のようではないことをご理解ください。
>韓国旅行記
ありがとうございます。そろそろまた韓国へ行きたいなと思っています。
>いや、私も嫌いな人ですが、自分の仕事をしながらあのブログの更新量はたいしたものだと思います。定年になったら山際なんとかと同じような右派ジャーナリストを考えているんじゃないでしょうか。でも顔気持ちわり~(苦笑)
ええ、なんだかんだといって馬鹿にしていれば済む人ではありません。山際某氏と同様、定年あるいはフリー後も当然見通しを立てているでしょうね。顔については、私も人さまのことを悪くは言えないので(爆笑)。
>結構皆さんリベラルですよ。左翼っぽい人もいます。でも社の方針として表には出せないんでしょうね。スポーツ報知の記者が阪神ファンだとしても公言できないような…。だからソウル特派員の黒田さんも昔はとてもリベラルな人だったけど、今は完全にサンケイに染まってますもんね。
ええ、私も右翼だからだめ、左翼だから・・・なんてつまらんことを言う気は全くないし、産経だってまともな記者はたくさんいるでしょうけど、現実問題として阿比留氏や安藤氏のような人たちが脚光を浴びているのも事実ですからね。その辺はやはり批判していかなければならないと思います。
>ともかくサンケイの記者がみんなアビル氏のようではないことをご理解ください。
はい、もちろんそのように考えています。ご指摘ありがとうございます。