ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

「経済のほうが政治よりよっぽど現実(実状)に正直だ」の実例(オランダ編)

2014-05-23 00:00:00 | 社会時評

こちらの記事と、こちらの記事の関連エントリです。しつこいって? まあ私がしつこいのは昔からなので。

今日はオランダの話。この間記事にしたノルウェー訪問と同じく、ダライ・ラマの欧州歴訪の件の話です。こちらに、そのオランダ訪問のHPがあります。

>May 10-12 2014

His Holiness the Dalai Lama, the 78 year old spiritual leader of the Tibetan people and winner of the Nobel Peace Prize visited the Netherlands from 10 till 12 May 2014.
On Sunday, May 11th the Dalai Lama will give a Buddhist teaching which will be followed by a public talk.

だそうです。簡単な英語ですから、お訳しになってください。それでは記事です。

>10日(土)、チベットの精神的指導者であるダライ・ラマ法王(78)がアムステルダム・スキポール空港に到着した。ダライ・ラマはオランダに3日間滞在する。土曜日にはティマーマン外相と会談、日曜日にはロッテルダムのアホイホールにて仏教の授業を行う。さらに月曜日午後には国会の外務委員会と会談が予定されている。

今回の訪蘭では政治的な配慮からマーク・ルッテ首相には会わないが、これについて中国占領下にあるチベットの精神的指導者ダライ・ラマ氏は「全く問題ない」とコメントしている。「私の訪問は政治とは関係ない。ただし多くのメディアが注目してくれて実際にチベットで起きていることをオランダの人々に知ってほしい。」。ジャーナリストは象のような長い鼻を持って、あちこちを嗅ぎまわるべき。」とジョークもとばした。
ダライ・ラマによればチベットの状況は深刻で、いたるところに警備用のカメラが取り付けられおり、まるで刑務所にいるようだと人々は感じている。

オランダは中国とのビジネスを重要視しているため、ルッテ首相はダライ・ラマに謁見しない。

これはもうそのものずばりのことが書かれていますね。

>今回の訪蘭では政治的な配慮からマーク・ルッテ首相には会わないが

>オランダは中国とのビジネスを重要視しているため、ルッテ首相はダライ・ラマに謁見しない。

外相は会う、とのことなので、それがオランダのぎりぎりの選択ということでしょうか。それではオランダの貿易統計を確認してみましょう。出典は、こちらより。

やはり中国との貿易額が高いですね。輸出はそうでもないですが、輸入に関しては、近隣諸国でEUの経済大国であるドイツや兄弟国であるベルギーよりは低い値ですが、英国やフランス、米国より中国のほうが高い貿易額です。ノルウェー同様、オランダにとっても、こと貿易額で考えれば日本より中国のほうがはるかに重要なパートナーです。もちろんこれ以外にも、オランダ企業の中国での投資、中国企業のオランダでの投資、第3国での中国政府・企業をも関連する投資なども見逃せません。

ところで記事中、オランダ首相との面会が実現しなかったことについて

>中国占領下にあるチベットの精神的指導者ダライ・ラマ氏は「全く問題ない」とコメントしている。「私の訪問は政治とは関係ない。ただし多くのメディアが注目してくれて実際にチベットで起きていることをオランダの人々に知ってほしい。」

とあるのも興味深いですね。もちろんダライ・ラマの立場からして、会えないことに不満を漏らすわけにもいきませんが、つまりはダライ・ラマ自身可能な限りでチベット亡命政府と自分の立場を世間にアピールすることが重要であり、中国側に遠慮する先方の立場を最大限配慮しようと考えているわけです。もちろんこんなことは当たり前ですが、ダライ・ラマもチベット亡命政府も、先進国に限らない世界中の政府が、中国でなく自分たちの立場を完全支持するなんてことはいまさらあり得ないと認識しているということでしょう。それは日本も同様です。

今回も、bogus-simotukareさんから貴重な情報提供を受けました。本当にありがとうございます。なお、ダライ・ラマの写真は、リンクしたHPより。

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13 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2014-05-23 19:33:04
>今回も、bogus-simotukareさんから貴重な情報提供を受けました。

こちらこそありがとうございます。
この記事を見たMukkeさんが何と思うかが気になるところですね。
はてなブックマークしたりするかどうかはともかく、また「シニシズム」とか思うんでしょうねえ。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2014-05-25 07:25:02
いつもながらありがとうございます。

>はてなブックマークしたりするかどうかはともかく、また「シニシズム」とか思うんでしょうねえ。

Mukkeさんも他記事にトラックバックをしてきましたね。やはり許しがたいと思ったのかな。

事実を指摘する記事を「シニシズム」と批判してもしょうがないでしょうにねえ。
Unknown (bogus-simotukare)
2014-05-25 19:23:16
>事実を指摘する記事を「シニシズム」と批判してもしょうがないでしょうにねえ。

例のトラバをちょこっと読みましたが「事実の指摘」ではなくて「お前はそれをいいと思ってる中国シンパだろう」だそうでげんなり。
 で「安倍の愚行(靖国参拝や河野談話見直し論など)について支持者が『支持率が高いのが現実だ』と居直ったらお前は支持するのか」とまで言ってるようですがもちろん支持しませんよ。ただ支持はしませんがそれへの「現実的」対応は考えないといけない。
 まあ、俺的には「何とか早期に安倍打倒したい」「それが無理でも少しでも変なこと(解釈改憲とか)は辞めさせたい」というところですかね。凡人なのでいい案も浮かびませんが。一方「中国共産党政権打倒」って訳にもいかないですよね。まあ、「劉暁波投獄への抗議」とかなら異論ないですけど。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2014-05-26 07:15:14
bogus-simotukareさんも同じようなことを貴ブログで書かれていましたが、まずは現実を直視しなければですよね。私を中国シンパと罵ったって、現実になんら変化はない。ていうか、私がどちらを支持しているかなんてことはこの際どうでもいい話です。Mukkeという人は自分が都合が悪くなるとそういう馬鹿なことをほざくから、本当に困ったものです。

>『支持率が高いのが現実だ』と居直ったらお前は支持するのか

支持はしませんが、支持者が多いのなら、その現実は認識しなければなんら対応できんでしょというところです。

まあでもMukkeという人がこういうヒステリーを起こすのも面白い光景ではあります。
Unknown (bogus-simotukare)
2014-05-26 21:58:16
>Mukkeという人がこういうヒステリーを起こすのも面白い光景ではあります。

拙ブログでも突っ込みましたが個人的には「ノルウェーは批判しないがお前らは批判する」というMukkeさんの態度に大笑いしました。
 「ノルウェーのやってることが正しいと思うのか!」(事実を指摘しただけで誰も正しいとか言ってませんが)と非難しながら「ノルウェーにもノルウェーの事情があるからノルウェーについては非難しない」ってのはわけがわかりませんね。おそらくはMcCrearyさんのいう「ヒステリー」なんでしょうけど。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2014-05-27 18:47:07
> 「ノルウェーのやってることが正しいと思うのか!」(事実を指摘しただけで誰も正しいとか言ってませんが)と非難しながら「ノルウェーにもノルウェーの事情があるからノルウェーについては非難しない」ってのはわけがわかりませんね。

まあ私たちがノルウェーを批判しろよと指摘したのに批判していないことへのいいわけでしょうけど、何がどうしたらここまで愚劣なことを主張できるのか謎ですね。そんな態度でフリーチベットなんてえらそうなことほざくな、馬鹿というところです。

が、Mukkeという人の本質を暴き出したのは、一連の記事の大きな成果ですね。もう少しこのシリーズは続けます。明日早速自治体の話をしますので、よろしければお読みになってください。
Unknown (bogus-simotukare)
2014-05-27 22:37:39
>Mukkeという人の本質を暴き出したのは、一連の記事の大きな成果ですね。

というよりはMukkeさんが勝手に自滅、自爆してるだけの気がしますが。
なお、どうでもいいことではありますが拙ココログエントリコメント欄で、Mukkeさんをただただ擁護してる(←と俺は認識しています)kyo_juなる人もMukkeさん並みに相当のタマだと思います。
しかし「ノルウェーの態度は問題だと思うが、ノルウェーにはノルウェーの事情があるから批判しない。しかしノルウェーを擁護するお前らは批判する」ってMukkeさんの文章は何度読んでも理解不能ですね。
 別に「駐日ノルウェー大使館前でデモしろ」とまでは言いません(わざわざそんな事をやるのは大変ですから)。
が、「批判の葉書でも書いてノルウェー大使館に送る」とか「俺に言われなくてもすすんで自ブログでノルウェー批判する」とか何かアクションするかと思ったら「事情があるからノルウェー批判まではしない」って何だ、それ。
 我々のような小物を批判する暇があったら「ノルウェー首相にダライにあってもらう」など、「ノルウェーの対応をどう変えるか」真剣に考えた方がいいでしょうに。別に抗議じゃなくてノルウェーを取り込む工作でもいいんですけどね。

>明日早速自治体の話をしますので、よろしければお読みになってください。

楽しみにしています。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2014-05-28 01:13:56
>というよりはMukkeさんが勝手に自滅、自爆してるだけの気がしますが。

私は記事で、Mukke氏のことなんか何一つ書いていないのに、非常識なことを書いて世間に恥をまき散らしているんですからね。あの人は、自分が都合が悪くなると非常識な言論活動に走るところがありますね。

>kyo_juなる人もMukkeさん並みに相当のタマだと思います。

kyo_ju氏というひとも、議論の方向はMukke氏に酷似していますね。まあかばおうと思えば同じ方向に行くということなのでしょう。

>「事情があるからノルウェー批判まではしない」って何だ、それ。
 我々のような小物を批判する暇があったら「ノルウェー首相にダライにあってもらう」など、「ノルウェーの対応をどう変えるか」真剣に考えた方がいいでしょうに。

ですよねえ(爆笑)。私たちなんか相手にしたってしょうがないでしょうに。Mukkeという人の本質は、そういうでたらめきわまりないどうしようもないものだということです。だいたい事情がどうしたこうしたということを言い出せば、例えば私の勤務先は中国企業と付き合いがるから中国を支持する、ってたいていの日本人はなってしまうでしょうにねえ。ほとんどの日本人にとってチベットなんてなんの利害関係もないし、中国は、それこそ私たちの日常生活によかれあしかれ今日があるわけですから。あの文章を読んだ人は、よほどMukke氏を支持している人でない限りはさすがに不審に思う人も多いでしょう。
Unknown (bogus-simotukare)
2014-05-28 07:08:31
>だいたい事情がどうしたこうしたということを言い出せば、例えば私の勤務先は中国企業と付き合いがあるから中国を支持する

当然そうなりますよね。
で小生やMcCrearyさんがそういう立場(少なくとも小生はそういう立場ではないですが)だとしてMukkeさんはノルウェーのように「じゃあ仕方ない」と許してくれるかといったら許さないでしょうし。Mukkeさんは言ってる事の整合性がなさ過ぎですよね。
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2014-05-30 19:36:21
>ノルウェーのように「じゃあ仕方ない」と許してくれるかといったら許さないでしょうし。Mukkeさんは言ってる事の整合性がなさ過ぎですよね。

わはははは。Mukkeという人は、私たちのほうがノルウェーよりよっぽど憎くて大嫌いなのでしょう。あんな人間に好かれたくもないですが、筋違いとはこのことです。どこまで馬鹿なのか、です。

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