東京オリンピックもそんなに遠くない時期になったので、私が(勝手に)活躍を期待している美女をご紹介していきたいと思います。栄えある(?)第1回目は、ロシアの走高跳マリア・ラシツケネ(Mariya Lasitskene)を。
彼女の場合、競技中に見せるものすごく厳しい表情と記者会見や表彰式、競技終了後などに見せるお茶目といってもいいくらいの表情のギャップが印象的です。ぜひ東京オリンピックでもその笑顔を見せてください。
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カフカス地方の共和国出身ということで、なるほどエキゾチックで独特な印象の顔立ちです。6枚目、黒ジャージ姿で記者会見?に臨んでいる大きな写真が、無造作に下ろした髪と相まってとてもフォトジェニックですね。
ロシアは帝国時代に「諸民族の牢獄」と呼ばれたりもしましたが、北コーカサスという狭い地域だけでもスラブ系、テュルク系、チェチェン系など様々な民族がモザイク状に居住しているようですから、ラシツケネ選手がどのような民族的来歴を持つ人なのか、ちょっと気になってしまいますね(棒高跳びの美女エレーナ・イシンバエワも北コーカサス系民族・タバサラン人とロシア人の混血だそうです)。
まあしかしその手の興味は、場所と時代によっては本人にとって極めて迷惑このうえない「大きなお世話」だというケースもしばしばあることは、自戒の意味をこめて書いておこうと思います。
彼女は、カバルダ・バルカル共和国の出身で、そこは、Wikipediaによると
>2010年の国勢調査では、カバルダ人57.2%、ロシア人22.5%、バルカル人12.7%、オセット人1.1%、トルコ人1.6%、ウクライナ人0.6%、アルメニア人0.6%、高麗人0.5%、チェチェン人0.2%、その他0.5%。
とのことで、彼女の旧姓がクチナというあまりロシア系らしからぬ名前な所からしても、たぶん彼女は、非ロシア系の血が入っているのではないかと思います。が、こういうのはかなり微妙な問題がありますから、おっしゃるように、あまり触らないほうがいいかもですね。
「美女探求」系の記事にちょっと無粋なことを書いてしまったかな、とも心配だったのですが、McCrearyさんにご同意いただき感謝いたします(もちろん、そこまで杓子定規に当てはめることもないかなとも思ったりしますが)。
実はあのような蛇足をつい書いてしまった理由のひとつには、私の住む集合住宅のロシア系と思われる女性住人の存在が関係します。
彼女は年の頃40代後半くらいかと思われますが、とても長身でおしゃれなのにいつもシンプルなブルネットのひっつめ髪姿で、個性的な顔立ちの美女です(おそらくはファッション業界の人かと)。
スラブ/ロシアスキーな私としては、エレベーターで同乗するたびに何か話しかけたくなる衝動に襲われてしまいます(そもそも接点もないのにいきなり話しかけても不審人物事案にしかなりえないのですが笑)。
で、仮に彼女にロシアの方ですか?と尋ねたらと想像してみた時、「実はウクライナ系だったりしたらどうするか」ということにハタと思い当たりました。
ご存知かもしれませんが、現在ウクライナでは反ロナショナリズムと反ソ親ナチ(!)が歴史的に結びついた極右勢力が一定の支持を集めており、数年前のウクライナ騒乱・クリミア危機でウクライナ極右とロシアとの対立が先鋭化、少なからぬ死者や難民を出したうえ領土問題にまで発展してしまいました。
こういう状況で、くだんの彼女が最悪ウクライナ極右の支持者だったりしたらどうなるか。
私は遠い極東の外国人にすぎませんが、かの勢力の正統性と彼らが主張する「ロシアの侵略行為」を信じない立場ですし、彼女が穏健派だったとしても、その話題を何の縁もない外国人に出されてあまり面白い気持ちはしないでしょう。ワクワクしながら話しかけたのに、フタを開けたらお互い気まずい思いをしてしまうのでは私も悲しすぎます。
…長くなってしまいました。そういうわけで、彼女とちょっとした世間話ができる程度の関係がもしも築けるとしたら、時と運がそのように配してくれるでしょう。
いやはや、陸続きで長い歴史を持つ国々の関係というのは、この島国に生まれ育った人間からすると想像もできない事情があったりするものです。
最近見かけたこのツイート↓が、とても実感をともなって身に沁みますね。
https://twitter.com/Tonbi_ko/status/1200070045453307904
いえいえとんでもございません。私も、このブログで登場する美女は、その多くが白人女性なわけで、お前非白人に対して差別意識がないかといわれたら、ないと100%くもりなく言えるわけではありません。
>で、仮に彼女にロシアの方ですか?と尋ねたらと想像してみた時、「実はウクライナ系だったりしたらどうするか」ということにハタと思い当たりました。
こういう問題は、ほんと微妙ですよね。宗教対立の激しいレバノンや北アイルランドなどもありますし、おっしゃるように、
>その話題を何の縁もない外国人に出されてあまり面白い気持ちはしないでしょう。ワクワクしながら話しかけたのに、フタを開けたらお互い気まずい思いをしてしまうのでは私も悲しすぎます。
ということもあるわけです。私も以前、アイルランドで、チャールズ皇太子とIRAの政治組織である(とされる)シンフェイン党トップのジェリー・アダムズが会ったという話をしたら、嬉しそうにする人もいましたが、露骨に不快な表情をする人もいました。部外者が気楽にする話じゃないなと痛感しました。
ところでツイートは、日本でも、在日や中国の人が大勢いるところで彼らの悪口を言うとか、けっこうよろしくないことがありがちです。いずれにせよそのロシア系(?)の方と話が弾むといいですね。何かあったらぜひコメントください!