チベット学者の早稲田大学教授の石濱裕美子の書いた文章を「これはひいきの引き倒しだ」と思ったので、過日私は批判しました。そうしたら、bogus-simotukareさんからの情報で、想像以上に彼女は問題のある人物だということが分かりました。どうしようもない、のレベルですね。引用はこちら。
> 何というかもう壮絶である。このどろどろの殺戮戦をへたのち、まだアメリカ軍の基地が沖縄には残ったわけだから沖縄の人も複雑な気持ちであろう。しかし、だからといって、米軍がいなくなって中国に占領されて大躍進政策や文革を経験するのもいやだったろうから、沖縄の地政学上の位置は本当に悲惨である。
中華人民共和国が沖縄に軍事侵攻するなんてことはなかったでしょう(嘲笑)。沖縄が日本領であることは、清の時代に決着がついているし、チベットには侵攻しても香港やマカオを軍事接収をしなかった中国が、そんなお馬鹿なことをするわけがない。台湾ですら、けっきょく軍事侵攻できなかった中国が、わざわざ沖縄を軍事侵攻してどうする? 世界は、チベットの際などはるかにおよばないくらいこれはさすがに非難をすると思うけど。大躍進時代といい文化大革命といい、中国は(これは日本も同じですが)日本と国交を結ぶためのチャンネルはいろいろと持っていたわけで、そんな中国が沖縄を攻撃してどうするんでしょうか。
だいたい沖縄にいる米軍は、世界戦略(極東安保はその一部です)の一環として展開しているわけで、別に沖縄を守るためにいるわけではない(って、そんなことを考えているお人よしはこの世にそんなにいないんじゃないの?)。むしろ冷戦時代は、米軍がいるおかげで世界戦争のような最悪の事態になった場合ミサイル攻撃とかを沖縄は受けて全滅するとか、そっちのほうがよっぽどやばかったんじゃないの?
そもそも最近話題の尖閣諸島だって、日中国交回復の際には周恩来はあえて棚上げを提言しているくらいで、沖縄なんか占領したら、国交回復どころの話じゃないでしょう。
非常に好意的に考えれば、石濱はチベットにおける中国の非道を多々見てきているので、中国に対しては極めて悪い感情を持ち、本気でいろいろなことを心配しているということなのでしょうが、中国だってチベットに対する対応と台湾に対する対応、日本(その他の国々)への対応はぜんぜんちがいますからねえ。そんなのは国際政治なんだから当たり前の話。1979年に中越戦争が起きましたが、あれだって相手がベトナムだから、そして1979年だからできた話。
で、前記事にしたペマ・ギャルポといいこの石濱といい、なーんか、中国批判のためなら手段は選ばない(デタラメでもかまわない)っていう態度が濃厚な気がするんですけど。
bogus-simotukareさんは石濱を評して
>米軍や自衛隊がなくたって沖縄侵略なんか中国はしねえっての。国際社会の非難浴びてまで、沖縄に侵略する価値があるかよ。バカか、この女。何で日本の自称チベットシンパってこういうバカばっかなの。石濱にいたってはチベット学者って日本のチベット研究のレベル低すぎだろ。
としています。たしかに私がこの人のゼミ生なら
「その意見は現実的でない」
と思いそうです。
ペマ・ギャルポはチベットから亡命した経歴のあるチベット側当事者ですから、中国への憎しみを煮えたぎらせているというのも分からんわけじゃないですが(世が世なら、彼はチベットでたいへん裕福な暮らしをしていたはずです。彼がチベットの農奴制を否定するのは、彼の立場からすればある意味当たり前。むろん立場と事実は本来は無関係ですが)、石濱は、その点でもペマ・ギャルポよりは冷静な態度でチベットにも対応していかなければならないんじゃないんですかねえ。
前に書いたように、仏教は他宗教と比べて特に倫理的な宗教ではないし、チベットがシャングリラだったわけではないし、ダライ・ラマが完全無欠な人間のわけではないし(一般書で「聖人」なんて言葉を書いちゃいかんでしょ。べつにダライ・ラマにかぎらず世界に万人が認める聖人なんかいるわけがない。また、いるべきでもないでしょう)、中国が沖縄を攻める蓋然性というか可能性はなかったといってよろしいかと思います。
櫻井よしこや島田洋一みたいな反中政治運動家(彼(女)らは、ジャーナリストとか学者というよりも、政治運動家と呼ぶのが妥当でしょう)なんかだったらなんでもありで中国を攻撃するでしょうが(彼(女)らにとっては、チベットもウイグルも台湾も内モンゴルも、中国を攻撃するためのネタ以上のものではありません)、一応(笑)ペマ・ギャルポは学者で日本におけるチベット亡命政府のスポークスマン的な役割がある(あった)わけで、石濱は、島田みたいな完全な学者ならぬ政治運動家ではないでしょう。チベット亡命政府やダライ・ラマの方針に公式に異を唱えられる立場にない(んでしょう、おそらく)ペマ・ギャルポはまだしも、石濱は基本的に言論フリーな立場にあるわけで、そんな彼女がこんな記事を書いているのを見ると、なんか彼女も自分の立ち位置を見失っているんじゃありませんかね、って言う気がします。
たとえばですよ、櫻井とか島田みたいな人たちは、仮に中国とチベットの間にある種の和平みたいなものが結ばれたら、たぶんチベット問題なんかにはすぐ興味を失います。そうでなければ「完全独立」とか非現実的な主張をするだけでしょう。彼(女)にとっては「反中」の道具としてチベットがあるだけで、チベット亡命政府が中国と和平したら(ていうか、たぶん和平の実態は亡命政府側の完全屈服になるでしょう)そんなものには興味はないか、さらなる過激な組織を支援するだけでしょう。櫻井と島田の存命中にそのような事態はないと私は思いますが。
チベットを擁護するのもいいし、中国を批判するのもいいけど、どちらももうちょっとまともな擁護や批判の仕方があるし、彼女に求められているのはそれじゃないですかね? こういっちゃなんだけど、ダライ・ラマだってしょせん私たち凡人とそんなに人間として違いがあるわけではないし、後の歴史書では彼は「故国を逃げた敗北者」と記されるでしょう。そんな程度の人です。
貴重な情報を提供した頂いたbogus-simotukareさんにお礼を申し上げます。
> 何というかもう壮絶である。このどろどろの殺戮戦をへたのち、まだアメリカ軍の基地が沖縄には残ったわけだから沖縄の人も複雑な気持ちであろう。しかし、だからといって、米軍がいなくなって中国に占領されて大躍進政策や文革を経験するのもいやだったろうから、沖縄の地政学上の位置は本当に悲惨である。
中華人民共和国が沖縄に軍事侵攻するなんてことはなかったでしょう(嘲笑)。沖縄が日本領であることは、清の時代に決着がついているし、チベットには侵攻しても香港やマカオを軍事接収をしなかった中国が、そんなお馬鹿なことをするわけがない。台湾ですら、けっきょく軍事侵攻できなかった中国が、わざわざ沖縄を軍事侵攻してどうする? 世界は、チベットの際などはるかにおよばないくらいこれはさすがに非難をすると思うけど。大躍進時代といい文化大革命といい、中国は(これは日本も同じですが)日本と国交を結ぶためのチャンネルはいろいろと持っていたわけで、そんな中国が沖縄を攻撃してどうするんでしょうか。
だいたい沖縄にいる米軍は、世界戦略(極東安保はその一部です)の一環として展開しているわけで、別に沖縄を守るためにいるわけではない(って、そんなことを考えているお人よしはこの世にそんなにいないんじゃないの?)。むしろ冷戦時代は、米軍がいるおかげで世界戦争のような最悪の事態になった場合ミサイル攻撃とかを沖縄は受けて全滅するとか、そっちのほうがよっぽどやばかったんじゃないの?
そもそも最近話題の尖閣諸島だって、日中国交回復の際には周恩来はあえて棚上げを提言しているくらいで、沖縄なんか占領したら、国交回復どころの話じゃないでしょう。
非常に好意的に考えれば、石濱はチベットにおける中国の非道を多々見てきているので、中国に対しては極めて悪い感情を持ち、本気でいろいろなことを心配しているということなのでしょうが、中国だってチベットに対する対応と台湾に対する対応、日本(その他の国々)への対応はぜんぜんちがいますからねえ。そんなのは国際政治なんだから当たり前の話。1979年に中越戦争が起きましたが、あれだって相手がベトナムだから、そして1979年だからできた話。
で、前記事にしたペマ・ギャルポといいこの石濱といい、なーんか、中国批判のためなら手段は選ばない(デタラメでもかまわない)っていう態度が濃厚な気がするんですけど。
bogus-simotukareさんは石濱を評して
>米軍や自衛隊がなくたって沖縄侵略なんか中国はしねえっての。国際社会の非難浴びてまで、沖縄に侵略する価値があるかよ。バカか、この女。何で日本の自称チベットシンパってこういうバカばっかなの。石濱にいたってはチベット学者って日本のチベット研究のレベル低すぎだろ。
としています。たしかに私がこの人のゼミ生なら
「その意見は現実的でない」
と思いそうです。
ペマ・ギャルポはチベットから亡命した経歴のあるチベット側当事者ですから、中国への憎しみを煮えたぎらせているというのも分からんわけじゃないですが(世が世なら、彼はチベットでたいへん裕福な暮らしをしていたはずです。彼がチベットの農奴制を否定するのは、彼の立場からすればある意味当たり前。むろん立場と事実は本来は無関係ですが)、石濱は、その点でもペマ・ギャルポよりは冷静な態度でチベットにも対応していかなければならないんじゃないんですかねえ。
前に書いたように、仏教は他宗教と比べて特に倫理的な宗教ではないし、チベットがシャングリラだったわけではないし、ダライ・ラマが完全無欠な人間のわけではないし(一般書で「聖人」なんて言葉を書いちゃいかんでしょ。べつにダライ・ラマにかぎらず世界に万人が認める聖人なんかいるわけがない。また、いるべきでもないでしょう)、中国が沖縄を攻める蓋然性というか可能性はなかったといってよろしいかと思います。
櫻井よしこや島田洋一みたいな反中政治運動家(彼(女)らは、ジャーナリストとか学者というよりも、政治運動家と呼ぶのが妥当でしょう)なんかだったらなんでもありで中国を攻撃するでしょうが(彼(女)らにとっては、チベットもウイグルも台湾も内モンゴルも、中国を攻撃するためのネタ以上のものではありません)、一応(笑)ペマ・ギャルポは学者で日本におけるチベット亡命政府のスポークスマン的な役割がある(あった)わけで、石濱は、島田みたいな完全な学者ならぬ政治運動家ではないでしょう。チベット亡命政府やダライ・ラマの方針に公式に異を唱えられる立場にない(んでしょう、おそらく)ペマ・ギャルポはまだしも、石濱は基本的に言論フリーな立場にあるわけで、そんな彼女がこんな記事を書いているのを見ると、なんか彼女も自分の立ち位置を見失っているんじゃありませんかね、って言う気がします。
たとえばですよ、櫻井とか島田みたいな人たちは、仮に中国とチベットの間にある種の和平みたいなものが結ばれたら、たぶんチベット問題なんかにはすぐ興味を失います。そうでなければ「完全独立」とか非現実的な主張をするだけでしょう。彼(女)にとっては「反中」の道具としてチベットがあるだけで、チベット亡命政府が中国と和平したら(ていうか、たぶん和平の実態は亡命政府側の完全屈服になるでしょう)そんなものには興味はないか、さらなる過激な組織を支援するだけでしょう。櫻井と島田の存命中にそのような事態はないと私は思いますが。
チベットを擁護するのもいいし、中国を批判するのもいいけど、どちらももうちょっとまともな擁護や批判の仕方があるし、彼女に求められているのはそれじゃないですかね? こういっちゃなんだけど、ダライ・ラマだってしょせん私たち凡人とそんなに人間として違いがあるわけではないし、後の歴史書では彼は「故国を逃げた敗北者」と記されるでしょう。そんな程度の人です。
貴重な情報を提供した頂いたbogus-simotukareさんにお礼を申し上げます。








たかが島国の“親日分子”を排除するのに中国が軍隊を動員するはずがないけど、正規軍さえ出てこなければ安心、といえるほど安泰でもない、というところかと。
人海戦術では、島国は大陸にかなわない。悲しいかな。
こちらこそありがとうございます。
>相手がベトナムだから、そして1979年だからできた話。
しかも勝ったかっていったら確か中国の惨敗ですからね。
朝鮮戦争や中越戦争でも人海戦術はありましたね。
「原発も事故ったので、北朝鮮のミサイルだってほんとに飛んできた時のことを考えておいた方がいい。で、どなたかのサイトで、警報がなったら、(1) 地下鉄に飛び込む(2) 建物に逃げ込む何もなかったら(3) マンホールをあけて飛び込む、とあった。マンホールをどうやって開けるのか検索中。ちなみに家にいる場合は遮光カーテンひいて、屋内退避。」
マンホールに入る石濱の姿を想像すると笑ってしまいますね。通常ミサイルであれ、「核や化学兵器を積んだ特殊ミサイルであれ」マンホールに入れば安全だの、遮光カーテンで安全だの変な人です。安全じゃないと思いますけどね。まあ、それ以前にミサイルなんて飛んでこないでしょうが。
ジョークにしても面白くないけど、多分本気なんでしょうね。石濱とつきあえる人間(石濱の夫とかゼミ生とか)の気が知れない(苦笑)。
石濱のツィート
『お釈迦様の伝記で、現代人にうけるポイントって、ウツからの回復だよね。で、わたしよくウツきみの学生に中道とかダライラマとか説くんだけど「ダライラマや釈尊だからできること。自分にはムリ」と言われるのだが、ダライラマ法王も釈尊ももとは一人の人間。』
本当に鬱だったら医者に行くことを俺ならすすめますけどね。下手に仏教がなんだかんだ言ったら学生の病状がかえって悪化したり、あるいは反感を買いかねませんよ。どんだけ仏教が万能だと思ってるのやら。「自分には無理」ってのは本当に無理だと思ってると言うよりはうざい石濱から逃れるための文句に過ぎないと思いますね。学生が石濱と喧嘩してもいいのなら「やかましいわ」とか言ってもいいでしょうがね。そういうわけにもいかないでしょう。
>わたしよくウツきみの学生に中道とかダライラマとか説く
大学教員が学生にこんなことを解いているんだったらお話にもなりませんね。つまりは彼女は、チベット馬鹿、チベットおたくの類で、まともな人間じゃないんでしょう。