ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

安倍狂信者の連中というのは、ここまでひどい

2018-04-24 00:00:00 | 社会時評

安倍晋三のことをいまだにかばっている連中というのを観察すると、もちろんそういった連中が全員が全員本気で安倍を擁護しているとは思いませんが(もう駄目だと思いつつ、いろいろあってそういうポーズをとり続けている人もいるでしょう)、しかしなかなかすさまじいものはあります。ただそういうのを読んでいると、ほとんどギャグというか、あまりにひどくて絶句しそう、ご当人らは擁護、かばっているつもりで全然そうなっていないことがあって「おいおい」と思うことが少なくありません。たとえば昨年初めのものですが、櫻井よしこのこの記事はどうでしょうか。

>2017.01.14 (土)
「 天皇陛下の譲位、総選挙、憲法改正 国政は今秋から大仕事がめじろ押し 」
『週刊ダイヤモンド』 2017年1月14日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1165

国政は今年秋から再来年の平成31(2019)年までが大仕事を成し遂げる年だと、安倍晋三首相に最も信頼されている記者の1人は語る。天皇陛下のご譲位、総選挙、憲法改正案の発議と国民投票などがこの間になされるとの読みだ。
 
これは昨年12月30日、「言論テレビ」の番組で、「産経新聞」の名物記者、政治部長にして黒シャツ姿で知られる石橋文登氏が語ったものだ。

(中略)

「大目標がはっきりしている人で、それ以外のことは妥協も構わない。今だから言いますが、郵政民営化のとき、衛藤晟一、平沼赳夫、古屋圭司各氏ら、もともと安倍さんと非常に親しい人材が亀井(静香)さんに乗せられ反対し、小泉政権をつぶそうとした。安倍さんが最後の段階で彼らに言ったのは、郵政なんかよりもっと大きな目標がある。自分たちが政治家としてやろうとしているのは憲法改正、安全保障などじゃないかということでした」

そもそも論として、別に亀井氏ほかは、小泉政権をつぶそうとしたというより郵政民営化に反対したということじゃないのと思います。それによって小泉政権が総辞職ということになったとしても、郵政民営化反対というのが優先だと思いますが、それはさておき。

これほんとに安倍がそんな話したんかよ、っていう気がひしひしと(苦笑)。これって以前安倍が平壌で盗聴器を意識したとかいう話と同様の与太じゃね、っておもいます(笑)。

>盗聴を前提として、わざと先方に聞かせ、交渉を有利に運んだとされるのが、平成14年に、当時の安倍晋三官房副長官が、小泉純一郎首相とともに電撃訪朝した「小泉訪朝」です。

 会談で拉致問題を認め、謝罪しようとしない北朝鮮側に対し、安倍氏は宿舎で「謝罪がないなら、平壌宣言への調印は止めて帰りましょう」と大声をあげ、その直後の協議で、金正日総書記が謝罪しています。

>安倍氏は宿舎で「謝罪がないなら、平壌宣言への調印は止めて帰りましょう」と大声をあげ、その直後の協議で、金正日総書記が謝罪しています。

こういう三文映画の馬鹿話を堂々と記事にされてもしょうがないにもほどがあるというものです。

平壌の与太は論外ですが、石橋の話だって、仮にこの話が事実だとして、それってつまりは、安倍が全然連中を説得できなかったっていうことじゃないですか(爆笑)。つまりは亀井や平沼らのほうが安倍より政治力や人望があったってことであり、なんら自慢するようなことではない。そういった話を安倍擁護と考えるのが、石橋とか櫻井だというわけです(笑)。

ていうかさあ、これ安倍の後援会とかがこういう話をするというのなら、まだ理解はできますよ。それだって相当なものだと思いますが、それならまだいいでしょう。でもこれいくら「言論テレビ」なんていうところであっても、そしていくら産経新聞とはいえ全国紙の政治部長ともあろう人物が不特定多数の人間に対して話をしたり、それを自称ジャーナリスト(ご当人の主観はいざ知らず、現在の櫻井よしこは完全な右翼活動家であって、とてもジャーナリストなんていえたものではないでしょう)が肯定して引用するようなものではないでしょうに(呆れ)。連中が安倍応援団でしかないくらいのことはもちろん理解していますが、それにしたってひどいですよねえ。ほとんどまともじゃないというレベルでしょう。

いずれにせよ産経新聞だって櫻井よしこだって、さすがに建前は安倍応援団じゃないんだからいいかげんにしろと思いますが、そういった最低レベルの常識も欠如しているのでしょう。まーったく、ジャーナリストとかのなれの果てがここにあります。愚劣とか非常識とかという言葉は、こういう連中のためにある言葉です。そう考えると、櫻井とかこれまた安倍狂信者の花田紀凱とかいう連中が、このような記事を書くのも理解はできますね。もちろん支持するとか「いい」とは言っていません。念のため。

 世界は大激変、もう森友ではない

 【花田紀凱の週刊誌ウオッチング〈664〉】週刊誌よ、そんなことより、今は北朝鮮だろう

いや、シリアも北朝鮮も、別に森友や加計とトレードオフの関係じゃありませんから。どれも記事はじゅうぶん両立するし、だいたい事件の次元が全然違うじゃないですか、なんてわざわざ書く話でもないですが。そもそも森友と加計も、事件は独立した別個の案件です。だいたいよそに「違うことを記事にしてくれ」って、どういう非常識でクズな了見なんだか。自称ジャーナリストや雑誌編集者がこういうことを言い出したらもうおしまいですね。だってジャーナリストや編集者が(自分たちに、政治的に都合が悪いから)違うことを記事にしてくれなんて(ほかのマスコミに!)泣き言を書くなんて、あまりに末期的な状況です。拙ブログでも指摘したように、改ざん文書発覚の際は、この2人もやや様子見だったのですが、どうもそんなこと言っていられないとばかりに本性出しましたね(苦笑)。完全な狂信右翼といったら、右翼に失礼です。単なる安倍狂信者です。どうしようもないにもほどがあります。

なお今回の記事は、bogus-simotukareさんの記事(こちらこちら)、およびその記事に投降した私のコメントをふくらましたものであることをお断りします。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« CSで、倉本聰脚本、萩原健一... | トップ | アフリカ系日本人のプロスポ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。