今回は「映画」「美女探求」のカテゴリーも可能ですが、一応「音楽」ということで。
過日何の因果か原田知世主演の「時をかける少女」を観てしまいました。21世紀になってからも同じ原作からのアニメ映画化、映画化、テレビドラマ化がされているくらいで、ヒロインの名前も「和子」という古風な名前から変えたりもしているようですが、でもたぶんこの原田知世主演の映画が公開されなければ、こんなに人気は出なかったろうなと(勝手に)考えます。監督の大林宣彦も、この映画のWikipediaによれば
>この映画と知世は天の配剤めいていた。映画の神様が降りて来たんでしょうかね。あの頃の知世でしか撮れなかった。半年遅れても撮れなかったでしょう
という発言をしているそうですし、プロデューサーの角川春樹も、同じ原作で自分が再映画化の監督をしたくらいです。
それでこの映画を観ていない人も、原田が歌う主題歌は聴いたことがあるのではないかと思います。サビの部分は「知っている!」という方が多いのでは。
時をかける少女 - 原田知世
曲は松任谷由実の曲なのでいい曲ですが(なお夫の松任谷正隆が、映画に遺影で登場しています。彼は、「晴れ、ときどき殺人」への出演など、角川映画と多少付き合いがありました)、歌は、あんまりうまくないよね(苦笑)。
それで、レコーディングじゃなくて生ライヴでの歌の動画がこちら。
時をかける少女 原田知世
うーん、YouTubeのコメント欄にもありますように、口パクでなく本当に歌っているので、かなり、いやひどく下手ですね(苦笑)。
別に彼女は歌手志望ではないし(真田広之にあこがれて、オーディションに参加したとのこと)、下手なのは仕方ありませんが、歌番組が衰えて、ある程度歌い手の実力も厳選されている昨今のレベルからするとやはり厳しいですよね。
もっとも彼女は、現在でも歌手は続けています。
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他の角川3人娘である薬師丸ひろ子や渡辺典子のうち、渡辺は昨今歌は歌っていないようですが、そして薬師丸ひろ子のほうが歌はうまいと思いますけど、歌唱力の劣る彼女が歌手を続けているのも面白いといえば面白いかもです。
角川映画といえば、いずれは角川春樹の功罪についても記事を書きたいのですが、それにはもっと角川映画を観なければいけないし勉強もしなければいけないし、いつになることか・・・。
>今リメイクするなら
何となく剛力彩芽が浮かびましたが「しっくりこないな」という気がしています。
女優の質量の層だとオスカーから出してもらうと思っていますが。
>角川映画
「花のあすか組」と「ぼくらの七日間戦争」の二本立てを見に行ったことがあります。
88年頃(その前からかもしれませんが)は「(原作を)読んでから(映画を)見るか。(映画を)見てから(原作を)読むか」というキャッチフレーズ(うろ覚えですが)で宣伝していた記憶があります。
「花のあすか組」は未だに原作を読んでいませんが、「ぼくらの七日間戦争」は映画を見てから原作を読みました。
映画とは内容が異なりますが、十分すぎるくらいに楽しめたし、思うことも多々ありました。
教師役の賀来千香子は「少女に何が起こったか」のイメージが強かったのですが、生徒の理解者としての役割が格好良かったと思います。
主題歌の「SEVEN DAYS WAR」も内容に合っていたという印象があります。
惜しむらくは、同年に上映された「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を映画館で見られなかったことです。その辺りは「中2だし、受験を意識しないと」というのがありましたが。
「天と地と」は小室哲哉のCDだけ買って原作を読まない、映画も見ないというチキンなことをした記憶しかありません。
「REX」は上映当時予備校生だったこともあり、内容はあまり把握していません。
>探偵物語と二本立てだったんですね。
そう、最強の2本立てですね。薬師丸ひろ子が表でこちらが裏だったわけですが、この時点では内容を判断できなかったから仕方ありませんが、もったいなかったですね(笑)。
>今リメイクするなら原田知世の役は誰が良いでしょうか。
難しいですね。AKBの地方出身の女の子がいいかもですが、たぶんオーディションで発掘するのがいいでしょう。