ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

なんだか知らんが、迷惑な話だ(追記あり。またバイソンの写真を追加)(再度の追記あり)

2016-06-03 00:00:00 | 社会時評

社会時評というほどのネタでもありませんが・・・。

子どもが獣舎に転落、絶滅危機のゴリラを射殺 米動物園

CNN.co.jp 5月29日(日)14時25分配信

(CNN) 米オハイオ州シンシナティの動物園で28日、絶滅の危機にある珍しいゴリラ1頭が射殺された。獣舎に転落した男児を救助するための苦渋の決断だった。

動物園長らが記者会見で語ったところによると、射殺されたのは雄のニシローランドゴリラで、体重約180キロの「ハランベ」。雌ゴリラ2頭とともに飼育されていた獣舎の堀に、4歳の男児が転落した。

雌2頭は外へ誘導されたが、ハランベは男児を捕まえて約10分間も引きずり回したため、危険動物対応チームが「命にかかわる」と判断してライフル銃で撃った。ハランベに麻酔を投与する選択肢もあったが、効果が出るまでに数分間かかるとの理由で却下された。

男児は市内の子ども病院でけがの手当てを受けたが、命に別条はないという。

園長は「チームの素早い対応で子どもの命を助けることができたが、貴重な種類の動物を失って職員全員が悲しんでいる」と話した。

ニシローランドゴリラはアフリカ中部に生息するが、世界自然保護基金(WWF)のリストで絶滅の恐れが最も高い種に指定されている。ハランベはテキサス州の動物園で生まれ、27日に17歳の誕生日を迎えたばかりだった。

なんでこの子どもが獣舎の堀に転落したのか見当もつきませんが、親が目を離した隙に、柵か何かの間でもすりぬけたんですかね。私も動物の命と人間の命、どちらが優先されるべきかと考えれば人間の命だと思うし、たぶんこの子どもも悪気があって落ちたとかそういう話ではないのでしょうから、管理責任を問われる親はまだしもこの子どもを非難するにはあたらないのでしょうが、それにしても「どうもなあ」という気にはなります。

しかしこちらの記事は、いろいろな意味で迷惑にもほどがあるというものでしょう。

>男性が飼育舎に侵入、やむなくライオン2頭射殺 チリ

2016.05.23 Mon posted at 09:48 JST

男性が飼育舎に入ったため、ライオンを射殺する出来事があった=PDI Chile
(CNN) 南米チリの首都サンティアゴの動物園で、ライオンの飼育舎に男性が侵入し、動物園が男性を救うために観客の目の前でやむなくライオン2頭を射殺する事件があった。
サンティアゴ・メトロポリタン動物園によると、男性は21日、柵を乗り越えて飼育舎に侵入し、服を脱いでライオンに近付いた。
「状況から判断して、そして何よりもこの人物の命を救うために、あらゆる安全対策措置を取らざるを得なかった」と動物園は説明する。
3頭いたライオンのうち、オスとメスのライオン各1頭が、大勢の観客の目の前で射殺された。
男性はライオンに噛まれており、病院に運ばれたが重傷となっている。
動物園は、施設は安全であり、今回は安全対策が守られなかったことによる極めて異例の事態だったと強調している。動物愛護団体は同動物園の対応に対し抗議の声を上げている。
地元メディアの報道によれば、男性は自殺するつもりだったと見られ、衣服の中から遺書が見つかった。
事件について警察も捜査に乗り出した。男性は20歳で、苛立ちを抱えていたようだという。

以前ヒグマの飼育場に入りこんで自殺した人が日本にいたとかいう話を聞いたことがありますが、自殺するにしても、もう少し他人に迷惑をかけない方法ですればいいじゃんと思いますけど、そんな常識は通用しないのでしょうね。どうしようもないとはこのことです。

しかし、上の人は、たぶん精神を病んでいる人なのだから、ある意味仕方ないところもあるかもですが、これはあまりにひどすぎませんかね。

>米公園で赤ちゃんバイソン安楽死、観光客の「善意」があだに

2016年05月17日 14:12 発信地:ロサンゼルス/米国

米公園で赤ちゃんバイソン安楽死、観光客の「善意」があだに

【5月17日 AFP】米イエローストーン国立公園(Yellowstone National Park)で、生後間もないバイソンの赤ちゃんが「寒そう」という理由から観光客に車に乗せられて「保護」された結果、母親から育児放棄されてしまい、安楽死を余儀なくされていたことが分かった。公園関係者が16日明らかにした。

 オンラインメディアのイーストアイダホ・ニュース(East Idaho News)が目撃者の話として伝えたところによると、男性とその息子が先週、赤ちゃんバイソンをスポーツ用多目的車(SUV)に乗せて公園の北東端にある警備隊事務所まで運んでいった。現場に居合わせた人の話では、親子は赤ちゃんバイソンが寒すぎて死んでしまうのではないかと本気で心配していたという。

 その場にいた別の人は、車からバイソンを降ろさないと大変なことになると忠告したが、2人は「耳を貸さず、バイソンを寒さから救おうと有益なことをしていると思い込んでいた」。

 ところが公園関係者によると、「人の手が加わった」ため母親のバイソンが育児を放棄。そのため、やむを得ず安楽死させることになったという。公園側は「赤ちゃんバイソンを何度も群れに戻そうとしたが、うまくいかなかった」と説明している。

 一方、この親子は車に赤ちゃんバイソンを乗せた写真をツイッター(Twitter)に投稿。これに対しては「大ばか者」「軽率」などと非難する声が相次いだ。

 アイダホ(Idaho)、モンタナ(Montana)、ワイオミング(Wyoming)の3州にまたがるイエローストーン国立公園は、全米で唯一、先史時代以来バイソンが生息し続けている場所となっており、現在は4900頭ほどがいる。

 バイソンは他の動物を襲うより人間に危害を与えることが多いとされる。公園側は来園者に23メートル以上離れることを求めているがルールは無視されがちで、昨年も近づき過ぎて5人が重傷を負っている。(c)AFP

何がどうしたらここまで馬鹿な事態になるのかさっぱりわかりませんが、いずれにせよ迷惑な話です。

6月5日追記:常連コメンテイターのブラウさんから、貴重な情報をいただきましたのでご紹介します。このブログの読者の皆さまも、あるいは宮島に行かれることもあるかもですから、ご参考までに。

>(前略)

ちょうど日本でも似たような例が問題化しているようです。以下の記事をどうぞ。

『宮島の仔鹿は「野生なので」人が触れると死を待つしかない状態になります』
http://togetter.com/li/981287

>あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:26:41

【注意】宮島ではこの時期、小鹿が産まれてます。産まれたての小鹿はまだ親すら子供の匂いを覚えてません。お乳もすえません。ここで人間が鹿を触ってしまうと、親が子供を育てなくなり、せっかく産まれた命が死んでしまうのです。どうか、珍しいからと小鹿を追いかけたり触らないで下さい。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:28:15
外国のお客様もどうかお願いします。
たった今、半日もたってない小鹿が追いかけ回され、親とはぐれ、親が探し、ようやく巡り会ったのに、人の匂いがついてしまった為に、親が近寄らないのです。 pic.twitter.com/3RWuoL51Dw

あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:32:21
宮島の人も怒ってました。
いつも鹿にお店の紙食べて怒るけど、でもずっと一緒に暮らしてきたんです。見守ってきたんです。これ以上数を減らすような事はしないでください。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:34:26
島の人とお話してたら、小鹿が居て、えっ、なんで親が居ないのって呟いたら、お店の人が大声でさわんなや!!!って言ったんだけど、観光の人が触っちゃってさ。あの子はもうだめじゃろ……って、苦笑いで。ほんとかなしいから。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:37:25
目の前で小鹿が鳴いて、親が来たけど、また追いかけられて、触られて、親目の前に居るのに親と勘違いして外国の人に付いてったあげく、来るなって追い払われて。そんなん目の前でみたんじゃ。悲しいわ。
小熊猫(レッサーパンダ) @guriguri_helms 2016-05-30 10:53:59
@3510118aokko 子鹿はどうなるん…人工授乳しか手はないのか…
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 10:57:28
@guriguri_helms 小鹿はこのまま自然に任せるしか無いです。放し飼いではない自然の鹿なので人が手を貸すことはしてないのです。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 11:06:27
英訳してみたけど合ってるのか分かんないので、人に頼みました。
yuko @07grYu 2016-05-30 12:32:25
@3510118aokko 突然リプすみません。この子鹿はどうなるのでしょうか。死んでしまったりしなければいいのですが。(~_~;)
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 12:37:45
@07grYu 一度人の匂いがついた子は親が近寄らず死んでしまうことが殆どだそうです。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 12:36:59
【Attention please】

dear foreign tourists coming to Miyajima.

#miyajima #宮島 pic.twitter.com/lZXSNy1uxd


あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 13:47:17
@Ms_Sugar_High あっ、これ片言なんですね!ふぇー。難し………
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 12:39:20
お待たせしました。英訳です。
ねるさんにご協力頂きました!
ありがとうございます。
阿貴 @0aki066 2016-05-30 12:55:22
@3510118aokko フォロー外から失礼します。あまりにも子鹿が不憫ですね…なにもしない身分で勝手なのは承知しておりますが、もし地元の方であれば、何処か対策を講じてくれる場所に掛け合ってみては如何でしょうか。横から口を挟むだけのリプで気分を害してしまったらすみません。
あおの*6/5瀬戸内海域 @3510118aokko 2016-05-30 13:51:56
@0aki066 はじめまして。リプありがとうございます。地元の方もこれまで何度も鹿のことについては意見を出してるはずです。何もしない理由はありません。ですが、観光の方からの鹿への苦情もあるのも事実なので、なかなか折り合いがつかないんでしょうね。失礼しました。

たけわん@波濤を超えたァァア @ErdTK_2 2016-05-30 15:07:41
鹿だけじゃなくて、普通に飼育されてるウサギとかハムスターとかも赤ちゃんに人間が触ると匂いがついてネグレクトになっちゃうのよな。

あと安楽死することとなったバイソンの写真を。

 

たぶんこのような不祥事はほかにもあるんでしょうね。なんとも哀れな話です。ブラウさんありがとうございます。

2016年7月15日再度の追記:

これも同じようなものでしょうね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160714-00000105-mai-soci

><トド>赤ちゃん死んだ スマホ撮影に驚いた母逃げ 北海道

毎日新聞 7月14日(木)21時26分配信

 北海道八雲町熊石見日(けんにち)町の海岸で、親とはぐれたトドの赤ちゃんが死んだ。トドの親子の写真を撮ろうと人間が近づいた際、親が逃げ、10日以上放置されてしまったといい、衰弱死したとみられる。町は「野生動物に不用意に近づかないで」と呼び掛けている。

 町などによると、トドの親子は6月29、30日ごろに海岸に現れた。住民らの話では、スマートフォンで撮影しようとした2人組が親子に近づいたことがあり、その際、親が驚いて海に逃げ込んだという。赤ちゃんはその後も浜辺にとどまり、波打ち際や岩場で寝ていたが、今月13日夕に死んでいるのが確認された。

 赤ちゃんは体長1メートル弱。道内の水族館関係者によると、トドは生後約1年間、母乳だけで育ち、人の手で育てるのは困難という。通常、トドはロシア極東カムチャツカ付近などで出産することが多いが、この赤ちゃんは同海岸近くで生まれた可能性が高いという。

 町は住民らから赤ちゃんの保護を求める声があったことから、道内の水族館や研究機関に受け入れを打診したが、飼育スペースや飼育計画の調整などのために難航していた。

 八雲町熊石総合支所の田村春夫産業課長は「こういった結果になり、残念。道内は野生動物が多く、同じようなことが起きないよう気を付けてもらいたい」と話す。【遠藤修平】

読者の皆様におかれましては、このようなことがないようにご注意ください。

コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする