ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

ブダペスト紀行(2006年ー2007年)1

2008-03-27 20:12:28 | 旅(欧州―英国・アイルランド以外)
2006年の年末から2007年の正月にかけて、私は中学からの友人N君(以下彼の敬称は略します)とオーストリアのウィーン,ザルツブルク、ハンガリーのブダペストを旅行しました。全ての旅行記を発表するとなると、たぶん30回くらい書かないと個人的には満足のいくものになりません。それは無理なので、ブダペストの旅のみ書かせていただきます。

2006年12月31日早朝のウィーン西駅は、さほど人が多くありませんでした。年末モードで、出不精になってしまった人が多かったのかもしれません。



ブダペスト行きの列車のコンパートメントに乗り込みます。今回は、列車の切符は日本で手配しました。割高ですが、年末なので日本で予約したのです。列車の込み具合を見ると、そんなに心配するほどのこともありませんでした。



2等のコンパートメントには、Nと私のほかに、オーストリア人の夫婦が乗っていました。たぶん60前後くらいでしょうか。正直、白人の年齢というのは私は的確に判断できません。

列車は、ブダペストへ向かいます。平原ですので、そんなに目を見張るような絶景があるわけはもちろんありません。淡々と列車は進みます。

夫の方は英語が苦手なようでしたが、奥さんはある程度英語が出来ました。少し会話すると、彼女は私たちにオレンジをくれました。親切な人です。そのオレンジの種類は分かりませんが、日本のみかんに近いものでした。柑橘類独特の強いにおいが狭いコンパートメントに広がります。

この夫婦は、旅行でハンガリーへ行くのではなく、何かのビジネスのためのようでした。それが何かは分かりませんでしたが・・・。

列車がオーストリア国境をぬけて、ハンガリーに入りました。前後して、オーストリアの車掌がパスポートをチェックし、次にハンガリーの車掌がパスポートを確認しました。夫婦は、オーストリアのパスポートを見せました。すると彼らはフリーパスで、私たち日本のパスポートはしっかりスタンプを押されました。みると、スタンプはEU共通ですが、列車のマークが入っています。現在は、いわゆる東欧諸国も陸路の場合パスポートチェックがなくなったので、考えてみれば私たちは貴重な経験をしたのかもしれません。



私は夫婦と記念写真を撮りました。Nは、写真を撮りませんでした。

そうこうしているうちに、都市郊外特有の、倉庫その他が現れ始めました。ブダペストです。一説によるとブダペストは、世界の首都で一番美しいとか。私は世界中の首都など知りませんから何とも判断がつきませんが、どのくらい美しいのか自分の眼で確認しなければなりません。

列車が駅に到着します。夫婦と握手をして分かれました。

さて、大晦日ですのでさすがに駅構内も寒く、早く移動しなければなりません。が、まずは両替です。ハンガリーはまだユーロに参加していなくて、フォリントという通貨単位です。ガイドブックには、駅の両替は良くないと書かれていたので、わずか長くしか両替しませんでしたが、本当に悪くてうんざりしました。





駅を出ると、近くのスーパーでとりあえず水を買いました。老女が町を歩いています。なかなか絵になります。



さて、これからブダペストと私たちは、どのような出会いをするでしょうか。
コメント
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