地道な調査が望まれるローカルな名店 ＠吾作・下高井戸

しかし昨日の朝は電車が動いていなくて参りました。
１０月初日、つまり下半期の期初だったにもかかわらず、定時出社を諦めざるを得ない状況で…
うーん。。でも、そういう時は安全第一。 仕方がないと割り切って、落ちついて冷静に行動するしかありませんからね。

ということで、台風２４号がまだ南方海上にあったころ、下高井戸で見つけた大人の遊園地のお話です。
大人の遊園地、つまり、美味しそうなものがたくさんあって、何を頼むべきかあれこれ悩める居酒屋さんのことです。
お店の名前は『吾作』と言いまして、知る人ぞ知る昔ながらのローカル名店系の居酒屋です。

お店の風貌にも、年季が入っているその筋のホンモノ感が溢れていますね。


この日はそういうムードだったので、一杯目から焼酎ロック。


お通しはかぶとを煮付けたもの。


思ったよりも身がたくさんついていて、目玉もあって文句のつけようがないお通し。
やや濃いめの味付けがありがたく、これだけで相当に酔っぱらえそうなお通しでした。
これを食べたとき、吾作さんは相当に魚に自信があるんだなぁ、という事が一発で伝わってきました(^^)

それじゃあ今日は刺身で攻めるぞ、ということで、まずはこの日の朝に釣れた、ほうぼうの刺身。


そして、同じく朝釣りのヒラメの刺身も。


こんなに綺麗なほうぼうの刺身、普通の居酒屋さんでは滅多にお目にかかれません。
新鮮なだけでなく、グッとくる噛み応えのあとに拡がる、いかにも白身らしいシンプルな旨み。
一方のヒラメはこれまた非常に新鮮なのですが、活〆ではないので、適度に身がほぐれているのがありがたいです。
ヒラメって、活〆だと歯ごたえがあり過ぎることも多いですからね。
味はもちろん素晴らしく、旨みというよりもっとストレートな甘みを感じるお刺身でした。

さらに、畳み込むようにこちらのお刺身も…


このお刺身、色合いがもう半端ないですが、なんと、かんぱちの刺身なんです。
いやぁ、こんなかんぱち、お願いしたってそうそう手に入るものではありません。
これだけ新鮮だと、脂がのっているのに全く脂っこさがないですし、そのくせ味が濃いのでお酒が進んでしまいます。
そうなんです、焼酎もロックで飲まないと、『刺身の味の濃さにお酒が負けてしまう』と感じさせるかんぱちでした(^^)

勢いに乗って、まぐろ中落ちもお願いしました。


そして、刺身に負けないお酒の代表、日本酒さんも…


白身の刺身から始まって、かんぱち、まぐろの赤身（中落ち）。
何と贅沢なお刺身フルコースでしょうか。
しかも、これらのお刺身が全てワンコイン以下のお値段ですから、これはもう大人の遊園地以外に表現のしようがありません。
美味しい刺身をつまみつつ、焼酎や日本酒をチビチビ…　いや、グビグビ… (^^ゞ
日本人であることの幸せを全身で感じられるひと時は、これはもう何物にも代えがたい贅沢な時間ですね(^^)

そう言えば、吾作さんのお刺身以外の料理、これがまた美味しいんですよ！


これはいかバターなのですが、イカが新鮮なのはもちろん、バターがすごく利いているんです。
いかバターなんだから当たり前だろ、と思うかもしれませんが、普通の居酒屋さんで出てくるいかバターのように、塩コショウなどの調味料感をあまり感じず、とにかくバター味（＆香りづけの醤油風味）のイカなのです。
このいかバターを食べた時、『バターってやっぱり美味しい』そう改めて認識させられたほどですからっ( ･`ｰ･')ｷﾘｯ

そして何故だか気になって、シメの一品に選んだ餃子です。


この餃子、正直言って専門店でもなかなか味わえないほど美味しいです。
多分、ニンニクも使っている王道系の餡ですが、最近、逆にこういう昔ながらの本筋餃子って少ないですものね。
肉や野菜、そしてニンニクのバランスが良いので、とにかく旨みタップリ、味がイイ。 皮はほど良いしっかり感が出る厚さ、サイズも一番オーソドックスな餃子サイズなんですよねぇ。。
いやぁ、ホントに美味しかったなぁ(^O^)

ということで、下高井戸のローカルな名店、吾作さんを紹介しました。
が、このお店は地元の大人に大人気でありまして、いい時間だと予約なしで入るのは難しいのです。
私もメニュー豊富な吾作さんには頻繁に通いたいのですが、なかなか事前に計画するのも難しいですし…
いやホント、今日紹介した以外にも、メンチカツとか煮込みとか焼き鳥とか、食べてみたい料理がたくさんあるんです。
こりゃ、少し時間はかかるかもしれませんが、地道に調査をしていくしかないっすね。。
いやぁ、参っちゃうなぁ┐(´～｀)┌ﾑﾌ


吾作
世田谷区松原3-28-11
03-3324-2220