徳島鉄道風景(新)

昔の徳島の蒸機が尽きて関東中心にしてましたが
戻って来たんで、これからは徳島起点でやってきます。

JR四国の特急用気動車はどうなる・・・

2011-02-13 22:45:51 | ダイヤと車両

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今夜のおかずの一部です。

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こんなモノもあります。ハート型のコロッケみたいなのは

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これです。明日のチョコはなさそうです。最近は家族だけが頼りなんですが。。。このカツを作っているのが

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未だ頑張ってる、と言うよりこんな洒落た商品を作って東京に出してるんです。

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今日、愚妻が有楽町のトモニ市場で買ってきました。最近は東京でこんなモノが手に入るようになりました。
で、本題。
JR四国HPのニュースリリースを時々見てるんですが、そこからの私見です。
先ず去年の9月17日付で
2000系気動車のリニューアルについてのリリースがありました。

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登場以来20年を経る2000系について内装を中心に更新を行うとのこと。
ネットで見ると、それ以前には代替の新型気動車の開発に着手予定と言われていましたが
輸送量減少による経営状態悪化で凍結になっているようです。
とりあえずリニューアルで延命させようということでしょう。
JR東以外の各社、特にJR西は熱心に取り組んでいます。
運行・保守のコストに優れる新車を導入した方が長い目でみればはるかに得策、
ということは百も承知でしょうが先立つモノがある会社だけが実行できます。
こうして新陳代謝を図れる持てる会社が益々伸びる事になるのは当然ですが。。。
一方、そうでない会社はジリ貧に陥っていく・・・そうはなって欲しくないですね。
そうはならないようにJR四国としても
上記発表と前後して7月2日と10月2日付けで
国土交通大臣への要望書の提出について
という記事が発表されています。要約すると
高速道路割引施策で、もともと過疎化・高齢化で経営基盤脆弱な当社は
現状の経営安定資金運用益確保や税制優遇措置だけでは
「路線網の縮小などに踏み込まざるを得ない状況となります」(この辺はちょっと脅しのようにとれます)。
なので
特例業務勘定を経営安定基金の積み増しや設備投資資金の財源に活用して欲しい
というものです。
これを受けてかどうかは分かりませんが
政府の来年度(平成23年度)予算案には鉄道建設・運輸施設整備支援機構の剰余金を活用して、JR四国には千四百億円を無利子で貸し付けるほか、今後10年間で設備投資資金四百億円を支援が盛り込まれたそうです。
この鉄建~支援機構は例の仕分けでヤリ玉に挙げられて、出て来た1.4兆円はいわゆる埋蔵金でしょうか。
この話になると国鉄共済年金に行き着くので言いたいことがいっぱいありますが本題から逸れるので今回は置いときます。
この発表を受けて泉社長は直ぐさま反応、脅しが効いたカタチになりました。
「四百億円の支援枠は収入増や経費削減に繋げるよう新たな設備投資を行いたい」
「南風の現行車両は導入から20年以上経過しており、新型車両に切り替えることで動力費を削減できるほか話題性で利用客の増加にもつながるのでは」
「ICカードの導入は有力な検討対象」
「路線の廃止はない(但し減便はあり得る)」
と、12月末の定例記者会見で発表されました。
脅しが効いたようなので早速凍結していた新型特急気動車開発が解除されました。
ここからが本題。
JR各社の新系列特急用気動車を眺めてみると

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エクセルをJPEGにして貼り付けてますが見えますか・・・
確かに2000系はJR海の85系に次ぐ古さですが85系も未だ現役続投中。
機関出力は新系列各機の中では最小となってしまいましたが見劣りするほどではありません。
それにしても450ps超の機関2台搭載ってバケモンですね。2000系が出た時、DD13初期型がたしか370ps×2だったのでごっついなぁと思ったんですが。
それでも発電や空調などの補助機関駆動に割かれる分を差し引くと動輪周出力は7掛け位と言いますから5~600psでしょうか。国鉄時代は発電用機関を走行用とは別に積んでいたので181・183系辺りとは大差ないようにも思えますが車体の軽さが違いますね。
それと居住性の指針になるシートピッチをみると2000系の先進性が窺えます。小生、普通車で最高の居住性と思っているのはN700ですが、まぁあれは新幹線なので別格として在来線最高です、それも20年も前から。今時、国鉄時代の910㎜の車両で特急料金取るなんて泥棒みたいですよ。
何が言いたいかというと
車体はステンレスで劣化しないし性能も居住性も遜色ないので、主要部分と内装の更新だけでまだまだ使用に耐えると思うんですが。
もっと使わないとステンレス車体や振り子装置等の初期投資が回収しきれてないのではと想像します。

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どうしても新型車両を作りたいというなら北海道の車両のように特色ある車両に仕立てて欲しいものです。国鉄時代のビジネスライクというか無機質な車両にはして欲しくありません。ビジネスホテルだって最近は特色勝負で競争しています。
ほんとは
JR九州の路線を参考にして欲しいのです。
先の表にあるようにJR九州にはJR化後の新系列特急用気動車はありません。
しかしながら、いわゆる観光特急には気動車が大活躍しています。嚆矢となった「ゆふいんの森」を始め「海幸山幸」「はやとの風」「あそぼーい」「指宿のたまて箱」、特急ではないものの「いさぶろう・しんぺい」というのもあります。
どれも乗りたくなるような車両ばかり。JR九州はこの路線を推し進めています
しかもどの車両も在来車の改造で賄われています。温泉・眺望・鉄道遺産などの観光資源を上手く活用してるなぁと感心させられます。
JR東も五能線で上手く行ってからこの手の車両を次々出していますね。
四国にも眺望なら瀬戸大橋・大歩危小歩危・宇和海、鉄道施設なら超有名秘境駅の坪尻駅をはじめスイッチバック駅や海に近い駅・橋の上の駅などいくつもあります。
JR四国も現在いくつかの区間でトロッコ列車を季節運転していますが、「野趣溢れる」造りは良いかもしれませんが九州の車両に比べるとやる気の無さを感じます。運転区間も中途半端で周遊できる列車ではありません。
都市間連絡や新幹線接続などの「仕事用」特急とは別にこういう観光特急を走らせてみたい・・・
上記の仕事用特急に新開発車両を投入して高速バスや自家用車とただでさえ少ないパイを奪い合うより、こういう需要創出型の車両が良いのではと考えます。
種車は185系。松山地区で中途半端な通勤改造されているようですし、徳島県下でも未だ現役特急として使われています。例のトロッコ列車牽引にも使われていて余裕はありそうです。
運転区間第一候補は岡山-池田-高知。瀬戸大橋・金比羅さん・坪尻駅・大歩危小歩危・新改駅・土佐北川駅と見所が一杯です。名前は「四国さぶろう」号とか「坂本龍馬」号でどうでしょうか。
松山-高知間を予讃線・予土線・土讃線経由で走るのも良さそうです。今のトロッコ列車は引田-板野間で大坂峠越えの夏期納涼トンネルトロッコとして走らせては、等々。
魅力的な車両を作って大手旅行社の募集旅行(クラブツーリズムやトラピックスなど)の担当者に相談するのも良さそうです。
言いたいことをダラダラ書いてきましたが、
「四百億円の支援枠は収入増や経費削減に繋げるよう新たな設備投資を行いたい」
が特急用新型気動車開発だけで終わらないようにして欲しいもんです。
この新たな設備投資についての私見はまた次回に。
コメント (6)
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