映画「フライ・ダディ」観てきました。
http://www.cinemart.co.jp/flydaddy/#
ひとりで出かけたのは「つまんない」といううわさを聞いていて、ほんとにそうだったら同行者に申し訳ないから。
でも結局、おもしろかったです!
そう言えるのはやっぱり年のせいかな…主人公を演じた俳優さんと私、なんと同い年でした。
主人公は普通の中年の「オジサン」。男子高校生に暴行された娘の無念をボクシングの試合を通じて晴らそうと立ち上がる。
そして 超ケンカの強い高校生に弟子入りして トレーニングをはじめる。
会社も休職して。
一生懸命勉強していい大学を出て、いい会社に就職して
順調に出世してきたオジサンは初めてオトコとしてはじける。
何もかも忘れて ただ愛する娘のために 戦う。
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…超強い高校生を演じたのは大~好きなイ・ジュンギ。
今回は、狂言まわし的な役どころだけど もう圧倒的な存在感で
作品全体を独特の色で染め上げていました。
あの役者さんは、狂言回しでよかったと思います。
でないと、映画のテーマが変わってしまったでしょう。それくらい凄かったです。…
・*:..。☆*゜¨゜゜・*:..。
超強い高校生とその仲間たちは オジサンを色々な方法でサポートするのですが
その本気と熱意に心打たれて
いつしかオジサンを(僕らの)「ダディ」と呼ぶようになります。
愛があって、いい感じ。ほろりとさせられました。
かつて 男性が強かった時代
「ひどいめにあう女が悪いのだ」と人々は言いました。
しかし 女性が強くなってきたら
「娘を守るのだ」と人々は言い 動き出しています。
なんか変な感じ。 だけどすばらしい!
愛するもののために一生懸命な強さってすてき。
そして、そんな強さをもつオトコって本当に美しい。
またすばらしかったのが 高校生たち。
女性を暴行するような人間を
たとえ高校生でも彼らは仲間なんて認めない。
娘の名誉を守るために戦うオトナの男性にオトコとして共感し、
こころから応援する。
そして、こんな父親がいたらいいな…というコドモとしての思いを
「ダディ」に重ねるのでした。
この国の少年たちは「すてきな父親(支配的、暴力的、放任主義、無関心etc.とはかけ離れているという意味で)」のモデルに飢えているのか…
などとふと思ったりしました。
色とりどりの縦糸にさまざまな横糸…社会的問題提起がからみ
この映画はいろいろな要素で出来上がっている。
きっとたくさんの人を勇気づけ 癒していくのに違いない。
韓国の表現系で大切な要素「恨(はん)」は
人の過去のこころの痛みから派生するさまざまな事柄をさしますが
この映画でもそれが感じられました。
癒しブームに沸く日本でなぜ韓国映画がこれほど流行るか
少し解ったような気がしたのでした。
そして好きなことばっかりやっている私は
同級生の年代の男性たちの切なさにちょっと思い至らせて
胸をきゅうっ とさせたりしたのでした。
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