佑四郎のあれこれ写真

あれこれ写真

モミジ

2023-04-16 07:23:23 | Weblog

建築資材価格の高騰により、2025年
大阪・関西万博で運営主体や大阪府、
市など関係団体の建設する11施設中
8施設の設計が変更されました。大阪
パビリオンの建設費を当初約73億円で
想定していたものの、工事を請け負う
竹中工務店の提示した金額は約195億円。
屋根の面積を約4割縮小するなどして
約99億円に圧縮しました。高度な建築
技術を要する凝ったデザインは建設費用
が嵩みます。入札不成立の施設もある
ようです。建設業界は労働時間の上限規制
が施行される2024年問題が控えており、
昔のような突貫工事ができるはずも
ありません。海外のパビリオンで完成が
開催日に間に合わない事態が発生する
ことが危惧されます。
人手不足で工賃や警備費も上がるでしょう。
東京五輪・パラリンピック では、招致時に
試算した予算が7,340億円であったのに対し、
最終決算は1兆4,238億円に膨れ上がりました。
関係書類の開示義務がないため、過去の失敗
から学ぶことができません。大阪・関西万博
が同じ轍を踏まないよう願います。

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