ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

「ズレまくる与党のK(小泉進次郎)君と、ずっと頼りになる少数野党のY(山本太郎君」by 斎藤美奈子さん

2018年07月17日 | 日本とわたし


K君は人気者だ。
評論家よろしく身内の批判もするので、メディアはK君の発言に群がる。

Y君は一部を除いて不人気だ。
政権批判を臆せずするので、メディアはY君を煙たがる。

12日、Y君は、参院内閣委員会で、西日本豪雨災害の被害が深刻であることを取り上げ、国会審議を一時中止し、行政の力を災害対応に注ぐべきだと訴えた。

「ばくち解禁法案の成立が、秋の臨時国会に先延ばしになっても、被災者は困りません」

同じ12日、K君は、自身が事務局長を務める会で、かねて提案していた国会改革の具体策を提示した。
夜間の党首討論の定例会際、タブレット端末の活用による国会審議のIT化推進、などだそうである。

「平成のうちに、一つでも実現できるように議論したい」

同日、Y君は災害の状況を説明し、土砂を除去する小型重機を配備できないか、と要望した。
石井国交相は検討を約束。
翌日、100台の小型油圧ショベルが緊急派遣された。
Y君の金星である。

他方、K君は、豪雨災害を見て、気象予報を含めた衛星の力を再確認したと言い、宇宙ゴミ除去に向けた提言をした。
災害ゴミより宇宙ゴミ?!

Y君は常にド真ん中狙いだが、K君はズレまくりだ。
K君とは小泉進次郎氏、Y君とは山本太郎氏。

一目瞭然、与党のK君より少数野党のY君のほうが、ずっと頼りになるやん。
(斎藤美奈子・文芸評論家)


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太郎さんの質問は、いつも直球ど真ん中。
と思えば、うまく答を誘導するひねりもあります。
そして、世間に晒さねばならない事柄を質問の中に忍ばせ、案の定のらりくらりとはぐらかす相手の答を辛抱強く聞いた後、すぐさま違う質問に切り替えるという技を、昨日は見せてくれました。

その様子がこの記事の中に。

山本太郎が安倍首相に、あの放火未遂スキャンダルを質問!
「暴力団と繋がる人物に、選挙妨害を発注する人間が総理なのか」

【LITERA】2018年7月17日
http://lite-ra.com/2018/07/post-4132.html

前略:

山本議員といえば、これまで、このカジノ法案を審議する内閣委員会において、
自治体や集落への小型重機の導入や、ボランティアの高速道路無料措置など、被災地復旧のための具体策を提案してきた。しかし、きょうは質疑に立つと、カジノ法案についての質問を開始。

「カジノ管理委員会を任命するのは総理大臣。任命者である総理にも、廉潔性が求められるのではないか」と述べ、安倍首相にこう質したのだ。

「総理ご自身は暴力団、またはそれら勢力と繋がりがある人物との付き合い、もしくは関係、仕事を発注などしたことなどありますか?」
 
安倍首相は「それはまったくございません」と短く答えたが、ここで山本議員は「いま巷で少し話題になっていることを調べてみた」と言い、“あの問題”に踏み込んだのだ。
 
あの問題──そう、本サイトでもお伝えしてきた、「安倍首相が、暴力団とも関係が深い前科8犯の男に、選挙妨害を依頼していた」という事件のことである。
 
詳細は過去記事に詳しいが、あらためて簡単に振り返ろう。
事の発端は、2000年。
当時、自民党幹事長だった安倍の地元・下関の自宅に、計5回にわたって火焔瓶が投げ込まれるという事件が発生。
それから3年後の2003年、この事件の容疑者として、特定危険指定暴力団「工藤会」系暴力団組長と組員、そして、元建設会社社長でブローカーの、小山佐市氏が逮捕された
 
のちに、小山氏らが安倍邸を放火しようとした理由があきらかになるのだが、それは驚くべきものだった。
1999年におこなわれた下関市長選において、安倍事務所は、安倍家や清和会と関係が深い現職市長の江島潔(現・参院議員)を支援していたが、
野党系の候補者・古賀敬章の追い上げもあり、江島の当選が危ぶまれていた。
そんななかで安倍事務所は、小山氏に、古賀を攻撃する中傷ビラを撒くなどの選挙妨害を依頼したのだが、
その後、安倍事務所は、小山氏らと交わした“見返り”の約束を破ったため、暴力団員を使って安倍邸を放火した
──というのである。


◾️安倍首相は「私は恐喝の被害者」と、籠池理事長のときとそっくりな言い訳

じつは、この内容は、当時月刊「噂の真相」(休刊)が記事にしたのだが、他のマスコミは完全に沈黙。
闇に葬り去られようとしていた。
しかし、最近になって、「噂の真相」の記事で現地取材を担当したジャーナリスト・山岡俊介氏が、今年2月に出所したばかりの小山氏との接触に成功。
安倍首相が選挙妨害に関与していた“決定的物証”を手に入れたため、ネット上では大きな話題となっていた。
 
そして、ついにこの問題を、山本議員が国会で、安倍首相にぶつけたのである。
 
だが、安倍首相は、「被疑者は処罰された者で、私どもは被害者だ」と言い張り、以下のようなゴマカシ答弁を展開したのだ。

「有罪判決が下った人物は恐喝をし、これは私どもだけではなくて、さまざまなそういう過去も指摘されているわけでございますが、
その人物がですね、こう言っていたということを紹介していただいたんだろうと思うわけでありまして、
私は一切、こうした恐喝には屈しなかったなかにおいて、先方がですね、私や妻が寝ていた家屋に、暴力団に依頼をして火炎瓶を投げ入れさせたわけでありまして、
そういう向こうからの恐喝・ゆすりに、私は一切屈しなかったから、このようなことが何回か起こったわけであります」
「これはむしろ、私が関わりがあるということではまったくなくてですね、私は一切の関わりを断ってきたなかにおいて、発生した事件であるわけであります」
 
恐喝されても屈しなかったから火炎瓶襲撃の被害に遭った。
むしろ自分は被害者だ──

安倍首相はこう、主張したのである。
 
言い訳が「自分は被害者だ」とは、まるで、森友問題で、籠池泰典氏に対してとった態度を彷彿とさせるが、その主張の嘘まやかしもまったく同じだ。
そもそも、小山氏は、安倍事務所への恐喝については、起訴猶予で釈放されている。
また、仮にそれが恐喝まがいの要求だったとしても、問題なのはそれ自体ではなく、小山氏にそういう要求をさせた原因ではないか
小山氏が放火未遂に及んだのは、安倍事務所から依頼された選挙妨害を実行したのに、見返りの約束が果たされなかったからなのである。
 
実際、これは、裁判でも認められている“事実”だ。
2007年に出た判決公判で、福岡地裁小倉支部の野島秀夫裁判長(当時)は、
「(小山被告は)事件の1年前に行われた下関市長選挙に関して、安倍総理大臣側に協力したのに、金銭の要求を拒絶された。
この恨みを晴らすとともに、暴力に訴えて多額の金銭を得ようと、つきあいがあった組長に犯行を依頼した」
と述べているのだ。


◾️安倍事務所から選挙妨害を依頼された、前科8犯の男が突きつけた証拠文書

しかも、山岡氏の取材に応じた小山氏は、選挙妨害の詳細から見返りの約束の内容まで、事細かに証言。
たとえば、小山氏に選挙妨害を依頼したのは、安倍事務所の佐伯伸之秘書だったというが、小山氏は「佐伯では信用できない」として、安倍の筆頭秘書だった竹田力氏に電話。
すると、竹田氏は、「この件は、安倍さんも含め、安倍事務所全員の総意」と述べたという。
 
さらに、江島が市長に当選しても、「見返り」が実行されないことに業を煮やした小山氏サイドは、筆頭秘書の竹田氏と交渉
その上で、安倍と小山氏が直接面会して、“秘密会談”をおこなったというのだ。
 
事実、今回小山氏は、証言と合わせ、小山氏サイドと安倍事務所双方が、交渉内容を確認して署名捺印した、記録文書を提示しているのだが、
その文書には、
〈古賀潰しの件(佐伯氏よりの依頼)安倍代議士に報告〉という文言のほか、
安倍氏と小山氏が直接話し合いをおこなうことを、安倍事務所が通知したり、
地元・新下関のジャスコ出店にかんする都市計画変更などといった、選挙妨害の具体的な見返りに対して、〈最大限努力致します〉と返答していたことが記されているのだ。
繰り返すが、これらの文書には、〈安倍晋三 秘書 竹田力〉というサインと捺印がある
 
つまり、安倍事務所が依頼した、違法な選挙妨害を口封じするために、安倍首相自身が、小山の突きつけた要求に応じる約束をおこなっていたのだ。
 
にもかかわらず、安倍首相は、きょうの国会で、この暴力団にも通じているブローカーである小山氏に、選挙妨害を依頼したという、そもそものはじまりをなかったことにして、「自分は被害者」「恐喝に屈しなかった」と、一方的に主張したのだ。
 
こうした安倍首相の態度に、山本議員はこう吠えた。

「『私たちは被害者である』という以前の問題で、暴力団員と繋がりがあるような人物に対して、民主主義の根底を覆すような選挙妨害を発注する、ということは大問題であると。
当然じゃないですか、これ。
当たり前ですよ? 
汚れ仕事を堂々と発注できるような人間が、この国の総理であり、
そして、博打を解禁するということにおいて、『しっかり暴力団員とか関わらないようにするね』という監視役、
その元締めであるカジノ管理委員会を、任命する立場にあるなんて、笑い話でしかないですよ。
現実なんですから、悲劇でしかないですね」

 
このあと山本議員は、被災地支援問題の質問に移ったため、それ以上、この問題を深掘りして安倍首相に問いただすことはなかった。
だが、安倍首相が、災害対策よりも重視するカジノ法案が、いかに馬鹿馬鹿しいものなのか、それを浮き彫りしてみせたと言えるだろう。
 
ちなみに、山本議員は、この問題を今後も追及するかのような構えも見せていた。
これからの動きにも注目したい。
(編集部)


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山本太郎 議員 内閣委員会 質疑(2018/07/17午前)


この質疑を文字起こししてくださった方がいらっしゃいます。
野良放送さん、本当にありがとうございました!

山本太郎 参議院議員、「安倍晋三自宅放火未遂事件」について安倍首相に質問
【野良放送】2018年7月17日
https://note.mu/nora_journal/n/nf7d836189788

2018年7月17日(火)、参議院 内閣委員会における「特定複合観光施設区域整備法案(通称: カジノ法案)」の審議で、
山本太郎 参議院議員が、安倍晋三 内閣総理大臣に対し、直接、「安倍晋三自宅放火未遂事件」について質問しました。

本事件が国会で取り上げられたのは、初めてのことです。

文字起こしを下記に記載します。

■ 2018年7月17日(火) 参議院 内閣委員会 山本太郎 参議院議員の質疑

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「次に、山本太郎君」)

(山本太郎 参議院議員「(挙手をして)委員長」)

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、山本太郎君」)

自由党 共同代表、山本太郎です。
社民との会派「希望の会」を代表し、お訊き致します。
カジノへの懸念の1つ、これがマネーロンダリングだったりとか、暴力団の資金源になる可能性、こういうことが言われると思います。

資料の1と2、これまでの国会における、カジノへの暴力団排除に万全を尽くすとの、総理のご発言を集めました。
その監視強化を司る、カジノ管理委員会についても言及されています。
これは、総理のご発言では、えーとですね、何ですかね、あの、総理のご発言にもある通り、
本法案の法文上にも、暴力団員等を排除する部分というのは、カジノ事業を行うIR事業者、主要株主、契約先、従業員、施設の供用事業者、カジノ関連機器の製造・輸入・販売・修理業者、カジノ施設への入場者、滞在者に至るまで、暴力団を排除することが定められているんですけれども、ひとつ懸念があるんです。
ここは、総理にですね、短くお答え頂けると助かるんですが、暴力団そのものではなく、暴力団とつながりがある、そのような人もしっかりとチェックして、
もしも、まずい場合は、しっかりと取り締まって頂ける、ということで宜しいんでしょうか、総理。

(安倍晋三 内閣総理大臣と石井啓一 国土交通大臣が、顔を見合わせて相談、後ろから官僚が文書を持ってきてレクチャー)

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、安倍内閣総理大臣」)

この、犯罪の発生の予防その他、カジノ施設等における秩序の維持を図る観点から、カジノ施設の利用が不適切であると認められるものについて、カジノ施設の利用の禁止制限の措置を講ずることを、義務付けることとしておりますので、
そういう対象となるものであれば、それは禁止することができる、ということでございます。

(山本太郎 参議院議員「(挙手をして)委員長。」)

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、山本太郎君。」)

すみません、あの、これ前に振ってなかったので、ちょっと、あの、戸惑わせちゃったところもあるのかなと思うんですけれども、
まぁ、あの、暴力団関係者のみじゃなく、そことつながりがあって、何かその裏に何かあったりとかする場合にも、しっかりと対処して頂けるというような、法文上は、そのような取り決めになっているとは思うんですが、カジノ管理委員会を任命するのは、総理大臣です。
その任命者である総理ご自身にも、「廉潔性」、求められると思います。
カジノ管理委員会のメンバーにも廉潔性が求められるように、その任命者である総理大臣にも、廉潔性が求められるのではないかと思うんですけれども、
総理ご自身は、暴力団、またはそれら勢力とつながりがある人物とのお付き合い、もしくは関係、仕事を発注などしたことはありますか?

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、安倍 内閣総理大臣。」)

それは、全くございません。

(山本太郎 参議院議員「(挙手をして)委員長」)

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、山本太郎君」)

今、巷で少し話題になっていることについて調べてみたんですけれども、
1999年4月18日告示、4月25日投開票、総理のお膝元、山口県で行われた下関市長選挙、この選挙が終わった後、総理の身の回りで、様々な物騒な事件が起こったといいます。

資料の3、2000年6月28日、毎日新聞 西部夕刊、赤いライン部分を読みます。

『「安倍晋三 衆議院議員、今度は事務所被害。 窓割られ、火炎瓶?」

28日午前9時頃、山口県下関市、安倍晋三衆議院議員の後援会事務所の窓ガラスが割られ、事務所の屋内外に、火炎瓶のようなものが1本ずつ、計2本置かれているのを、出勤してきた職員が発見し、110番通報。
17日未明には、安倍議員の自宅車庫の車2台が、火炎瓶のようなもので焼かれており・・・』と続いています。
この他にもですね、総理に関連する建物に、火炎瓶が投げられる事件が何件も起こった。
これについて、4名が逮捕され、裁判が終わり、判決へ、という話なんですけれども、資料の4の1、この時の判決書、それが裁判があって、判決が出ましたと。
この時の判決書は、裁判所のホームページでもご覧頂けます。

資料の4の2、火炎瓶事件で逮捕された方々の判決文。

「被告人Aは、指定暴力団D組長、同Bは、同Aと親交を結ぶ者。
同Cは、上記D組副組長であるが、被告人3名は、EおよびFと共謀のうえ、同Bが怨みを抱いていた衆議院議員Gの後援会事務所、あるいはG方に火炎瓶を投げ入れて、これらに放火しようと企て・・・」
とあります。
つまり、指定暴力団D組長のAさん、この方のお友達、Bさんが、衆議院議員Gさんに怨みを持った。
衆議院議員Gさんって、総理のことなんですね。

資料の4の3、再び判決文

「被告人BがG議員に対し、怨恨を持つに至った経緯
被告人Bは、G議員の地元秘書で、かねてから交際していたWに対し、平成11年に行われた下関市長選挙で、自派と対立するX候補を、当選させないように活動して貢献した、と主張。
金員の支払を要求し、300万円の提供を受けた」

というような内容が書かれているんですね。

続いて、資料の4の4。
『被告人Bは下関市長選で、X候補をG議員側から頼まれて、当選させないよう活動したのに、G議員の秘書に嵌められて、警察に逮捕された。
「決まっていた仕事も流れてしまった。その点の補償もさせる、許せん」
などと恨み言を言っていた』

これ、ご紹介したのは、私が作文したわけではなく、判決書なんですね、判決文。
最高裁に持ってきて頂きました。
これ、読んで、シンプルに、一番の問題何なのかなって考えると、暴力団とつながりのある人物に対して、選挙妨害の仕事を依頼したのが、G議員側っていう話なんですよ。

「廉潔性」、カジノ管理委員会に求められる、「廉潔性」。
これ、辞書で引くと、心が清く、私欲な無く、行いが正しいという意味。
そことは懸け離れた感覚。
選挙妨害を発注するような人間が、廉潔性を求められる管理委員会の任命者で、クリーンなカジノを目指すなど、言ってる意味分からないんですけどって話なんですね。
これらが事実ならば、まぁ、事実ならばというよりも、もう、これ、既に判決書に書かれている話ですから、
これ、「カジノ自体を止めるか、総理が辞めるか」、まずこれ、どっちか決めて頂かなければ、話、前に進まないと思うんですけれども、総理、いかがでしょうか?

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、安倍 内閣総理大臣」)

これ、あの、今、委員が、例として挙げられた件でございますけれども、いずれにせよ、この件はですね、有罪判決が下っているわけでありまして、被疑者は処罰されたものでありまして、私どもは、これ被害者でございます。
そして、資料の4を読んでおられましたが、
それは、この有罪判決が下った人物、この下った人物は恐喝をしですね、これは、私どもだけではなくて、えー、あの、様々な、そういう、えー、過去も指摘されているわけでございますが、
その人物がですね、こう言っていたということを紹介をして頂いたんだろうと、えー、思うわけでございまして、
私は、一切こういう恐喝には屈しなかった中において、先方がですね、えー、私が寝ている、車庫というご指摘がございましたが、私の家自体、私も妻も寝ていた家屋にですね、火炎瓶を投げ入れたわけでございまして、投げ入れさせたわけでありまして、
暴力団に依頼をして、そういう行為をさせたわけでありまして、えー、そういう、向こう側からのですね、いわば、恐喝ゆすりには私は一切屈しなかったから、このようなことが何回か起こったわけでございますが、
幸いですね、えー、この、首謀者も、えー、捕まり、えー、これは、判決が下り、処罰がなされたと、いうことだろうと、思うわけでございまして、
これは、むしろ、私が関わりがあるということでは全くなくてですね、私は一切の関わりを断ってきた中において、発生した事件であるわけでございます。
そして、既に、判決が下り、本人は処罰されているということでございます。

(山本太郎 参議院議員「(挙手をして)委員長」)

(柘植芳文 参議院 内閣委員長「はい、山本太郎君」)

はい、判決が下り、処罰が下された。
我らは被害者であると、確かにそういう判決です。
あの、その方向性で裁判につながっていった話だと思うんですけれども、私が話しているのは、その前の話なんです。
自分達が応援している陣営、これを有利になるために、相手陣営に対して選挙妨害をするように発注をしたと、
その発注したことに対する見返りが少ないじゃないか、約束が違うじゃないかということで、おそらくこの方、犯行に及ばれている、犯行に及んだ、というような流れになっているんですね。
だから、私達は被害者である、という以前の問題で、暴力団員とつながりのあるような人間に対して、民主主義の根底を引っくり返すような選挙妨害、これを発注するということに対して、大問題であると、
当然じゃないですか、これ、当たり前ですよ。

そのような仕事、いわば汚れ仕事を堂々と発注できるような人間が、この国の総理であり、
そして、この、バクチを解禁するということにおいて、それをしっかりと、暴力団員と関わらないようにするねっていうことの監視役、
その総元締めであるカジノ監視委員会を任命する立場にあるなんて、笑い話でしかないですよ。
現実なんですから、悲劇でしかないですね。


過去の新聞記事、地方版に至るまで、数ヶ月かかって調べました。
この記事に対して、これまで総理や総理の事務所は、ほとんどはっきりとした声明を出していない。
「捜査中につき、コメントを控える」
「公判中につき、コメントを控える」
「コメントなし』
判決後も、有耶無耶にやってしまっている。

今、どちらかというと、初めて、総理側からの、しっかりとしたご本人からのご答弁を、お聞かせ頂いたと思うんですね。
まぁ、暴力団員とつながる、つながりがある人物に選挙妨害を依頼したのが、総理なのか、安倍晋三事務所だったのか、それ自体を否定するのか、これに関しては、今日は一度、横に置かして頂こうかなと思います。

なぜならば、緊急性の高い案件、災害対応について、総理にお願いしたいからです。
まぁ、もし、災害対応について、快いお答えが頂けなければ、もう一度、この話に戻ってもいいんですけれども、話を進めたいと思います。


以上、転載おわり

ここから以降は、災害対応について詳しい要請や指摘が続きます。

できたら時間を見つけて、ぜひこの記事も読んでください。

12日内閣委員会で山本太郎がぶつけた、極めて真っ当な正論について
【HARBOR BUSINESS Online】2018年7月13日
https://hbol.jp/170476

その中でも出色なのは、山本太郎参議院議員が昨日(2018年7月12日)行った、参議院内閣委員会での質疑だろう。

この質疑の中で、山本太郎議員は、今回の政府対応と、東日本大震災の際の政府対応の違いを、「過去の災害対応と百八十度違う振る舞い」と指弾し、
しかも水害報道の陰に隠れて、カジノ法案や水道民営化関連法案等、国民生活に深い関わりを持つ法案を、強行に審議・採決しようとする、政府の姿勢を批判する。

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