ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

米国「とうもろこし畑と民主党大会2020と正体不明の生きものと」事情

2020年08月18日 | 米国○○事情
夫の両親に会いにペンシルバニアに行って来た。
両親は同い年で共に80歳。
最近いろいろあって落ち込み気味の両親をちょいと元気づけに、などと言いながら、実は我々も家から離れる機会をもらっていそいそと出かけた。
彼らは後期高齢者なので、家の中では食事時以外はずっとマスクをつけなければならない。
ハグも握手ももちろん禁止。
恋しいなあ、触れ合えた時のこと…。

夫と家族になって28年、はじめの8年は日本で、それ以降はアメリカで暮らしながら、その間に何度も両親の家に遊びに行った。
そのほとんどは11月の感謝祭か12月のクリスマスの時期で、夏は滅多に行かない季節だったので、むせ返るほどの緑に圧倒される。

大豆ととうもろこしと休耕畑、そして牧場、それが延々と繰り返されていく。


ペンシルバニアの土壌は肥沃で有名だったらしい。
そういえば、いつの年だったか忘れたけれど、高速道路の両脇の畑にものすごい数のホタルが飛び交っていて、たまげたことがあったなあ。

さて今日は、民主党大会が開幕した。
今朝偶然に、クオモ氏が会見を開いているのを見つけて聞いていたら、今夜は自分も喋るのでお楽しみに、と言っていた。
民主党大会のことをすっかり失念していたので、なんのこっちゃと思っていたのだけど、大会初日のメインスピーカーとして登場し、COVID-19対応を巡って散々喧嘩してきたトランプ政治の終焉を、と訴えていた。
前々からトランプ政治に苦言を与えてきた共和党のオハイオ州前知事が、今回はバイデン氏を支持すると言った。
オハイオ州は毎回スウィングステート(激戦州)として有名なのだけど、今回は多分民主党が勝つかもしれない。
熱烈なトランプ支持者だったことから、トランプ氏が感染防止を軽んじて、マスクなんか必要無い、社会的距離なんてバカバカしいと言ったのを信じてカラオケに行き、感染して亡くなった男性の娘さんが、トランプのような無責任な言動をする人を大統領にしてはいけないと訴えていた。
そしてトリのスピーカーはミッシェル・オバマ氏。
彼女の2016年の民主党大会でのスピーチはほんとにパワフルだったけど、今回もやっぱりすごく惹きつけられた。
今のアメリカに必要なのは、人の心を持ち、人の話を聞き入れ、困難な状況に陥っている人に寄り添える大統領であり、経済に強く、良質のスタッフを集めることができ、協調性に優れ、常識がある大統領であり、差別を憎み、分断を厭い、協調を探求する大統領です。
全てが真逆の人物に壊された4年間を、これ以上また続けたいのですか?

などと彼女の言う言葉を聞いていると、頭の中には日本版トランプの顔がグルグル回り出して忙しいったらない。

スピーカーたちはそれぞれの自宅や離れたスタジオからメッセージを送り、観る側は自宅のテレビやパソコン画面で聞く。
やっぱり生の高揚感や迫力に欠けるので物足りないが、発言者たちの自宅の部屋の様子が見られるのは少し楽しい。

驚異的な感染力と恐ろしい後遺症をもたらすCOVID-19を、やっつけられる何らかの手立ては見つかるか。
それらの実現にはこの先何年かかるのか。

義母が5歳だった頃、急にプールに行けなくなった。
その時に母親が、ポリオの名前を口にしたことを覚えていると言った。
義父は何も覚えていなかった。
1940年生まれの両親は、わたしより17歳年上(夫は8歳年下なので義父母とは微妙な年の差になる)で、5歳だったということは西暦1945年になる。
そんな話を聞いてるうちに、では一体いつ頃にポリオは流行ったのか、そしてワクチンがどのように見つけられたのか、正確な時期を知りたくなった。

アメリカ初のポリオ流行はなんと1843年。
それから毎年続いていき、1952年にピーク達した。
その年の感染者数は5万7628人、麻痺発生者は2万1269人、死亡者は3175人だった。
そのピークよりかなり前の1935年からワクチン開発が始まっている。
経口ポリオワクチンが認可されたは1962年、実に27年の歳月が過ぎている。

ワクチンとはそういうものだ。
政治的、経済的目的で、焦って開発したり治験したりするものでは絶対に無い。
もちろん科学は年々発展しているので、今から60年も前に比べたら、格段に早い開発は可能だと思うけど…。
両親も我々も、今年中とか来年とかに接種するよう言われても、絶対に受けないと決めている。
それよりも自己免疫力を高め、用心に用心を重ねながら暮らしていこうと思っている。


全く関係が無いのだけど、夫が今朝、うちの庭の一角でこんな生き物を見つけた。

夫はコヨーテかもと言い、息子は犬だと言い、近所のある人はアレルギーですっかり毛を失ったキツネだと言う。
小さなネズミを獲って食べていたのを追い払い、その残骸にお酢をかけておいたらしい。
内弁慶の海はすぐさま家の中に入ってきたけど、それとは逆に外弁慶の空はまだ外にいて、きっと獲物の残りにありつくだろうからと思ったらしい。
野生の小国…。

などと書いていたら、今、窓の向こうで、今までに聞いたことが無い動物の悲鳴が上がった。
誰かが誰かに襲われている。
スカンクだとすぐにガスの臭いがしてくるはずだから、今回はスカンクでは無いことは確かなのだけど…少なくともスカンク並みの大きさの生き物だ。
ピアノの上でぐっすり眠っていた空と海が、何事かと首をもたげ、外の様子をうかがっている。
やっぱりすっかりハゲてしまったコヨーテ、それともキツネだったのだろうか…。
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