高倉 真弓の気まぐれ映画評論

今までに観たお気に入り映画をご紹介させていただきます 

愛と青春の旅だち

2009年02月28日 | 「あ」行
 
アメリカ映画             1982年製作


ある日、ザックはかねてからの夢だったパイロットになるため、
父の反対を押し切って海軍士官養成学校に入学する。
そして鬼軍曹フォーリーによる厳しい指導のもと、
他の士官候補生たちと共に過酷な訓練を受け始めた。
やがて数週間が経ち、公に骨休めすることを許可された
候補生たちは地元の盛り場へ。
そこでザックは、町工場で働く女性
ポーラと出会い恋に落ちるのだが…。(オールシネマ)

監督: テイラー・ハックフォード
出演: リチャード・ギア
   デブラ・ウィンガー
   ルイス・ゴセット・Jr





「愛と青春の旅だち」
原題と違うんだけど この題名だけで 観たくなっちゃうんだよね
まして 当時 高校生 まさに青春時代の真最中
何度も 観たなぁ

実は
リチャードギアの映画 「最後の初恋」を観て
突然 この映画を思い出し 
棚の奥から このビデオを 引っ張り出し
10年ぶりくらいで また観ちゃいました

リチャードギア 
若いなぁ・・・・・
彼を初めて知ったのは この映画からだった
それから けっこうお気に入りの俳優さん
彼の作品は よく観てるなぁ
そうそう
このブログにも載せた 「忠犬八チ公物語」
リチャードギア主演で リメイクされますよ
楽しみです


さて 本題なんだけど

海軍士官学校で厳しい訓練を受けながら
友情 信頼 愛を育み 人への思いやりに目覚めていく・・・

熱い男なんだよね

障害競走のコースレコードを
塗り替えるチャンスも捨てて友を助けたり
妊娠騒動で悩む友人を本気で怒鳴るシーン
そして 友の死

軍隊での訓練風景や鬼教官との心の交流

訓練中は しごきまくってた鬼教官だけど
卒業と同時に訓練生と教官は 上下関係が逆転するんだよね
この場面 すごい感動的だった
男って いいなぁ・・・・・・

制服姿で 工場にやってきて 彼女を抱きかかえるシーン
かっこよかったなぁ
憧れちゃった

音楽が またすごくいい

また 涙流して 感動しちゃったよ
私も まだ若いのね~~~~(笑)


 





愛の流刑地

2009年02月26日 | 「あ」行

日本映画           2006年製作


監督: 鶴橋康夫
出演: 豊川悦司
   寺島しのぶ
   長谷川京子
   仲村トオル
   佐藤浩市
   陣内孝則
    富司純子

ある日、情事の果てに相手の女性を絞殺したとして
一人の男が逮捕される。
男は元ベストセラー作家の村尾菊治。
被害者は夫も子どももいる女性、入江冬香。
菊治は、冬香が殺してほしいと望んだからだと主張する。
一方、事件を担当する女性検事・織部美雪は
調べを進めるうち、冬香の気持ちに
共感を抱き始めている自分に困惑していく…。
(オールシネマ)




「死にたくなるほど 人を愛したことが ありますか」
究極の純愛映画?????


う~~~~~~~~ん
わからなかった・・・・・・・・


冬香と同じ年代で 同じ3人の子供を持つ妻として いや 女として
なんとか 冬香に入り込もうとしたけど
冬香の行動が 理解できなかった
大ファンの作家だったとはいえ
2度目にあったときには すでに 関係を持つ
3人の子供を残してまで 死にたい
しかも 殺してほしい・・・・・
そして 男は 殺してしまう
何故 そこまで 思いつめたのか
何故 殺してほしいのか
そこまで至るまでには 相当な心の葛藤があったはず
そんな描写が なかった

SEXのピークに達したところで 首を絞めて 
「殺してください」
相手を 罪人にしてまで・・・・・
なぁんか 身勝手だねぇ

「私は 選ばれた殺人者」
なんて 訳のわからん解釈で 納得しちゃう男

わからんなぁ・・・・・

だいたい キャッチコピーの
「死にたくなるような愛」って 一体なんだろう
私には わからないな
愛する人がいたら 死にたくないもん
幸せを 維持するために 努力したいじゃん(笑)

妻であり 母でありながら
ここまで 追い詰めてしまった自分と相手を
恨んでの 「愛」
それが
「死にたくなるような愛」って ことなのか・・・・

SEXシーンが やたら出てくるけど
そんなに 必要だったのか?


長谷川 京子さん 陣内さんて
こんなに 演技下手だったっけ?
裁判シーンなんて 完全に 緊迫感飛んじゃってた
特に 検事役の長谷川京子さん
あらすじに
「冬香に 共感・・・・」とあるけど
まったく そんな感情は 表現できていなかった
検事役 弁護士役に 
もうちょっと重みのある演技ができる役者さん使えば
ちょっとは 観れたかもね

一緒に観ていた主人は 途中で寝てしまってた(笑)
まぁ
私の理解力不足と恋愛経験不足ということで・・・

平井堅さんの主題歌は よかったですよ









ハンコック

2009年02月23日 | 「は」行

アメリカ           2008ん3ん製作

監督: ピーター・バーグ
出演: ウィル・スミス
シャーリーズ・セロン
ジェイソン・ベイトマン

酒浸りの自堕落な男ハンコックは、
実は不死身で空も飛べ、
しかも驚異的なスーパー・パワーの持ち主。
その類い希な能力を使い、
事件が起きればすぐさま現場に駆けつけて解決してくれるが、
事件の度に周囲へ大損害を与える乱暴なやり方と
何一つ反省しないぶっきらぼうな態度が災いし、
人々から非難されてばかり。
そんなある日、踏切内で身動きがとれなくなり
列車に轢かれそうになった1台の車をいつもの強引さで救う。
その車を運転していたPR会社勤務のレイにとって
命の恩人となったハンコックはやがて、
彼から正義のヒーローとしての
イメージ・アップ計画を持ちかけられるのだが…。(オールシネマ)






悪人を やっつけるのはいいが 街をぐちゃぐちゃにしたり 
酒を飲んだくれるわ 悪態つくわ 口はわるいわ
ぶっきらぼうなため人に好かれず 
クズと言われるヒーロー
めちゃくちゃしまくりのヒーローって 
設定すごくおもしろかった

自分を助けてくれたお礼に 
好かれるスパーヒーローに 変えようと広告マン
その後 
不器用な自分を変えようと努力するハンコック
ここまでは 楽しく 面白く感じたけど・・・・
まぁ
ここから 観る人の為に まだ 新作だし
詳しく書かないけど
(予告編にもなかったことだし)
え~~~
って 思うようなサプライズが あって
思わず 笑っちゃいましたよ

後半は つまんなかったなぁ
ストーリーが ややこしくなりすぎ
なんで こうなるのって 詳しい説明もなく
ふ~~ん そういうことなの? 
でもなんで?
って 感じで 冷めちゃったなぁ

前半おもしろかったし
そのまま更正して スーパーヒーローのまま
世界を救うとか もっと単純なストーリーでも
楽しめたんじゃないかしら・・・・・・

なんか
消化不良なまま終わっちゃったって 感じ

まぁ
何も考えず 観れば それなりに 楽しめるんじゃないかな






バック・トゥ・ザ・フューチャー

2009年02月16日 | 「は」行

アメリカ映画             1985年製作

製作総指揮   スティーヴン・スピルバーグ
監督      ロバート・ゼメキス
出演      マイケル・J・フォックス
       クリストファー・ロイド

友人の科学者ドクの作ったデロリアン・タイムマシンに
誤って乗り込んだ高校生マーティが
30年前の世界へ。
その世界でのドクの協力を得て
元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、
彼には少女の頃の母親に惚れられたために
変わりつつある歴史の修復作業が残っていた。
無駄が無く伏線が隅々まで生かされている
脚本とキャストの好演が光る傑作SFファンタジー・コメディ。




スピルバーグ作品の中で 「E.T」と 並び
また 娯楽作品の中でも 最高傑作だと思います

3部作で ストーリーが 繋がっています
1.2.3 どの作品も おもしろいけど
私は 1かな
ラストで 必ず 次が 気になるよね~
もし 劇場で 観てたら
もう気になって 何年間も 待てなかっただろうなぁ
DVDで 一気に観れて 
いい時代に 生まれたなぁと 感謝(笑)

内容は 説明しなくても たぶん 見てるでしょうから・・・・
「え? まだ 観てない?」
え~~ USJに 行っても つまんないよ~~(笑)
すぐに 観ましょう  
後悔は 絶対させません
3本のレンタル代 損はさせませんから~~~

子供から 大人まで みんなで 楽しめる作品です
ご家族みんなで どうぞ





ハチ公物語

2009年02月15日 | 「は」行

日本映画          1987年製作 107分

監督  神山征二郎
出演  仲代達矢
   八千草薫
   田村高廣
   長門裕之
   石野真子
   三木のり平
   柳葉敏郎

1923年11月
一頭の秋田犬が生まれた。
子犬は東京帝国大学教授の上野博士の下に送られ
「ハチ」と名付けられる。
博士はハチを我が子のように可愛がり、
ハチは出勤する博士を渋谷駅まで
送り迎えするのが日課になっていた。
そうして幸せな日々が続いていたのだが、
やがて博士が突然倒れ・・・。(オールシネマ)




犬映画で これを忘れてはいけませんね
日本一有名な犬 ハチ公
東京 渋谷駅前で 銅像にもなった犬ですね

この映画は 人間と犬の純愛映画です

何度も観てるのに
ハチが 出てきただけで もうウルウルしちゃってます

毎日 毎日
朝 駅まで 先生を お見送りして
夕方 改札口で 先生の帰りを 待つ
先生が 倒れる日の朝 ハチは 妙に 吠え
行くのを 嫌がる
予知能力なのか・・・・・・

先生の死後も 毎日 夕方改札口で 帰りを待つハチ


先生の葬儀の日
ハチが棺の前に立ち 悲しい泣き声を発するシーン

火葬場に向けて旅立つ車の後を追い続けるシーン

最後の夜
幻の中で改札から降りてくる先生を見つけて
春の陽気の中
先生と散歩したあの桜の前で感動の再会をするシーン

仲代達矢さんのほのぼのとして
ちょっととぼけた感じ
ものすごく ハチに対する愛情が 出ていました

感動を 求めたい方
ぜひ ご覧ください




      

いぬのえいが

2009年02月14日 | 「あ」行

日本映画         2004年製作   96分

監督  犬童一心
     黒田昌郎
     佐藤信介
出演   中村獅童
     伊東美咲
     天海祐希
     宮崎あおい
     佐藤隆太

「A Dog's Life:good side」
飼い犬チャイムに起こされた少年は、
一緒に仲良く楽しい散歩に出掛け…。

「うちの子No.1」
公園で鉢合わせたアイリッシュ・セターを連れたおじさんと
4匹のヨークシャー・テリアを連れたおばさんが、
ミュージカル調で自慢対決を始めてしまい…。

「CMよ、どこへ行く」
ドッグフードのCMを担当する広告プランナー・山田。
彼のもとにはクライアントをはじめ各方面から
勝手な要求が次々と持ち込まれ…。
ほか、山田と彼が少年時代に飼っていた
愛犬ポチをめぐる物語を軸に、
いぬたちの様々な魅力がいっぱいにつまった
全11エピソードがリレー形式で展開していく。




犬の映画で もひとつ 
犬好き 犬がいてる家庭の方には 絶対 必見の映画
「いぬのえいが」
そうなんです 題名が 「いぬのえいが」なんです(笑)
オムニバス形式の短編作品です
すべてが 犬が主役の 犬にまつわる作品になっています
お笑いあり アニメあり 、ミュージカルあり 号泣あり
どの作品も かわいいワンコで 癒されます
犬好きには たまりませんねぇ
犬嫌いの方 観ないでねぇ つまらんかもね

私は 犬大好きだから
もう 大笑いしちゃって 
最後は もう 涙 涙 涙の号泣でした
「ねぇ まりも」って 作品は
あきらかに 
さぁ 泣きなさいよ 泣かせてあげるわ
ちょっと ひねくれものの私は
「絶対 泣くものか」って 抵抗しちゃうんだけど
見事に やられちゃいました(笑)





虹の橋で At the Rainbow Bridge

2009年02月13日 | 「その他」行

昨日掲載した 「虹の橋」
好評だったようで その続きです





虹の橋で
  At the Rainbow Bridge



天国とこの世を結ぶ橋がある
その橋は、様々な色合いから『虹の橋』と呼ばれている。
『虹の橋』の一歩手前には草地や丘、青々とした緑あふれる谷がある。
大切なペットは、死ぬとその場所へ行く。
そこにはいつも食べ物と水があり、気候はいつも暖かい春のようだ。
歳をとって、からだが弱っていたものは、ここへ来て若さを取り戻し、
からだが不自由になっていたものは、元どおりの姿になる。
そして一日中いっしょになって遊んだりしている。


橋のそばには、様子が異なるものもいる。
疲れ果て、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかった動物たちだ。
他の動物たちが一匹また一匹と、
それぞれの特別なだれかといっしょに橋を渡っていくのを
ものほしそうに眺めている。
彼らには特別なだれかなどいない。
生きている間、そんな人間はだれひとり現れなかった。


しかし、ある日、動物たちが走ったり遊んだりしていると、
橋への道のかたわらにだれかが立っているのに気づく。
彼はそこに繰り広げられている友の再会をものほしそうに眺めている。
生ある間、彼はペットと暮らしたことがなかった。
彼は疲れ果て、飢え、苦しみ、だれにも愛されなかったのだ。


そんな彼がポツンと立っていると
愛されたことがない動物が
どうして一人ぼっちなのだろう、と近づいてくる。
すると、不思議。
愛されたことがない動物と愛されたことがない人間が
互いに近づくにつれ、奇跡が起こる。
なぜなら、彼らは一緒になるべくして生まれたからだ。
この世では決してめぐりあえなかった特別なだれかと大切なペットとして。
今、やっと『虹の橋』のたもとで彼らの魂は出会い、
痛みや悲しみは消え、友はいっしょになる。


そして、いっしょに『虹の橋』をわたり、もう二度と別れることはない。


ドッグ・スター

2009年02月12日 | 「た」行

日本映画           2002年製作

監督 瀬々敬久
出演  豊川悦司 (シロー)
    井川遥 (ハルカ)
    石橋凌 (ゴング


盲導犬は、訓練できるようになるまで
パピーウォーカーと呼ばれる
仔犬育成ボランティアの家庭に預けられる。
盲導犬シローのパピーウォーカーはハルカの家族だった。
現在12才のシローは人間でいえばすっかり老人。
主人の元ボクサー、ゴングとは息のあった名コンビだったが、
ある日、信号無視のトラックに跳ねられ、ゴングは即死、
シローだけが助かった。
やがて、落ち込むシローの前に
ゴングの幽霊が現われ1つだけシローの願いを叶えてくれるという。
人間になってパピーウォーカーの家族と
もう一度会いたいと願うシロー。
すると数分後、シローは本当に“人間”になっていた…




こういうメルヘンタッチのファンタジー映画って 大好き
盲導犬になる前に 可愛がられたのを
ずっと 忘れないんだよね 犬って
会いたい一心で 死んだ人間の体(豊川悦司)を 借りて
盲導犬シローは 人間になる
豊川悦司さん 犬になりきってましたねぇ
やたら 匂いを かぎまわる
電柱があると足を 上げちゃう
やたら 意味なく走り回る
そのくせ 手先器用なんだよね
じゃがいも 綺麗に剥いたりね
犬って 手先器用なんだ(笑)
笑っちゃいましたね

シローが犬の心の中に人としての彼女への愛情を注ぎ
それに応えるように
彼女が 人間シローに惹かれていく

「実は 俺シローなんだよ」
浜辺で ふたり(人間と犬)が 
語り合い 見詰め合うシーン
とても美しく もどかしく はかなく・・・・
よかったなぁ

ラストシーン
犬に戻ってしまったシローに 会いに行くハルカ
年老いて 寝たきりのようになってしまったシロー
最後の 最後の気力をふりしぼり 
ハルカの声のほうに 向かって ヨロヨロと立ち上がる
涙溢れました

犬好きの方 必見ですよ~





虹の橋
The Rainbow Bridge
 


天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物たちは、
死ぬと『虹の橋』へ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
たっぷりの食べ物と水、そして日の光に恵まれ、
彼らは暖かく快適に過ごしているのです。


病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさを感じているのです。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに小刻みに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する動物を優しく愛撫します。

そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日たりとも消えたことのなかったその瞳を。

 それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです。








フラガール

2009年02月11日 | 「は」行

日本映画           2006年製作 120分

監督: 李相日
出演: 松雪泰子
    蒼井優
    豊川悦司
    山崎静代
    岸部一徳
    富司純子
 
時代の波で閉鎖に追い込まれた、
とある炭坑の村では、危機的な状況の中、
炭坑で働く人々はツルハシを捨て、
北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。
村の少女たちは腰みのをつけ、
肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを
踊りはじめるのだが……。(シネマトゥデイ)


   


最初 レンタル屋さんで見つけたとき
つまんないだろうなぁ と思いつつ 
出演者(豊川悦司・ 岸部一徳・富司純子 )の名前を見つけ
つい借りてしまった作品
はっきり言って 寝ちゃうかもって なめてました
ところが グイグイと引き込まれちゃいました

笑いあり 涙ありの娯楽的映画のお約束シーンが
てんこ盛りに 詰め込まれていますが
拒否反応なく 引き込まれてしまいました

松雪泰子扮するダンスの先生のキャラが 凄くいいです
男風呂に 殴りこみ 素っ裸の男に 殴りかかるシーン
最高です
感情表現がストレートで爆発的に感情を表に出すキャラ
いいですね~~

岸部一徳が 方言丸出しで 興奮して 怒鳴るところ
お見事でした

豊川悦司さん 炭鉱の気の荒い男ながら
実は すごく心の優しい男 存在感がありました

泣けるシーンは かなりベタベタなんですが
見事に のせられちゃいましたね

一緒に ダンスを 始めた親友と別れるシーン

静ちゃんの父親が 炭鉱で亡くなったと知らせがあったにも
かかわらず
「躍らせてくんちぇ~」と 涙で懇願するシーン

母親役の富司純子さんと兄役の豊川悦司さんが
住民に頭を下げ お願いするシーン

生徒達が電車で町を離れようとする先生を迎えにいき
踊りで「愛してる」と伝えるシーン

そして
ラストシーン
蒼井優さんの見事なフラダンス 圧巻でした


これだけ踊れるようになるには 相当な練習量だったでしょうね
踊られた女優さんたちに 拍手 拍手ですね

松雪泰子さん 蒼井優さん
さて 主演女優は どちらなんだろう・・・・・・・

余談ですが まもなく公開される
松雪泰子さん主演の 
「余命」
がんの治療と出産のはざまで葛藤するヒューマンドラマ
観たいと思っています







ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2009年02月08日 | 「は」行

アメリカ映画         2009年2月公開中  167分

監督: デヴィッド・フィンチャー
出演: ブラッド・ピット     
   ケイト・ブランシェット   

1918年、ニューオーリンズ。
ある一組のカップルの間に男の子が産まれる。
しかし、
その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。
ショックを受けた男は困り果てた末、
赤ん坊を老人養護施設に置き去りにしてしまう。
そして、
施設を営む黒人女性クイニーに
拾われた赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、
献身的に育てられるのだった。
成長するにつれ髪が増え、皺が減り、
車椅子から立って歩けるようになるなど、
普通の人間とは逆に若返っていくベンジャミン。
やがて少年期を迎えた彼はある日、
施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。
それは、
これから様々な経験を積み壮大な人生を歩んでいく
ベンジャミンにとって、
今後かけがえのない存在となる女性との運命の出逢いだった…。
(オールシネマ)




公開2日目 今日観て来ました
日曜日の昼からにもかかわらず
半分以上の席が 空いていました
人気ないのか 田舎だからなのか・・・・

ブラビが 80歳で生まれて だんだん若返っていく
予告編も見ず これだけの予備知識だけでした


「どうして老人の体で生まれたか?」
「どのようにして そんな大きな体が 母体からでてきたのか?」
「なぜ若返っていくのか?」
そんな疑問を 抱いていました
そして
そのようなことを題材に
謎を突き止めていくサスペンスのようなものだと
勝手に 思っていました

まったく 勝手な思い込みでした(笑)

私の疑問を 答えてくれる所は どこにもなかった
ただ  
数奇なベンジャミン・バトンの人生を
ドラマチックに描いたものでした

まだ 公開中の作品ですから 
これから 観る人のために 詳しくは 控えますけど
さほど 感動もなく 淡々と話が 流れ
3時間近い長い作品ですが
中だるみすることなく
集中して見ることができました

一言だけ 感想を
好きな人と一緒に 同じ人生を 生きていくことができる
「普通の人生」で 良かったって 感じる映画でした


 





シャイン

2009年02月03日 | 「さ」行

オーストラリア映画        1997年製作 107分

監督: スコット・ヒックス
出演: ジェフリー・ラッシュ
   ノア・テイラー
   アレックス・ラファロウィッツ
   アーミン・ミューラー=スタール



デヴィッドは、音楽家になれなかった父親ピーターから
英才教育を受けて育った。
父親の反対を押切って、
ロンドンに留学したデヴィッド。
だが緊張と父親との対立から、
彼は精神を病んでしまう……。
実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの
半生を描いた感動作(オールシネマ)





天才ピアニストといわれる過程と
なぜ
精神が壊れるまでになったのかという過程
心の葛藤を 
もう少し描写してほしかった


デビットはどうして精神的に壊れてしまったのだろう?
天才だけに過度の練習には耐えられなかったのか
それとも父親に対して何か背負ってしまったのか?
極限状態までに 自分を 追い詰め 
見事にまでに 成し遂げた後
張り詰めた心が はじけちゃったのね


この曲の練習の時
教師から
「1本の指で 10本の指を使え」
「暗譜してるだろうな よし すぐ忘れろ」
意味わからない・・・・・・


音楽的才能などなく 音楽無知な私が
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」って 
曲なんて 知らないし(聴いたことは あったな) 
ピアノで 弾く自体どんなに むずかしいのか
まったく わからない
また 上手なのか いまいちなのかもわからない

でも
タバコを 咥えながら 演奏している 
デイヴィッドは まぎれもなく 輝いていた
楽しそうに 幸せそうに 感じた

精神病院での理解ある人との出会い
周りの人の温かい目 励まし
人生って 人の助けがないと 生きられないのですね

「何があっても途中で捨てないで生きていく
 それが人生だろう」


ラストシーン
自然と涙が 溢れていました

素晴らしい映画でした







ガープの世界

2009年02月01日 | 「か」行

アメリカ映画          1983年製作 137分

監督: ジョージ・ロイ・ヒル
出演: ロビン・ウィリアムズ
   メアリー・ベス・ハート
   グレン・クローズ


子供だけが欲しいという思いから
傷病兵と一方的にセックスする看護婦。
やがて生まれた子供はガープと名づけられた。
これは、少年から青年、青年から大人へと
成長していくガープと、
彼を見守りつつ逞しく生きる母を中心に、
奇妙な人々が織り成す人間模様を描いた異常なホームドラマ。
ガープは作家となり、
母もまた自伝的小説を著しウーマンリヴの象徴的存在になるが、
その事に端を発した騒動によって物語はあっけなく終息していく





なんの知識を持たず 友人から 薦められて 観た
冒頭 かわいい赤ちゃんが ジョンレノンの音楽で
空中に 舞い上がるシーンで 始まった
コミカルな映画かなと思った

話は 進み 看護士の女性が 赤ん坊を 産む
両親に 父親のことを説明する

脳を やられた兵士は 
男性性器が 勃起したまま 意識が無い状態
その看護士は その兵士にまたがり
 兵士に射精させ 妊娠する
つまり 意識の無い兵士を 一方的に 
レイプしたことになるのかな
それを 聞いた母親は 卒倒してしまう
まぁ 当然やろうねぇ

後に 学校の看護士になって 校長にも 話し
「男は いらないけど 女だけでは 子供できないでしょ」
と のうのうと話してしまう

これって
ちょっと 病的な女のお話?

生まれた子供は ガープと名づけられ
カープが 成長していく中 
さまざまな問題を 取り上げた作品だった


カーブの妻が 浮気をして
それを 知り 妻に 電話で 
「すぐ やめろ」と言う
妻は 「わかりました」と 浮気男に電話する
浮気男は やってきて
車で 話そうと 車に 連れ込む
男は なんと 最後の要求に
「俺のOOOを 咥えてくれ」
妻は 要求を 受け入れた行為の最中
ガープが 帰ってきて
後ろ座席に 二人の子供をのせたまま
ふたりの車に激突
結果 ガープ 妻は 大怪我をし
子供一人が 死亡 ひとりが 失明
男は OOOを くいちぎられる

こんな悲惨な結果を 招きながら
簡単に 許しあい まだ 子供を 作る

ようわからん

出てくる人物も 変わった人物ばかり
フットボールの英雄が おかまちゃんになったり
ある少女のレイプ抗議のために
自ら舌を切る集団

母親は 自伝を小説にし ウーマンリブの旗手みたいになり
狙撃されて死ぬ

観るひとのために ラストは 伏せますが
観終わった後 ようわからん映画だなぁと思った
バァ~~と 見せて 後は 勝手に解釈してって感じ


奇妙な出生(レイプのようなSEX)に始まり
カープの成長過程での性
アブノーマルな性
おかまちゃん 売春婦 不倫 
レイプで 傷ついた異常な集団

生と死、男と女、親と子、愛と憎悪 歓びと悲しみ

そんなことを 描いた作品なのかなぁ

う~~~ん
理解力がないのか ようわからん映画でした