ごろっと、えほんをひろげよう

子供と一緒に絵本、本を読んで早や10年。今は学校図書館司書をしています。読んできた本読みたい本を綴りたいと思ってます。

獣の奏者 外伝 刹那

2010-10-20 20:28:53 | 児童書
 このところ、忙しい日々が続き
しかも書きたいことも沢山貯まってます。

 今日、久々に割と用事のない休日を過ごせたので
昨日の夜から、借りてきた『獣の奏者 外伝 刹那』を
読み始め、一気に読了となりました。

 まずは、そのことを書きたいなあと思わずにはいられません。

 あとがきに、人生を折り返した人にといった
上橋さんの文章があり、それはまさに私へのメッセージでした。

 エリンやエサルの愛する者への思いと、自分の置かれた状況の
歯がゆさや苦しさをじっくりと描写していました。

 どんな状況でも生きていきたい、生を貫きたいとする
エリンに、私のこの頃のガタがきた体に目を覚めさせた気がしました。

 この本は、児童文学ではなく、かつて私が若い頃に読んだ
森瑶子や林真理子といった(もちろん全然ジャンルは違うけど)
女性を生き抜く小説を、彷彿とさせてくれました。

 今日、この一冊、前を向く一冊になったと思います。







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