たつのこたろう

　松谷みよ子さんの訃報に、また大切な事を語れる人が
逝ってしまったと残念な気持ちになりました。

　そのニュースから数日後、今学期最後の朝の読み聞かせで
3年生のクラスに入りました。
選んだのは紙芝居の「たつのこたろう」です。
始めに本の「龍の子太郎」と松谷さんの事を紹介して
紙芝居を読みました。この紙芝居は前編後編に分かれていて
両方読むと15分位掛かってしまい、10分の読み聞かせ時間を
過ぎてしまいます。
前編を読んだあと、「続きが聞きたい」と声が上がったので
後編も読み始めるとチャイムの音が…。けれど先生が
「いいですよ」とおっしゃって下さり、そのまま読み終えることが
出来ました。最後は少し駆け足でしたが、子ども達はとても
集中して聞くことが出来ました。

図書室ではコーナーを設けて、松谷さんの本を紹介しています。
今日、そのクラスが図書でやってきて本を見てくれていました。
児童文学の屋台骨をつくってきた松谷さんのご冥福をお祈りします。