いつまでもここでキミを待つ

　図書購入の際に、６年担任の先生から「高学年の読み物を入れてください」
と依頼があって、本当はもっと吟味したかったのですが
とりあえずポプラ社のｔｅｅｎ’ｓ　ｂｅｓｔ　ｓｅｌｅｃｔｉｏｎｓ９巻を
入れてみました。対象年齢は中学生ですが、少しお姉さん気分で読んでもらえたら
良いかなと思いました。

　夏休みを前に貸し出しを始めて、何冊か残ったので私が借りて読んでみました。

「いつまでもここでキミを待つ」もその一冊です。
中三の奏は、電車を待つホームに寝台特急がきたのを見て、日常からの逃避と
飛び乗ってしまいます。その列車に同世代の男の子が乗車し、共に旅することに…。
いろいろな想いが交錯する中、待っていたのは…。

　宮島、尾道、鞆の浦と瀬戸内海を舞台に話は進んで行きました。
この世代の女の子のイライラや、不良っぽい男の子とか
何となく、子どもたちにとって理解できる内容なのかと思います。
だた、物語の進行は少しまどろっこしい気がしました。
最後はよい終わり方だったので、そこまでがんばって読んでねって感じです。

　私としては、今話題の本を入れて読んで欲しい気がしていますが
まずはこうした本を入れて置くのが無難と選んでしまいました。が
これでいいのかなあと後悔も少しあります。
ほかの９冊もしっかり読んで評価したいところです。