先日のレッスン、今月2度も足を運んでくださったU-chan&kado-san。
一度目は10月来られなかったので林檎のタルト、
今回はグリオットのガトーバスクでした。
どちらもとっても綺麗に仕上がり、いつでもお店に並べそうなくらい
さてこのガトーバスクの小話を…
表面の模様は一般的に格子模様や円状のものなどいろいろありますが、
ローブリュー(バスクの十字架)と呼ばれる飾りをつけて焼いたものが
正式なガトーバスクといわれています。
レッスンではご自由にと言いながらもフォークで皆さまにローブリューを描いてもらっています
本場ではパートシュクレなどの別生地でローブリューを
形どり載せて焼成するものもあったりとバラエティー豊か。
でもそれだけこのお菓子は地方色強く相当なこだわりを感じます。
その十字架の意味は太陽・地・水・火を表すとか、
「4つの頭」ということでサン・セバスティアン、ビルバオ、ビトリア、
と現在ナバラ地方の中心であるパンプロナを象徴しているとも言われています。
この十字架、ひじょうに古くから伝統的にバスク地方では使われていたそうで、
今でも街のあちこちで見かけるほど市民に愛されているもの。
私は、バスク地方はスペイン側サン・セバスティアン、ビルバオしか
訪れていないのですが、そのあちらこちらのお土産物屋さんでは
まさにこの十字架モチーフのお土産物ばかり!!
なぜかその時なんにも買わずに帰ってきてしまいましたが、
今となってはキーホルダーの一つでも買っておけばよかった~と後悔
旅の思い出は写真で十分~なんて思っていましたが、
そう何度も行ける場所ではない貴重な体験だったと今わかるものなのですよね…。
このローブリュー、赤や緑といろいろありそれぞれ意味もあるようで、
なかなか奥の深いバスクの紋章でございます。
ガトーバスク。
そんなバスク人の熱いこだわりを感じながらぜひ召しがっていただきたい一品です
にほんブログ村