@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

おまけパティスリーめぐり@京都

2008-03-19 17:26:01 | お菓子&パン
たった半日の京都滞在で、メインはお東さんお参りだったので、
「パティスリーめぐり」とはいえないのですが。。。
…それでも雨の中、荷物抱え、母を連れまわし、2軒だけ
(実は全部でパン屋も合わせて5軒ピックアップしてたの…)



まずは一昨年秋にオープンした小林かなえさんのお店「PATISSERIE KANAE
春色マカロンのピエスモンテが可愛い~



かなえさんといえばマカロン…お店の顔ですね!ずらーりと並びます。
かなえさんのオススメは「苺みるく」
いろいろ買って翌日イトコたちとお味見会しました



この後、どんどん雨が本ぶり
一番行きたかった京都NO.1パティスリー「Patisserie au Grenier d'Or」
京の台所、錦市場をくぐってたどり着いたお店、
エントランスは細長くまるでパリの小道のようです。

さすが大人気のお店、店内はこじんまりとしていますが、
イートインを待つお客様でいっぱい!
ショーケースには宝石のような美しいお菓子が所狭し並び、
私に「食べて~~~」と語りかけてきましたが、
土砂降りの雨、この後の予定などなどで断腸の思いで生菓子には手が出せず
焼き菓子を少しテイクアウト。
あぁぁ~、京都まで来て西原シェフのお菓子が食べられないなんて
最後まで名残惜しく退散しましたが、
またいつでも来るわ!!と、次回は何種類でも食べ尽すと誓う私でした。



そして、時間ぎりぎりようやくメインイベントな(ハズの)お東さん到着。
どうやら親鸞さん、改装工事中のようです。
お堂に行きつくまで、革底ブーツがぐしゃぐしゃになりましたが、
なんとかお参り終了~

このあと、また急いで京都駅に戻り、近鉄線に乗って奈良へGO
…え?いえいえお菓子屋めぐりじゃありませんよ~

私の大切な、生まれて一番最初の親友、幼馴染Kちゃんに会うため
なんと最後に会ったのが大学一年のときだったので、
な・な・なんと12年ぶりの再会でした。

3歳になるご子息も初お目見え、
Kちゃんもすっかりママになって、いろんな意味で感慨深い再会でした。
話したいことや聞きたいことが山ほどあるのだけど、
時間って酷なもので限りが…2時間後には再び電車に乗って大阪へ。

大阪は堂島ANAホテルに一泊し、翌日は11時からイトコ宅で法要を無事終え、
イトコの可愛い赤ちゃんたちと触れ合い、名残惜しく夕方には
22時には東京駅到着。

う~ん、たった2日なのにまるで1週間くらいの濃い内容
もうちょっと近ければ、しょっちゅう行けるのにね。
東京も関西も大好きな私にはこの二つが至近距離の生活だったら!と、
あり得ない妄想に毎度悩まされます…。

忘れかけていた関西の土地カンも、なんとなく思い出したので、
また忘れないうちに近々行かなくては!
…もう~、行きたいところがいっぱいで大変っ

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露庵 菊乃井@京都

2008-03-19 16:29:34 | そとごはん
先週、法事があり母と二人で大阪に行きました。
久々の新幹線、朝早めの電車に乗り、まず下車したのは「京都」

京都駅のまん前にあるお東さん(東本願寺)に、
母方の祖父母が納骨してあるのですが、これまた本当に久しぶりにお参り。
母たっての希望で今回は必ず京都に立ち寄りましょう、とのことですが、
大忙しのお参り&法要メインスケジュールとはいえ、
しっかり食事処を押さえるのは、ハイこの食いしん坊な私のお役目であります

前夜、直前の電話にも関わらず運よくお席が取れたのはコチラ



「むらむら」で有名ですね、村田吉弘氏のお店です。
本店は東山、高台寺近くに料亭としてありますが、
こちらはもっと入りやすい2nd店で、木屋町にある「露庵 菊乃井

2階にお座敷もありますが、1階には旅行者にもありがたいカウンターや、
小上がり席がいくつかあるので、少人数であれば急な予約でも運が良ければ伺えるはず。

この日は12時からの回からお食事スタート。
気がつけば、1階の席はすべて埋まっておりました、さすが。

お昼の懐石は3コースあり、
4200円の方はランチ用のミニ懐石で、
ほとんどのお客様がこちらを楽しんでらっしゃいました。
近くに住んでいれば十分これで堪能できますが、
せっかく遥々やって来たので(?…すごい理由づけですが)
私たちは2番目の7350円のコースを。
こちらはミニ懐石と品数は変わりませんが、
夜の懐石を抜粋して出してくれるというもの。

ではでは、久しぶりの京の味に舌鼓を打とうではありませんか

綺麗にお手入れされた桐のカウンター、
目の前で職人技の素晴らしい手仕事がのぞけます。

まずは3月だから…と、食前酒にすっきりとした白酒が振舞われスタート。



先附:「かくれ梅」
塩抜きした梅にお出汁を含ませ、上に白子のあん、つくしの唐揚が乗っています。



八寸:「貝合わせ」
蛸と菜の花の辛子和え・白魚柚子和え・薇と筍と烏賊の木の芽和え



向附:「お造り」
鯛・紋甲烏賊・水前寺海苔



向附:「お造り」
こしび・黄身あん添え
こしびとはまぐろの稚魚、これがあさっりもっちりとして、
辛子のせのこしびにたっぷり卵の黄身あんをつけていただくと飛び上るほど美味でした。



椀:菜の花とおからのお椀、雲丹あんかけ
このおからがとにかく手の込んだ作り方で、一度水の中で細かく濃し、
さらした後浮いたものだけ集めて絞り、焚いていくのだとか…
う~ん、ご主人に話を伺ったもの一般人にはさっぱり???
しかしお味はすごいです
おからとは到底想像もつかないほどきめ細やかで口の中で溶けるほど。
中にはユリ根やきくらげも忍ばせてあり、一口、また一口と感動のあるお椀でした。
雲丹のあんかけは、それほど雲丹の味は出過ぎずお出汁のしっかり効いた
美味しい旨み…いつまでも口に含んでいたいほど



強肴:新海苔と豆腐のお鍋
中に蛤、浅蜊、菊菜、貝柱が入っていて、アツアツ。
しーっかりと魚介の味が出て、これまたいつまでも飲んでいたいくらい美味!
魚介の旨みと自然な塩味を純粋に楽しむ、関西でしか味わえない優しい味覚。

ここまですべての味付け、塩加減がまさにDNAにぴったりくる感じで、
母とふたり、仕切りに「やっぱ関西はいいわぁ~」と、ため息。

お次は「食事」で締めくくりですが…



どど~ん「蟹の炊き込みご飯」ご登場



私たちのペースに合わせて、抜群のタイミングで炊き上がり。
ほうれん草のすり流し・生麩(浮き)と、
香の物と一緒にどんどんお箸が進みます。

こんな風にお茶碗にかる~く一杯よそってあるだけなので、
すぐに食べ終わっちゃって、箸を置こうとする前に
「おかわりよそいましょう!」と。。。

そんなやり取り3回
もうこれ以上入らないよ~~~と、
さすがの私もお手上げさせていただきましたら、
「では残りはおにぎりにしてお持ち帰りくださいね

う~~~ん、素晴らしいホスピタリティー
amonミシュランでは、もうすでにこんな素敵なお店は三ツ星です



最後に水菓子:蓬豆腐と小豆、はったい粉のアイスクリーム

最後まで期待を裏切らない最高のお食事でした。
こうして写真で見ると、あっけない感じでその感動が伝わりにくいなぁーと、
自分でも思うのですが、この瞬間は本当に至福のとき。。。
久しぶりに心ゆくまで、食というエンターテイメントを楽しむことができ、
我が家の超辛口ご意見番も大・大・大満足でご満悦

ちなみに菊乃井さん、東京は赤坂にございます…が、夜のみ
まずは昼懐石から楽しむのが手軽でいいのですけど…
本店もお昼からあるんだし、赤坂も昼営業してくれたらいのに

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