あっという間に9月も半ば。
ちょっとづつ秋の気配を感じるようになってきました。
そろそろ林檎もお目見え…やっぱり秋のお菓子は林檎か栗か…ですよね
来月のレッスンは旬の林檎を焼き込んだ「タルトノルマンディー」
フランス北西部ノルマンディー地方ではどの家庭でも作るといわれる
素朴なママンの定番お菓子。
このレシピではノルマンディー地方特産の林檎から作られた
ブランデー「カルヴァドス」をたっぷり使います。
このお菓子を作ると、初めてフランスを旅した22歳、
訪れたオンフルールの港町で立ち寄った「カルヴァドス」専門店での思い出が蘇ります。
小さなお店にはたくさんのカルヴァドスが並び、
お店のムッシューが勧めるままに年代物をさんざん試飲した後、
「私、お菓子用にひとつ欲しいの」と申し出たら、ムッシューは肩をすくめて…
「お菓子になんてどれももったいない!このお土産用のミニボトルで十分だよ!」
と笑い飛ばされてしまった。
「でもねおじさん。やっぱりこの香りはこのお菓子に欠かせない」
今日もカルヴァドスの栓を開けながら、そう呟いてしまうのでした。
タルトが焼き上がるたまらなく甘美なこの香り。
素朴だけど、幸せを運んでくれる温かいお菓子です
ちょっとおめかしラッピングして、
秋の行楽お供に…、ご友人宅への手土産に…。
お教室の案内はこちら「Salon @mon paris」